上田市の独鈷（とっこ）山麓にある独鈷山麓ひまわり畑では、毎年9月に見ごろを迎えます。

今年は開花が遅れているとのことだったので、９月下旬に様子を見に行ってきました。独鈷山の麓で咲き誇るひまわり、まだ見られます。今がチャンスです！

・のびのびと育った独鈷山麓のひまわり

青空と独鈷山を背景に、南を向いて一斉に咲くひまわりと、風に揺れるコスモス。

のびのびと育ったひまわりたちは、一輪だけ大きな花を咲かせるものや、四方に顔を向けて咲くものなど、とっても個性豊か。

・我山さんと偶然の出会い

写真を撮っていると、一台の軽トラックがやってきました。

この畑を管理している我山克巳（がざんかつみ）さんです。

にこやかな笑顔で『せっかく来てくれたから、ゆっくり見ていって』と畑を案内してくれました。

・我山さんに聞くひまわり畑の物語

20数年前、我山さんのお父様が『春にはサクラがあるので、秋はひまわりを楽しんでもらおう』と始めたひまわり畑。お父様の遺志を継ぎ、現在は我山さんがひまわりの世話を行っています。

「自分が継ぐとは思っていなかった」と、畑に立っていたお父様の姿を思い出しながら試行錯誤を繰り返しているそうです。

・今年のひまわりの様子

今年は豪雨で種が流されるなどの困難がありましたが、それでもひまわりは元気に咲いています。秋の終わりを感じる時期に咲くひまわりは、この地ならではの風景です。

花が終わったら選りすぐりの株から種を採取し、翌年に蒔くそうです。来年も楽しみですね。

ーーいかがでしたか

秋に見ごろを迎える独鈷山麓ひまわり畑。

それは「花を楽しんでほしい」という二世代の想いが詰まった景色でした。

お仕事帰り、元気をもらいに寄り道してみてはいかがでしょうか。

取材協力：我山克巳様

偶然の出会いにも関わらず畑を案内していただきありがとうございました。また、畑でとれた枝豆をたくさんいただきました。