【富士宮市】ボランティアガイドさんと歩く世界遺産構成資産 来慣れた場所でも新発見がありました!
実家から近い山宮浅間神社。県外からの来客がある度に身近にある観光スポットとして案内しているので、かなり来慣れている場所です。
浅間大社や白糸の滝、山宮浅間大社、人穴浅間神社、村山浅間神社には週末になるとガイドボランティアさんがいるのは知っていましたが、県外から観光に来た方や初めて訪れた方のためで、地元に住んでいてなおかつ、良く訪れている私がお願いするのは分不相応だと思っていました。
訪れるのはいつも平日が多いので、案内所は開いていません(案内所は土日祝日の10:00~15:00まで)。大社案内所は10月は9:00から16:00、11月は10:00から15:00です。
今日は案内所が開いている日だったので、案内パンフレットを頂きに寄ってみると、ガイドボランティアさんの中にいつもお世話になっている方の姿が…
「何度も来ているのですが、ガイドをおねがいできますか?」と尋ねると「もちろんよ」と引き受けてくれました。
山宮浅間神社は噴火を繰り返す富士山を「富士神」として畏れ、その怒りを鎮めるために作られた神社で、鎮座は約1900年前とされています。
鳥居をくぐると昔は木々が生い茂り鬱蒼とした参道でしたが、世界遺産構成資産になった頃に灯篭が建てられ、明るく整備された道になったのだとか。
灯篭の並ぶ道を過ぎると、手水舎があり、御鎮座1900年記念と記されていました。屋根の部分は上井出にある日本建築専門学校の生徒が制作したそうです。
籠屋は4月と11月に行われる富士山本宮浅間大社から山宮浅間神社まで往復する御神幸で、神事を行う役職の方が身を整える場所だったそうです。
そして浅間神社に見られるこの社紋。
私はずっとクジャクだと思っていたのですが、富士山本宮浅間大社の宮司だった富士氏の家紋である棕櫚(シュロ)なんだそう。これは知っている方も少ないのではないでしょうか!
籠屋を抜けると、参道の真ん中には鉾立石が2つあります。この石に榊を敷いて神様が宿った鉾を立てかけたのだと言われています。
今回は足の調子が悪かったため遙拝所には行けませんでしたが、遙拝所は溶岩流の末端にあり、富士山を拝む方に祭壇があるそうです。先ほど話題に上がった棕櫚(シュロ)が、遙拝所に上がる階段の両側に植樹されていました。
また春先には参道の両側に白く小さな花のニリンソウが咲き綺麗なんだそう。
ガイドボランティアさんと一緒に歩く構成資産はガイドブックやパンフレットだけじゃ知り得ないこと、また知っている場所でも新たな発見がいくつもあり、とても新鮮でした。
富士宮市観光ガイドボランティアの会
静岡県富士宮市宮町1−1(富士山本宮浅間大社構内入口)
TEL:0544-29-7223
お問い合わせ対応時間(10:00~14:00)