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【交野市】和太鼓の響きが持つ不思議な力を共有したい──24日の和太鼓フェスタ「冬祭」主催者語る

具志堅浩二フリーライター(四條畷市・交野市)
前回の「冬祭」の模様(提供:佐伯篤宣さん)

 市内の小学生やプロの奏者らが腕を振るう第11回星の里いわふね和太鼓フェスタ「冬祭」が2月24日(土)、星の里いわふねで開催されます。開催の経緯や思いについて、主催者である冬祭実行委員会の佐伯篤宣委員長にメールインタビューを行いました。

前回の「冬祭」の模様(提供:佐伯篤宣さん)
前回の「冬祭」の模様(提供:佐伯篤宣さん)


 佐伯さんは、昨年12月に配信した日韓で活動するアーティストが共演する「日韓国際交流事業over the line×収穫祭project『日韓芸能交流公演』」の記事でも紹介した通り、交野を拠点に活動する和太鼓奏者です。

前回の「冬祭」での集合写真(提供:佐伯篤宣さん)
前回の「冬祭」での集合写真(提供:佐伯篤宣さん)


 「冬祭」は今回で11回目。佐伯さんは「地元である交野市にて和太鼓フェスタを開催したいと思い、当時の星の里いわふねの指定管理業者であった毎日美装の吉田さんと中西さんに相談したのがキッカケ」と開催の経緯を説明します。

前回の「冬祭」会場付近の様子(提供:佐伯篤宣さん)
前回の「冬祭」会場付近の様子(提供:佐伯篤宣さん)


 同フェスタを開く目的については「和太鼓の『ドンッ!』と言う響きがもつ不思議な力を、市民の皆さまや市内で活動する和太鼓チームの皆さま、学校で和太鼓に取り組む子どもたちとともに共有したい、日本の伝統芸能である和太鼓の素晴らしさを1人でも多くの人に知ってもらいたい、と思ったのがスタート時の思いです」としています。

前回の「冬祭」時の光景。会場外に立ちならぶのぼり(提供:佐伯篤宣さん)
前回の「冬祭」時の光景。会場外に立ちならぶのぼり(提供:佐伯篤宣さん)


 「冬祭」は10年を一区切りと考えて始めたとのこと。「昨年の10周年は鼓童の皆さまにも盛り上げていただき、本当にたくさんのお客さまと同じ時間を共有することができました。1年目にまいた小さな種がようやく芽を出したように感じています」と佐伯さん。「次の20周年に向けて『冬祭』がどのように変化していくのか。ともに祭りの成長を見届けていただきながら、11年目の『冬祭』を楽しんでいただければと思います」と訴えました。

今回の「冬祭」の印刷物(提供:佐伯篤宣さん)
今回の「冬祭」の印刷物(提供:佐伯篤宣さん)


 筆者は学生時代、知人が和太鼓サークルに所属していたので、時々演奏を聞きにいったことがあります。佐伯さんが語るように、「ドンッ!」という和太鼓の音が響くとあたりが和の波動で満ちていくような印象を受けたのを、昨年12月のイベントの取材のため、練習中の会場を訪れた際に思い出しました。

今回の「冬祭」の印刷物(提供:佐伯篤宣さん)
今回の「冬祭」の印刷物(提供:佐伯篤宣さん)

 当日の料金など詳細は上記の写真、および以下をご覧ください。ご興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。

星の里いわふね
星の里いわふね

【「冬祭」の詳細は以下の通り】
日時:2024年2月24日(土)
<学びの部>12:30開場/13:00開演 
<一般・ゲストの部>15:00開場/15:30開演
チケット:
<学びの部>・・・・・・入場無料
<一般・ゲストの部>・・大人¥2,000-
           小・中¥1,000-
           未就学児 入場無料(※保護者の膝の上)
出演団体:
<学びの部>藤が尾小学校4・5・6年生/私市小学校3・4年生/倉治小学校5年生/中宮まぶね保育園 とんぼ組/光の峰保育園/シークレットT
<一般・ゲストの部>
(一般)妙見星太鼓/私市っ鼓/なわて子ども太鼓/和太鼓 畷魂/星の里いわふね和太鼓道場/ででんこ交野
(ゲスト)まといの会
(特別出演)サエキ囃子(私市地区 郷土芸能)/飯田華那(津軽三味線)
(友情出演)ソーラン隊「宝」
会場:星の里いわふね (交野市私市9-4-8)
問い合わせ:072-893-3131

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フリーライター(四條畷市・交野市)

1968年大阪府生まれ。バス・タクシー業界紙、電機業界誌の記者などを経て、2015年に独立。現在は、ヤフーニュースオリジナルTHE PAGEや週刊エコノミストなどで、環境問題、食料安全保障、公共交通から街ネタを含めて幅広いジャンルの記事を取材・執筆中。Yahoo!ニュース エキスパートでは、「地域とそこに住む人が好きになる」記事を追い求めて頑張ります!

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