【渋谷区】東京写真美術館の4階にある小さな図書室 見逃しがちな利用法とは
恵比寿ガーデンプレイス内にある 東京写真美術館には、4階に図書室があります。誰でも無料で利用することができます。美術館の展覧会に来た人にとって、図書室は関係ないのでは?写真について専門資料を探す場所では?と思われるかもしれません。しかし、展覧会を見に来た人にこそ、図書室に足を運ぶ意味があります。
東京写真美術館の入口通路の巨大な写真パネル
モノクロ写真が壁一面に展示されています。世界的にも有名な写真です。
ロベール・ドアノー Robert Doisneau
《パリ市庁舎前のキス》1950年
ロバート・キャパ Robert Capa
《オマハ・ビーチ、コルヴェイユ・キュル・メール付近、乗るメンディー海岸、1944年6月6日、Dディに上陸するアメリカ軍》1944年
植田正治
《妻のいる砂丘風景 (Ⅲ) 》〈砂丘より〉1950年頃
美術館入口はパネルの通路の先にあります。図書室はエレベーターで4階に上がります。
図書室の様子
図書室内は、無料で利用できます。仕切りの付いた個別のライティング席が8席、大きなテーブル8席、パソコン検索が3席あります。荷物はロッカーに入れて、筆記用具は受付に用意されている鉛筆のみ使うことができます。
(東京都写真美術館図書室公式ホームページより引用)
図書室にある展覧会関連図書コーナー
図書室所蔵「展覧会関連主要図書リスト」があります。
これは、現在開催中(~2025年1月19日まで)の「アレック・ソス 部屋についての部屋」の関連主要図書が集められたコーナーで、自由に見ることができ、写真家アレック・ソスの作品と繋がるたくさんの資料を堪能することができます。関連図書は20冊ほどありました。
図書室では、展覧会と関係した書籍で知識を広めることができるため、展覧会に行く前にも、行った後にも、さらに作品の世界を知ることができます。
東京写真美術館の図書室を利用することで、さらに展覧会を楽しむ体験になるはずです。
金曜日はオール・ウェルカム・デー
図書室にあった案内には、金曜日はオール・ウェルカム・デーとして、手話付きギャラリートーク、ベビーカーや車いすのサポート、受付に手話が出来るスタッフがいたりなど、多様なサービスで来館者を迎えています。
(あとがき)ミュージアム前の自動販売機
ミュージアム前に設置されている自動販売機。美術館の雰囲気を壊さないように周りに溶け込むデザインになっていました。
東京都写真美術館4階 図書室
場所 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
開室時間 10:00-18:00
閉架資料の請求・コピーサービス 10:00-11:30/13:00-17:30(ただし、火・水は10:00-17:30)
休室日
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)/年末年始/特別整理期間
図書室カレンダーはこちら