【市川市】参道に咲き並ぶ彼岸花で本格的な秋の到来を感じる~宮久保 白幡神社~
宮久保の高台にあり、晴れた日には市川市街を一望できる白幡神社。源氏の白旗から千葉県内には「白幡神社」が多く存在します。
ここ、宮久保の白幡神社には、下総国府に向かう途で頼朝が馬を休めて衣を掛けたといわれる袖掛松之碑があります。その白旗のもとに千葉常胤、上総介広常らが集結し平家打倒へ進みます。
街道沿いにあるこちらは見落としがちな場所にありますが、凛とした空気が気持ちよく眺望もあっていい場所です。
階段を上がってから境内まで伸びる細い参道には彼岸花が咲き並びます。彼岸花はヒガンバナ科ヒガンバナ属に分類される中国が原産の多年草です。
日本では一般的に赤い色の花で知られています。別名曼殊沙華(まんじゅしゃげ)。学名はリコリス・ラジアータといいます。名の通り仏教に由来がありサンスクリット語で「天上に咲く花」だそうです。天上・彼岸(あの世)と彼岸花には毒があることから少し怖いイメージがあるかもしれません。
それでもこの時期に咲く特有の形状を持った花々は本格的な秋の訪れを告げてくれる美しい姿ではないでしょうか。
秋の到来を探しにお散歩してみては?
【白幡神社】
住所:市川市宮久保4-2-4