【富士宮市】縄文人に会えるかも!?11月26日柚野の里で『縄文まつり』&『かかし祭り』が開催!
柚野にある『大鹿窪遺跡』をご存じですか?
『大鹿窪遺跡』は富士宮市にある3つの国指定史跡のひとつです。定住生活開始時期の集落跡で当時の地形が残り、出土した土器や石器と共に当時の生活を想定させる貴重な遺跡です。
この『大鹿窪遺跡』では、毎年恒例で『縄文まつり』が開催されます。
当日は普段富士宮市埋蔵文化センターに展示されている大鹿窪遺跡出土品が、露出展示され間近で見学ができる文化プログラムや美味しい屋台が並びます。
またフェイスペイントや火おこし、石器作り、弓矢体験、鹿革クラフト体験、トレジャーハントなど縄文人になりきって楽しめる体験イベントが盛りだくさんです。地元の野菜と猪などをふんだんに使った縄文汁(1杯100円)も味わえます。
なかでも人気なのが陶芸家の今野登志夫氏による縄文土器作りです。
今年初参加の方は粘土から土器を制作します。制作した土器は来年度のイベントで野焼き(焼成)するという2年かけて製作する本格的な土器作りの体験ができます。(午前/9:30~ 午後/13:00~ 定員先着順10名)
地元柚野の子どもたちによる太鼓の演奏や、三澤寺の空手演武、星陵高校書道部、歴史文化についてのお話や、アイニケさんのアフリカンジャンベやエリーダスマンの縄文人バンド、重須孝行太鼓保存会などステージプログラムも充実しています。
豪華景品も当たるクイズラリーもあるので、楽しみながら知識も身に付く欲張りなイベント内容になっています。
楽しみながら縄文時代の体験、文化に触れることのできる『縄文まつり』。
イベントが終わった頃には君も縄文博士になっているかも?!
当日は、柚野の里『かかし祭り』も始まります。
柚野の畑にこの日のために作られた個性豊かなかかしが並びます。
好きなかかしに投票してね。
大鹿窪遺跡前には福地神社が鎮座しています。
福地神社はかつて富士山本宮浅間大社の摂社で、流鏑馬祭りには大鹿窪で精製した天葛を献上していたそうです。
砂糖が貴重とされていた時代では天葛は水飴と同じように重宝されていました。
今回おまつり前に来てみると『福地神社』の鳥居が塗り替え中でした。
そう言えば昨年来た時に鳥居は朱色だったような…と思い調べてみると、朱色は仏教で魔除けの意味があり、守る力を強めると言った意味、白は神聖の意味で、昔の鳥居は白だったと言います。
神仏習合(神様と仏様を一緒に祀る考え)の時代から仏教の考えを融合させて朱色になったのだと考えられるそうです。
そして江戸時代後期になると「神仏分離」の考えが広まり朱色から白い鳥居に戻る神社が出て来たと言います。
福地神社の鳥居が白くなった理由も、そんな理由からでしょうか。
今週末は一万三千年前の遺跡と大鹿窪の氏神さまのもとで、縄文時代を思いっきり満喫してみませんか?
縄文まつり
日時:11月26日 9:00~16:00
場所:大鹿窪遺跡(富士宮市大鹿窪1556)
*少雨決行・雨天中止(当日の開催判断は富士宮市公式HPで確認してください)
駐車場:芝川B&G海洋センター(富士宮市西山858)
無料シャトルバス:B&G⇔祭り会場を随時運行(8:30~17:00)