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【諫早市】移住者してきたから見えてくる地域の良さをアピール「地域おこし協力隊」とは

あつぱんまん地域密着ライター&フォトグラファー(諫早市・大村市)

皆さん突然ですが、「地域おこし協力隊」というのをご存じでしょうか。

たびたびメディアでも見かけますが、いったい何者なんでしょうか。

そんな疑問を持った時に筆者のSNSで目にとまった「むっちゃん」。

なんと、諫早地区で活動されているとのことで、取材させていただきました。

本名は木山 睦美さん。子どもさんがお二人おられるシングルマザーです。とても気さくでなんでも話せちゃいそうな方です。

地域おこし協力隊とは

地域おこし協力隊が始まったのは2008年。

2009年に総務省により制度化されました。

過疎化や高齢化が著しく進行している地域に、地域外の人を「地域おこし協力隊」として受け入れを行っています。

「地域おこし協力隊」に任命された人は、その地域に実際に住んでもらい、積極的に地域の活動を行ってもらいます。

その地域の良さを発信していくのはもちろん、移住や定住者を増やすのが大きな目的です。

募集要項は自治体によって違います。

活動内容も地域によっては様々で、農業や林業に携わったり、仮想通貨を運用してほしいなど指定されるとこもあります。

諌早の地域おこし協力隊の会議の様子 提供 むっちゃん
諌早の地域おこし協力隊の会議の様子 提供 むっちゃん

現在、諫早市には5名の地域おこし協力隊の方がいます。

地域魅力創出コーディネーターとして、飯盛町を担当しているむっちゃんの他に、多良見町担当、小長井町担当の方。

他に、空き家利活用コーディネーター、山茶花高原ピクニックパーク・ハーブ園活性化マネージャーの2名。

諫早市は計5名の方が、地域おこし協力隊として活躍されています。

なぜ、むっちゃんは飯盛町を選んだのでしょうか?

地域おこし協力隊になったきっかけ

実はもともとは長崎市に住んでいたむっちゃん。

就職をきっかけに大阪へ移住し、20年過ごします。2022年に職場を退職し、起業を考え相談するために、ハローワークへ行きました。

そんな時に相談をした職員さんから、地域おこし協力隊の話を持ちかけられます。

色んな地区を紹介されますが、自分の条件に一致したのが諫早市だったそうです。

退職を機に長崎へ帰りたいとも思っていた矢先でもあったので、くいついたそうですが、「諫早か。あんまりピンと来ないな」と悩んだむっちゃん。

しかし、職員さんから「諫早市って、長崎県の真ん中にあって交通の利便性良いし、住みやすそうなところですよね。」と推され、「あなたには、諫早が合うかもね」とその言葉で応募することを決めたといいます。

審査に通り、面接の時に諫早市から、「多良見町と飯盛町どちらかを選んでほしい」と連絡が来ました。

実はむっちゃん、それまで「飯盛」を知らなかったそうです。

改めて、飯盛を調べたときに「飯盛を選んだら色んな事ができる予感がする。」と感じ、迷わず飯盛を選びました。

諫早市地域おこし協力隊の人たちとイベント参加の様子 写真提供 むっちゃん
諫早市地域おこし協力隊の人たちとイベント参加の様子 写真提供 むっちゃん

地域おこし協力隊だけども、心がけている等身大の自分発信

地域おこし協力隊は、移住や定住者を増やすことを目的としています。

だからこそ、ありのままの姿を発信するように心がけているとむっちゃん。

「そこで生活すれば、毎日がキラキラしてるのかといえば、そうじゃない。だから、ありのままの自分をみてほしい。」と出来るだけ包み隠さず、等身大の自分を発信しています。

筆者撮影 飯盛の地域演劇に参加してる時の様子 エプロン姿の人がむっちゃん
筆者撮影 飯盛の地域演劇に参加してる時の様子 エプロン姿の人がむっちゃん

発信内容は、移住してきた人としての、目線での飯盛町の様子はもちろん、むっちゃんはシングルマザーでもあります。

なので、子育ての環境内容や自分の畑も作って、自給自足の生活の様子などを発信しています。

むっちゃんのInstagramを見ていると確かに、派手な感じはありません。

逆に親近感がもてる投稿があります。自分が移住した時のイメージが、少しリアルに想像できそう。

そして、もう一つ目立つのは、飯盛で開催されているイベントなどに積極的に参加されていること。飯盛の良さをむっちゃん目線でたくさん発信されています。

飯盛町選んで良かったと思ってる。「イイもりイイね」

「私、飯盛を選んで良かった」と強くいうむっちゃん。

むっちゃんからしたら、飯盛という場所は無限の可能性があるといいます。

飯盛の自然の豊かさはもちろんですが、飯盛で活動されている方や、イベントなどたくさんあり、飯盛に来ないことがもったいないと感じています。

正直、私の中の飯盛は、夏になると結の浜、春や秋は月の丘公園ぐらいしかイメージがありませんでしたが、むっちゃんの投稿を見ていると年中通して、飯盛では色んなことがあっているんだなと、とても活気に溢れている様子が見えてきます。

飯盛への恩返しをかねて、江ノ浦海岸の清掃をしている
飯盛への恩返しをかねて、江ノ浦海岸の清掃をしている

何よりも、むっちゃんが飯盛に惹かれたところは「人」。

いつも、程よく受け入れてくれて、居心地が良いのだとか。

確かに筆者もたびたび訪れていますが、皆さん快く受け入れてくれ、取材の時も親切にしてくれます。

むっちゃんのInstagramでは「イイもりイイね」を合言葉に、たくさんの飯盛の良さを発信をされています。

むっちゃんを通して、改めて地域おこし協力隊とはどんなものなのか。

また、むっちゃんを通して飯盛町の素晴らしさを知ることができました。

むっちゃんは現在、飯盛町でのイベントなどを企画してる模様です。

ぜひ、今後のご活躍にご注目ください!

地域おこし協力隊 むっちゃん
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地域密着ライター&フォトグラファー(諫早市・大村市)

✨️2024年9月地域クリエイターMVA受賞✨️ 諫早市に住んでいて、気になったことはとことん調べないと気が済まないタイプ。 特に地域の歴史には目がなく、興味が湧いたら深掘りします。 写真が趣味で、一眼レフカメラも持ってるけど、結局スマホでパシャっと撮っちゃうことが多いです。 諫早のゆるキャラ「うないさん」が大好き!∈(゚◎゚)∋ウナー

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