トランプ官僚人事 司法長官候補が17歳少女への性的違法行為の疑惑で辞退 #専門家のまとめ
トランプ次期大統領による第二次政権の官僚人事が発表されていますが、荒れ気味となっています。
トランプ氏が司法長官への起用を発表していたマット・ゲーツ前下院議員(Matt Gaetz, 42)ですが、7年前に当時17歳だった少女への性的違法行為や薬物使用の疑惑が浮上し、騒動になっていました。
それでもゲーツ氏は疑惑を否定してきましたが、21日ついに指名を辞退すると発表しました。
ココがポイント
エキスパートの補足・見解
ゲーツ氏のSNSには「(被害者は)17歳だったんですよ…」「幼い子に触れてしまったのよ」「あなたは私がこれまで見た中で最も言い訳がましい人間」「性暴力や小児性愛に関する法律が真剣に施行(罰則が強化)されるべき」などという非難の声が多数寄せられています。
それでもゲーツ氏は疑惑を否定し、トランプ氏も指名の取り下げはないと強気の姿勢を見せていた中で、指名辞退の発表は急転直下でした。
この辞退を受け、トランプ氏は2011年から19年までフロリダ州の司法長官を務めたパム・ボンディ氏を同職に指名したことが伝えられています。(ロイター)
トランプ氏は官僚人事を慎重に選ぶべきだったでしょう。なぜなら第一次政権で閣僚の交代が相次いだため、来たる第二次政権で安定した政権をどう作っていくかが課題になっているからです。
トランプ氏による人事と言えばほかにも、政府効率化省のトップにイーロン・マスク氏を起用し、こちらも話題となっています。また報道官には史上最年少のキャロライン・レビット氏(27)が選ばれています。
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