AKBアイドルから学ぶ就活必勝法とは? ~岩佐美咲インタビュー~
雑誌などで、多くのインタビューを手がけてきた経験上、
人それぞれのオリジナルの考え、キーワードというものがあると確信します。
とくに、成功者、経験者が語る言葉には説得力があるものです。
言葉にちりばめられた独特の感性や人生観はキャラクターであり、キャリアになります。
子供から大人、年齢も職業も関係なく、すべての人が何かの成功者であり、経験者です。
「どんな人でも何かの達人である」というのが、私の持論。
その観点から、いろんな方の人生をお伝えできたらと思います。
まず、昨今のアイドルグループ、子役ブームを見るにつけ、
幼い頃から自分の夢をしっかりと持ち、それをかなえるべく努力する小中学生たち。
モチベーションを持続させて、成功につなげるには、何が必要なのか。
10代のアイドルに、スペシャルロングインタビューを試みました。
彼女は、岩佐美咲さん(オフィシャルブログ)
19歳。AKB48チームKのメンバーであり、演歌歌手としても活動。
板野友美、前田敦子についで3人目のソロデビューをはたして、
初の演歌歌手としてデビューしました。
幼い頃からの夢であった歌手デビュー、多くのメンバーの中から選ばれた理由。
アイドルとは、こうしてなるものなのかという、
うなるほどの努力が垣間見れます。
10代のアイドルの女のコの人生とともに、
考え方と行動を学んでいきたいと思います。
題して、
「AKBアイドルから学ぶ、就活必勝法とは?」。
インタビューを試みて、感じたことは、
夢をかなえるためには、こんなにも努力が必要なのかということ。
アイドルになりたい――。誰もが一度は夢見る永遠の憧れ。
でも、いつしかその夢は消え失せ、なりたかった思いすら忘れ去られるのが普通です。
一方で、ずっと思い続けて、着実に夢をかなえる人たちもいます。
違いはどこにあるのか。実現する人の考え方、行動とは一体どういうものなのだろうか。
'''岩佐美咲さんの受け答えに注目!!
就活にもビジネスにも活かせるヒントがあふれていました。'''
岩佐美咲さんのインタビューから、なるほどと思ったこと。
ビジネスに通ずる心がまえとノウハウ。次から次へと惜しみなく語られるのでした。
<チャンスをつかむポイント>
●やりたいことを見つけるには、好きなことを発展させる。
●何かになりたい(例えば、アイドル)と思えるには、思い込みが大前提。
●夢を持続させるためには、協力者が必要。
●何事も動く、経験することから始まる。
●習うことと慣れること。学んで、実践することが肝。
●ざっくりとした将来設計を立てて、ここぞという時に戦略を考える。
●一歩抜きん出るためには、個性を際立たせる。
●チャンスと直感した時は、即断即決して、やる気を見せる。
●踏ん張るべき時は踏ん張る。耐えることも必要。
●感謝と謙虚さを忘れずに、つねに応援したくなる人でいる。
★岩佐美咲さんのインタビューはこちら
<岩佐美咲さんインタビュー>パート1
<岩佐美咲さんインタビュー>パート2
「夢をかなえただけでは終わらない。一歩抜きん出るために必要なこと」
<岩佐美咲さんインタビュー>パート3
<インタビューを終えての感想>
インタビューをさせていただくと、その方の口癖、キーワードが浮き彫りになります。
岩佐美咲さんの場合は、「ありがたい」「申し訳ない」という、感謝と謙虚な言葉がすごく多いのです。『鞆の浦慕情』のMVでも、撮影中のなにげない会話の中でも、手を振ってくれた地元の方に対して、「わー、手を振ってくれた、私を知らないのに」と言っています。「誰かも知らないこんな私のために、手を振ってくださる方がいる」というのです。その言葉こそが、彼女の人柄を物語っているのではないでしょうか。
そして、このインタビューをおこなうにあたって印象に残ったのが、
長良プロダクションの方の対応です。
岩佐さんの資料を送ってもらう際、今まで新聞や雑誌に載った細かい記事の一つひとつをコピーして、すべてをA4サイズにぴっちりと折りたたんでファイルにされているのです。そのキレイな折り目ひとつからも、事務所の方の岩佐さんに対する愛情がうかがい知れます。インタビュー中も、マネージャーさんと宣伝担当の方が一緒に、うなずきながら、笑いながら、ノートに細かくメモをとられているのが印象的でした。
インタビュアーの私に対しても、「今日はすごくありがたかったです。自分が今までやってきたことを思い出すことができました。なんだか、すごく元気になりました。これからも頑張っていきます」と岩佐さんに言っていただき、また、マネージャーや宣伝担当の方たちにも深々と頭を下げられ、みなさんに感謝していただけたのでした。
家族、スタッフ、ファンの方に支えられている岩佐さんはとても幸せな方。でも、それを引き寄せているのは、ご本人の頑張りであり、見守りたい、応援したいという気持ちにさせる人柄なのかなと思いました。
夢をかなえるためには、一人では難しく、やはり周りの協力が重要なのだと切に感じさせられるインタビューとなりました。
<岩佐美咲さん プロフィール>
1月30日生まれ。19歳。千葉県出身。
AKB48チームKのメンバーであり、演歌歌手としても活動。
長良プロダクション所属。
2008年 AKB48第4回研究生(7期生)オーディションに合格。
2010年 「渡り廊下走り隊7」として活動。
2011年 長良プロダクションに所属。
2012年 徳間ジャパンコミュニケーションズから『無人駅』でデビュー。
AKBメンバーで、板野友美、前田敦子についで3人目のソロデビュー。
初の演歌歌手。日本第45回有線大賞 新人賞・ロングリクエスト賞 受賞。
2013年 2ndシングルは『もしも私が空に住んでいたら』。2013年1月21日付オリコン週間シングルチャートにおいて初登場5位。
2013年演歌・歌謡カバーアルバム『リクエスト・カバーズ』を発売。2013年11月18日付のオリコン週間ランキング初登場第9位。
★3rdシングル『鞆の浦慕情』(広島県福山市の鞆の浦のご当地ソング)発売中。
2014年1月20日付のオリコン週間シングルチャートで、自身初の首位を獲得。10代の演歌アーティストとしては27年7か月ぶりの快挙! 女性演歌・歌謡アーティストによるデビューから3作連続でのTOP10入りは、40年11か月ぶり。
いずれも、秋元康氏作詞。