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【久留米市】次の世代へ「いのち」を繋ぐプロジェクト「青色と灰色の境界線」の上映会が開催!

いいコレ+地域ニュースサイト号外NETライター(久留米市)

グルメ情報やイベント情報、自然や観光、神社仏閣(歴史)などなど、久留米市の「いいコレ」!! と思う素敵なスポットを発信している福岡県の久留米市情報ライター「いいコレ+」です。

今回ご紹介するのは、2024年8月12日(月・休)、福岡県久留米市六ツ門町にある久留米シティプラザ Cボックスにて上映会が開催される「青色と灰色の境界線-Inherit the heart-」です。

久留米空襲から79年 忘れてはいけない過去 守るべき笑顔 次の世代へ「いのち」を繋ぐプロジェクト!

79年前に起きた久留米空襲を風化させないために、次の世代へ伝え繋げていく活動として合同会社AI KAGo Project代表入部亜佳子氏が2023年に始動したプロジェクトです。

昨年(2023年)8月18日〜20日に久留米シティプラザ 久留米座で「青色と灰色の境界線-Inherit the heart-」の舞台が行われました。

今年(2024年)は、演劇を通し人々の心に訴えた作品が、地域の力、そしてアートの力を使った上映会が開催されます。

地域 × 演劇

今回は、上映会だけではなく、地元久留米でイベント活動を行っている「マーメイドフェスタ」との特別応援イベントも、六角堂広場内で同日開催します。

マーメイドフェスタは、マルシェや歌、ダンスパフォーマンスイベントなど、演劇の力だけじゃなく、様々な人やモノの力を組み合わせた催しとなります。

アート × 演劇

新たに「アート」の力として、折り鶴に夢を書いて、一つの大きな虹のアートを作る「夢の鳥プロジェクト 青色と灰色の境界線-Inherit the heart-」も決定!!

夢の鳥プロジェクトとは

「あなたの夢は何ですか?」
2013年8月30日から現在まで、渋谷スクランブル交差点で、“人の夢”を集める活動を行なっている島田淳之介氏が主体となるプロジェクト。
最初は渋谷スクランブルで行なっていた夢集めが、大きくなり、婚約者の藤田めぐみ氏と共に、今回東京を飛び出して夢の鳥を集める一大プロジェクトが始まりました。
地球夢神輿◎知友夢(ちゆめ)と言う、地球の形をした神輿を作り、折り紙に夢を書き折り鶴(夢の鳥)にして、地球夢神輿◎知友夢(ちゆめ)の中に入れ、全国で沢山の夢を集めています。

2024年4月、AI KAGo Projectは、夢の鳥プロジェクトのお二人に昨年(2023年)舞台宣伝のために集めた折り鶴1008羽を託しました。

この折り鶴たちと、現在久留米を中心として全国から集めている目標2,500羽を折り鶴たちを使い、折り鶴アートとして大きな虹が2025年のイベントにて掲載される予定です。

スタンプアートの虹と折り紙アート

↓こちらの虹のイメージは、昨年(2023年)舞台の宣伝活動の一環として、入部亜佳子氏が東京から久留米まで、全国6箇所を途中ヒッチハイクをしながら、道ゆく人に指のスタンプを押してもらい、1003人の指スタンプでできた指スタンプアートの虹です。

先日、マーメイドフェスタのイベントにて、入部亜佳子氏と直接にお会いすることができました。お話を伺うと、ただの折り鶴ではなく、夢も一緒に書いて折ってもらう「夢折り鶴」だそうです。

沢山の夢で大きな大きな折り鶴の虹を作るために、精力的に活動している姿を見て筆者も微力ながら応援したいと思いました。

久留米空襲

昭和20年(1945年)8月11日(土)に、この久留米の地で実際に起きた「久留米空襲」

アメリカ軍第一波28機と第二波25機の合計53機のB-24が久留米上空に侵入し、10時16分から、荘島小学校前交差点付近を目標に、M76焼夷弾の投下を開始。

この焼夷弾は落下すると破裂し、約20分間に渡って激しく燃焼を続け、爆裂する特性から、初期消火作業を妨害する高い効果もあるとされます。

M76焼夷弾は、全長約1.5m、重さ212kgある500ポンド級の大型高性能焼夷弾でした。

B-24は1機に12個搭載可能で、第一波の28機は336発弾、計84tを久留米に投下しています。この攻撃で、祇園さんの愛称で親しまれている「素盞鳴神社(福岡県久留米市城南町21−4)」は、社殿や神頭をことごとく焼失。

天保13年(1842)に建立された一対の狛犬のうち、阿形像は焼夷弾の直撃を頭部に受け、顔と台座の一部が吹き飛んでしまいました。

現在、破損した顔面には、氏子の手でその経緯が膨り込まれ、空襲の悲惨さを今に伝えています。

他にも、福岡県久留米市日吉町にある「粟島神社」にも焼夷弾の雨が容赦なく降り注ぎ、粟島神社の社殿も焼失。明治30年(1897)に地元の背志が進した鳥居にも、焼夷弾が直撃。この衝撃で上部の笠木や貫が失われ、柱2本を残すだけの姿になってしまったそうです。現在は元通りに修復されています。

しかし、柱の上部には、高熱を受けたことによる変色と、タール状の付着物が今だに残っており、戦争の被害を今も垣間見ることができます。

最後に、79年前に起きた久留米空襲を知らない人も多いはず。

この「青色と灰色の境界線-Inherit the heart-」の上映会を通じて、このような負の歴史があったことを観て学び、感じ、次の未来に向けて「いのち」を繋げていってほしいと願います。

青色と灰色の境界線-Inherit the heart-

開催日時:2024年8月12日(月・休)

開催場所:久留米シティプラザCボックス

所在地:福岡県久留米市六ツ門町8-1

上映時間:

・第一部上映会 14:00〜15:30

・第二部トークショー 16:00〜16:30

上映会料金

大人 2,000円

小人 1,500円※18歳未満

※当日券+300円

チケット取扱:

石橋文化センター

情報サテライト(久留米シティプラザ2F)

ネット申し込み:予約フォーム

お問合せ:青色と灰色の境界線製作委員

地域ニュースサイト号外NETライター(久留米市)

地域ニュースサイト号外NETで【久留米市】の担当ライターをやっています。グルメやイベント情報、自然や歴史など、久留米の「いいコレ」!!と思う素敵なスポットを発信していきます。また、Instagramでは筑後地区限定の情報も発信中!

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