【寝屋川市】NPO法人「 寝屋川市地域防災応援団 」が寝屋川市における災害時の応援に関する協定を締結
特定非営利活動法人「寝屋川市地域防災応援団」は、2022年2月8日に、寝屋川市と「寝屋川市における災害時の応援に関する協定」を締結しました。
この協定は、災害(地震、風水害等)が発生する等の緊急事態において、寝屋川市が行う災害応急対策や災害復旧を応援することを目的としています。
協定締結式は、令和4年2月8日(火) 寝屋川市役所でおこなわれ、寝屋川市から広瀬慶輔市長と危機管理部 荻野裕嗣部長、防災課 阪本正臣課長、特定非営利活動法人 寝屋川市地域防災応援団から代表理事の兵頭眞氏、理事の青木弘児氏、嶋田健吾氏が出席しました。
広瀬慶輔市長は、「この協定を結ぶに当たって、関係者の皆様に何度も役所に足を運んでいただき今日に至りました。南海トラフ地震が発災する確率が高まっている現在、築40年、50年経った木造住宅が数多い寝屋川市に於いて倒壊など大きな被害が想定されます。そうした中で、発災直後の混乱状態の人命救助において、市の計画が機能しない可能性もあり、地元の企業による応援団のご協力が大変役立つのではないかと考えられます。災害時は、臨機応変に対応することが重要ですので、様々な事業をされている皆様のご協力を市民を代表してお願いしたいと思います。」と挨拶されました。
特定非営利活動法人「寝屋川市地域防災応援団」の兵頭眞代表理事は、「災害時は我々も同時に被災するわけで、その中で横のつながりをもってお互い助け合って協力していけたらと考えております。」と話し、協定書への署名が行われました。
「寝屋川市地域防災応援団」は、株式会社シールズの兵頭 眞代表取締役が中心になって設立した特定非営利活動法人で、寝屋川市を愛し、寝屋川市の明るい未来を望み、寝屋川市における、あらゆる災害発生時において故郷を守るため、寝屋川市の要請に応じて、災害に立ち向かう意を共にした寝屋川市内に住所を有する事業者等の集まりです。
兵頭 眞代表理事は、「これまでの大規模災害の復興現場では、初動支援体制や支援の連携不足など、災害現場で抱える問題が多岐にわたり発生しています。また、南海トラフ地震発生確率が年々増している上に、新型コロナウイルスの発生に伴う生活様式の変化などにより、災害支援は新しい形での地域支援体制が必要となってきていると考えます。」と話し、このような状況下において、故郷である寝屋川市に「地元事業者だからできること」は何かを考え、一者一者の力は小さくとも、事業者同士が団結することにより、災害支援の輪を広げ、災害支援の「標準化」を実現し、積極的に支援することを目指したいと考えて、この協定を締結することに合意したとのことです。
【協定内容】
(1)災害応急対策及び災害復旧に必要な当法人が保有する人材、車両、重機等の調達に関する業務
(2)災害時における被害情報等の収集及び提供に関する業務
(3)災害応急対策及び災害復旧の実施のために必要な寝屋川市又は当法人が保有する物資や資機材等の輸送に関する業務
(4)災害に伴う要配慮者や傷病者等の搬送に関する業務
(5)指定避難所等の公共施設及び設備の応急の復旧に関する業務
(6)災害廃棄物の収集、運搬及び撤去に関する業務
(7)被災者の宿泊場所の提供
(8)被災者の車中泊に必要な場所の提供
(9)災害時における家屋被害認定に関する業務
(10)家屋等の災害応急対策に関する業務
(11)その他寝屋川市が必要と認める業務
災害に立ち向かう意を共にした事業者の集まりである「寝屋川市地域防災応援団」は、あらゆる災害発生時において、率先して故郷を守るために、そして寝屋川市の明るい未来のために、応援団が保有する人材、車両、重機等を活用した、初期対応及び地域復興への応援活動に取り組んでいくということです。
【団体情報】
特定非営利活動法人寝屋川市地域防災応援団
所在地 :大阪府寝屋川市東大利町2番12号
代表 :兵頭 眞
設立 :2021年2月1日
目的 :この法人は寝屋川市で発生した災害(風水害・地震)に対して、初期の応急処置対応に関する事業を行い、地域復興及び人的応援に寄与することを目的とする。