Yahoo!ニュース

【福井市】和の空間! 福井藩主の別邸、養浩館庭園は数寄屋造りの建物と庭が調和していてとても素敵です!

ちー地域ニュースサイト号外NETライター(福井市)

福井市宝永地区に名勝「養浩館庭園(ようこうかんていえん)」はあります。

今の「養浩館庭園」は、江戸時代には「御泉水屋敷(おせんすいやしき)」と呼ばれていました。福井藩を治めていた松平家の別邸でした。「養浩館庭園」と名付けたのは、幕末の四賢侯の一人でもある第16代福井藩主松平春嶽です。「養浩館庭園」の「養浩」には孟子の言葉の「浩然(大らかな心持ち)とした気を養う」という意味があるそうです。

数寄屋造りの建物は、庭ととても調和しています。縁側のすぐそばに池があり、庭園が一望できます。心が解きほぐされ、「養浩」の名のとおり、大らかな心持ちになれるような気がします。

庭園の築山の脇からの様子です。池の水鏡に、庭の木々が映って、とても美しく感じられます。ときおり跳ねる池の鯉に、和の庭園の風情がより深くなるような気がします。

こちらはお風呂です。お風呂といっても、蒸し風呂。つまり現在でいうところのサウナです。写真右の小さな部屋がサウナになります。江戸時代の日本にサウナがあったというのも、何だか不思議な感じですね。お殿様も蒸し風呂で整って、まつりごとに精を出していたのかもしれません。ちなみにこの部屋の風通しは最高ですよ~ 建物自体は復元ですが、整ったあとのお殿様が涼んでいた様子を思い浮かべると何だか親近感が湧いてきます。

建物の内部「御月見ノ間(おつきみのま)」です。床の間、脇棚など和風建築の美しさを感じることができます。

養浩館庭園では、季節によってはライトアップなどがされたり、19時まで開園していたりするので、その時期は暮れなずむ庭園をお屋敷から眺めることもできます。時間とともに、夜を迎えていく庭園は何とも言えない風情があります。

雰囲気のある養浩館庭園で、ゆったりとした時間を過ごしてみるのもいいかもしれませんね!

【施設情報】
「養浩館庭園(ようこうかんていえん)」
住所:福井県福井市宝永3丁目11-36
営業時間:9:00~19:00 11月6日から翌年2月末日までは17時閉園(休園日:12月28日〜翌年1月4日)
電話番号:0776-20-5367

地域ニュースサイト号外NETライター(福井市)

地域ニュースサイト号外NETで福井市を担当しています。地域のグルメやイベントなどの情報を地元の方にも、福井を訪れた方にも興味を持ってもらえるようにお伝えできればと思います。芋づる式の好奇心を持つお酒(美味しいごはん)と映画とフィギュアスケートが大好きな旅する歴女です。

ちーの最近の記事