「台風がくる!」 まず、やるべき備えとは
各地での地震。
これに続いて、これでもかとばかりに台風上陸予想のニュースが出てきました。
常々「災害はKY(空気読んでくれない)」と思っていますが、どこまで読んでくれないのか・・・
嘆いていても台風は止められないので、
「台風がくる!」と聞いたらやってほしいことをまとめていきます。
台風がくると、どんな被害が出るのか?
代表的なものとして以下が挙げられます。
◎インフラの停止(電気・水・ガス・物流など)
◎交通網の麻痺
◎窓や屋根などの損傷
◎浸水
それぞれの被害に対してできる対策とは?
◎インフラが止まっても困らないようにできること
停電対策としてできる【冷凍庫】の裏技をお伝えします。
ポイントは、お水の入ったペットボトルや保冷剤、小分けにしたご飯などなんでも良いので詰め込んでできるだけパンパンにすること。
※冷凍庫は満載の方が保冷効率が良いため、電気が切れた後も冷たさが長持ちする
※凍らせていたものを冷蔵庫の上段に移せば、上から下へと行く冷気の性質を利用し、冷蔵庫の中身を一定時間冷やすことができる
(お水や食べ物なら、溶けた後飲食することもできる)
◎交通網の麻痺に備えてできること
できるだけ台風の影響を受けないように、自身の行動で調整できるところがないかは是非再確認してほしいです。
それでも移動をする必要があるときは、せめて一晩過ごせるくらいの防災グッズを持ち歩けると安心ですね。でも、決して無理はしないようにしてください。
◎窓が割れないようにするためにできること
シャッターがないご家庭でも簡単にできる、窓の養生方法をお伝えします。
・窓の縦/横/斜めに養生テープを貼る
・養生テープがなくても、段ボールを当ててガムテで貼るでもOK
(※紙ガムテは剥がれにくくなるので注意)
・防犯フィルムやガラス飛散防止シートを貼る
また、最悪割れてしまった場合も室内へのガラス片の飛び散りを防ぐため、
せめてカーテンだけでも閉められると少し安心です。
◎モノが飛ばされないようにするためにできること
小さなものでも、爆風で飛ばされると凶器になります。
自分の家だけでなく人の家への被害を与えてしまったり、人的被害を出してしまうことも。そうなることを避けるため、徹底的に片付けましょう。
自転車は、雨風の影響を受けないところへの避難が難しい場合は
・事前に倒しておく
・柱などにチェーンやロックワイヤーなどで固定
・サイクルストッパーに停める
などの対応が可能です。
◎浸水被害を受けないためにできること
浸水しにくくするための排水溝・側溝などの掃除。
浸水してきたときのための土嚢準備。
そして、そもそも浸水リスクが高いと判断される場合には
・早めに避難する
・荷物を家の2階や上の方などに移動する
などの判断をするための【ハザードマップ確認】がとても大切です。
台風は備える時間がある
台風は、ある程度前に予報が出されるので事前に準備する猶予が比較的たっぷりあります。
是非、慌てずに落ち着いて行動してみてくださいね。
台風を止めることはできないけれど、
台風で受ける被害を最小限にすることはできる。
ちなみにこれらは普段から防災していれば、ほとんど追加の作業は無し。
いざという時に慌てないよう、普段から備えておきましょう!