転売ヤーの問題は何か? 日本人だけがアレルギーのように拒否反応を起こしてるのは本当か? #専門家のまとめ
Yahoo!ニュースが独自にコンテンツを制作する『THE PAGE』が「転売ヤーの何が悪いんですか?」という記事を公開し、2025年の年始から大炎上しました。
「転売が問題になってるのは日本だけですよ。何が悪いんですか?」と開き直りとも取れる内容にSNSでは批判が殺到していたので、転売ヤーの何が問題なのかをまとめました。
ココがポイント
エキスパートの補足・見解
転売ヤーの問題を簡単にまとめると以下のようになります。
・欲しい人が商品を入手できなくなり、ユーザーに不満が生まれる
・転売行為によってメーカーのイメージやユーザーとの信頼関係が損なわれる
・転売ヤーから高額商品を購入した結果お金がなくなり、メーカーや小売店に機会損失が生まれる
・購入できないことで新規ユーザーの獲得や市場の拡大が妨げられる
・需要の予測ができないため適切な生産計画を立てることができず、流通が崩れる
・メーカーや小売店に本来であれば不要な転売対策コストがかかるようになる
また、問題の記事ではまるで日本人だけが転売に拒否反応を起こしているというような書き方でしたが、海外でも転売は嫌われています。実際、アメリカではボットによるオンラインストアの買い占めを禁止する法案が2018年から審議され続けています。
『Yahoo!オークション』を抱えるLINEヤフー社の観測記事なのかもしれませんが、ただ商品を高額転売するだけで必要のない転売ヤーと、流通を担い、メーカーからユーザーへと安く商品を届けてくれる小売店の違いは明白です。
新年からわざわざ大炎上する記事を出すのはやめましょう。