プロカメラマンが伝授!古いスマホでリアルタイムテザー撮影ができる天才的な仕組み
プロのカメラマンが、最新のテザー撮影技術を活用した撮影環境の構築方法を紹介する。テザー撮影とは、カメラの映像をリアルタイムで外部モニターに表示する技術だ。
従来の撮影では、モデルは撮影後にしか自身の写り具合を確認できなかった。しかし、この新しい撮影方法では、モデルがリアルタイムで自身の表情や姿勢を確認できる。
さらに、メイクアップアーティストやクライアントも、その場で撮影状況を確認できるため、撮影現場の効率が大幅に向上する。特に商品撮影やポートレート撮影での活用が期待できる。
必要な機材は、HDMI出力対応のカメラとAURGA viewerという特殊な機器が中心となる。AURGAは、カメラの映像を複数のスマートフォンで同時に確認できる画期的なデバイスだ。安定して最大3台まで出力できるため、カメラマン、モデル、モデルのマネージャーや関係者などが同時にそれぞれのデバイスで撮影状況を確認できる点が魅力だ。
使うスマートフォンは決して新しくある必要がなく、実際にここで使用しているスマホは古いiPhoneと、いつ発売されたかすら分からない数年前のAndroidスマートフォン。先日、2012年発売の初代iPad miniで試したが、驚くことに動作した。一般的にモニタリング用ディスプレイは高価だが、この仕組みであれば価格を抑えながら似た仕組みが利用できる。
このセットアップの最大の特徴は、1人での操作が可能な点だ。従来は複数人で行っていた作業を、効率的に1人でこなすことができる。また撮影監督が少し離れた位置で撮影する様子を見ながらカメラマンへ指示を出す、と言った使い方もできる。実際にこの方法で先日撮影したが、非常に撮影がスムーズだった。
初期投資は必要だが、撮影の質と効率を大きく向上させることができる。特に、プロフェッショナルな写真撮影や動画制作の現場での活用が期待される。
詳細は以下の外部サイトでもまとめている。参考にしてもらいたい。