イスラエル兵士へハニートラップ「Facebookで美女にひっかかる」正体はハマス戦闘員
イスラエル軍の兵士がFacebookの美女たちにひっかかっていたことがわかった。イスラエル兵士数十人が、Facebookで知り合った「魅力的な若い女性ら」とチャットをしていたら、スマホをハッキングされていた。いわゆるハニートラップだ。イスラエル軍が明らかにした。
ハニートラップにひっかかったイスラエル兵士
Facebookで「魅力的な若い女性ら」と思っていたら、その正体は実はイスラム原理主義組織ハマスの戦闘員だった。Facebookで偽のプロフィールを作成して、魅力的な女性に成りすましていたのだ。それでイスラエル軍の男性兵士にメッセージを送って、チャットをしていた。
その際に、ウィルスを仕組んだアプリをダウンロードしてしまい、スマホを乗っ取られてしまった。イスラエル軍によると、今回のスマホ乗っ取りでの被害は大きくないとのことで、ひっかかったのは階級が低い兵士がほとんどだったそうだ。現在ではウィルス対応も完了したとのこと。イスラエル軍はハマスの犯行と認定した要因は明らかにしていない。
イスラエルでは徴兵制があるし、多くの人が自分の経歴や写真をFacebookで公開している。ハニートラップを仕掛ける側からすると、誰が兵士だか、すぐにわかるので攻撃も仕掛けやすい。今回ハニートラップにひっかかったのも階級が低い兵士だから、若い兵士だったのだろう。攻撃側も魅力的な女性になりすましてメッセージを送ったら、まんまとひっかかってきた。まさに敵の思う壺に簡単にはまってしまった。
SNSでは怪しい人と交流しない
特にAndroidのスマホはウィルスに弱い。Android向けにはウィルスの入ったアプリも大量に存在している。それらをダウンロードするとスマホの中の情報を盗まれたり、端末を破壊されたりすることがある。ハニートラップにひっかからなくとも、怪しいサイトから気が付かないうちに怪しいアプリをダウンロードしてしまうこともあるから注意が必要だ。
まただいぶ減少したが、FacebookなどのSNSでは今でも全く知らない人から友達申請やメッセージが来ることがある。イスラエル軍の兵士の被害とは比べものにはならないだろうが、見知らぬ人からの友達申請やメッセージは無視するのが一番だ。