お盆休み中に取り組みたい!家族を大切にする防災
地震や台風のニュースでざわつく中となりましたが、皆様お盆休みはいかがお過ごしでしょうか。
お盆でご実家に帰省している方、帰省はしなくとも普段より少し時間がある方に是非取り組んで頂きたい「家族を大切にする防災」を紹介します。
◎ご実家/ご自宅のハザードマップを一緒に確認する
今は、インターネットでいつでもどこでも簡単にハザードマップを見ることができます。
〜インターネット上での確認方法〜
・ハザードマップポータルサイト(国土交通省)
→「ハザードマップポータルサイト」と検索するとすぐに出てきます。こちらのサイトに調べたい住所を入力すると各種情報が出てきます。
・各市町村のハザードマップ
→「◯◯(市町村の名前)」+ハザードマップ」と検索すると出てきます。水害・土砂災害などご自分が調べたい種類の災害を見てみてください。
なかなか自分では確認するのが億劫なハザードマップ。
だからこそ、お盆のタイミングで一緒に見てみるのはいかがでしょうか?
「ここは大丈夫だろう」と思っていた場所でも意外と水害や土砂災害リスクがあったりします。ハザードマップでの気づきから、どんな防災が必要か?などの会話に繋がるきっかけにもなるので、まずは是非こちらをお願いします。
◎家族写真&電話番号メモの準備
心からおすすめしたいのが、家族写真を利用した防災アイテムの準備です。
〜準備手順〜
・みんなの顔が映った家族写真を印刷する(Lもしくは名刺サイズ)
・写真の裏に、家族の電話番号を記載
・災害用伝言ダイヤル(171)使用時にハブとなる番号をメモ
・災害用伝言ダイヤル(171)の使い方をメモ
・家族全員に配り、防災リュックや普段持ち歩くもの(財布や携帯ケースなど)にしまってもらう
この写真は、災害が起こり家族が離れ離れで連絡が取れなくなってしまった時、以下のように使えることが期待されます。
①携帯などの通信が使えなくなった時、生き残りやすいと言われている公衆電話で電話をかける時の番号メモとなる(携帯の充電が切れて電話帳が使えない可能性がある)
②災害用伝言ダイヤル(171)を使う時、パニックなどで使い方やハブの番号を忘れてしまってもメモを見ることができる
③家族と離れ離れでも、家族の写真を見ることで少し心を落ち着けることができる
④家族を探さなければいけない時の手がかりとなる(携帯の充電が切れてカメラフォルダが見れない可能性がある)
◎お互いの避難場所の確認
いざという時、どこに避難する?を話しあい把握しておきましょう。
もちろんその場その場でイレギュラーな対応をすることはあると思いますが、一旦「基本的にはここにいる」という目安を決めてお互いに把握しておけるだけで
心の安心度が違うし、いざという時に探しに行きやすくなります。
◎実家の家具の固定
防災は、何よりも家具の固定など「その瞬間に命を奪われない」ための準備が最優先です。(どれだけ備蓄品を購入しても、地震が起きた瞬間に倒れてきたモノに潰されて亡くなってしまっては備蓄品は使えない)
とても地味ですが、地味すぎてなかなかできないことだからこそ、帰省のタイミングで一緒に(もしくはリードして)取り組んで頂けたら、それは本当に素敵な親孝行だと思います。