【HSPの恋愛傾向とは】恋愛関係の築き方や長続きさせるコツを紹介します!
こんにちは!精神科医のしょうです。
私は普段、精神科での外来を行いながらインスタにてHSP気質を持つ方に対しての発信を行なっています。HSP気質について知りたい!
HSPさんはとても優しくて気遣いができる心の持ち主なので、恋愛においても相手のことを一番に考えて優先する特徴があります。
しかし、相手からの影響を受けやすく振り回されてしまうことが多いHSPさんは恋愛での悩み事が尽きないはずです。
交際が長続きしなくて悩んだり、相手に尽くしすぎて恋愛に疲れてしまった経験はありませんか?
今回はそんなHSPさんの恋愛傾向と上手な恋愛関係の築き方、相性のいいパートナーの性格について紹介します!
HSPさんの恋愛傾向
一途で相手に尽くそうとする
真面目で細かいところによく気がつくHSPさんは、相手が何を求めているのかを察する能力に長けているので、恋人相手にも献身的に尽くそうとする傾向があります。
相手の声のトーンや表情から「いつもより元気がないな…」とすぐに気がついて優しく寄り添います。
とても慎重で変化を好まない性格なので、一度好きになると一途に相手を想い続けます。
デートをするとヘトヘトになってしまう
楽しいはずのデートなのに、「次はここへ行って、次は……」という感じで頭の中はスケジュールのことでいっぱいになってしまいます。
相手に気を遣いすぎて自分が楽しめなくなってしまうこともよくあるでしょう。
混雑している場所や騒がしい場所もHSPさんにとっては疲弊する原因です。
帰宅後は疲れてしまってベッドから動けなくなることもあります。
感情に振り回される
HSPさんは気持ちを察して深く共感する性質が高いため、喜びも悲しみも強く影響し、感情に振り回されてしまうことがしばしばです。
相手のちょっとした態度にも敏感に反応して、怒っているのではと気にしてしまいます。
相手に嬉しい出来事があった場合には自分のように喜ぶことができますが、反対に悲しい出来事の時にはネガティブな感情に引きずられてしまうことも。
良くも悪くも恋愛に深く入り込みすぎてしまうのがHSPさんの恋愛傾向です。
恋愛が長続きしない
自分の意見を押し隠して、相手に同調しようと我慢してしまいます。
恋人に嫌われたくないあまり、何でも相手の意見を尊重して尽くそうとするのでどんどん疲労が溜まっていきます。
そのうち不満や疲れが爆発して「ひとりになりたい」と思うようになってしまうのです。
相手の気持ちや立場を優先して、自分の素を出すのに時間がかかってしまうのもHSPさんの特徴です。
HSPさんが上手な恋愛関係を築くには
HSPに理解がある人を選ぶ
HSPの敏感な気質の話をしても、なかなか理解してもらえず苦しい経験をしたことがあるHSPさんは多いはず。
理解してくれるパートナーを見極めるのは難しいと思いますが、たとえHSPのことを完全に理解できなくても寄り添ってくれる姿勢があるかどうかが重要です。
大きな物音やテレビの音量、話し方などに配慮してくれるような相手だと安心してお付き合いができます。
ひとりになれる時間を作る
HSPさんは心を許した相手でも、一緒の空間で長い時間を過ごすことが苦手です。
常に高いアンテナを張って五感を働かせているので、適度に心と体を休める時間が必要なのです。
同棲しているのであれば、ひとりになれる時間を持てるように部屋は別々にした方がうまくいくでしょう。
相手に尽くしたり干渉してしまう性格なので、つかず離れずの距離感を保って相手に接することが大事ですよ。
自分の状態を説明できるようになる
自分の体調や状態をきちんと相手に説明する練習をしましょう。
できないことや限界点をはっきり伝えることは、相手にとってもHSPさんとの付き合い方を考える良いきっかけになります。
口で言わなければ分からないことも多いので、察して欲しいという期待は最初から持たずに自分の言葉で伝えましょう。
疲れやすいプランを避けて予定を立てる
HSPさんは楽しいデートをした後でも、家に帰ると疲れ果てて一歩も動けないということがよくあります。
相手に自分の状態を伝えて、早めに切り上げて帰宅するなど疲れない工夫をしましょう。
混雑した場所を避けてお部屋でのんびり過ごしたり、散歩しながらお話するのもオススメです。
HSPさんと相性がいいパートナーの性格とは
【相性がいい性格】
・精神的に自立している
自分の機嫌をコントロールすることが出来て、精神的にも自立している人だと付き合いやすいでしょう。
HSPさんは相手の機嫌が悪いと「自分が何かしてしまったのかな」と不安になってしまいます。
きちんと機嫌が悪い理由を教えてくれる相手や、感情が分かりやすい人だと安心できますよね。
気持ちを一定に保ち、怒ることがあまりない穏やかな人だと交際も長続きします。
・自分の時間を大切にしている
人より疲れやすいHSPさんは、自分の部屋でゆっくり過ごす時間が何よりも大切です。
同じように自分の時間や趣味を大切にしている人だと、HSPさんも気兼ねなくひとりになりやすいです。
HSPさんは相手に依存してしまう人が多い傾向があるのですが、きちんとプライベートの時間を持ってお互いの心理的な距離を適切に保つようにしましょう。
・ありのままを受け入れてくれる
非HSPの人には、なかなかHSPの気質のすべてを理解するのが難しいです。
しかし、理解してもらえなかったからといって落ち込む必要はありません。
その都度「こんな刺激や状況が苦手」ということを何度も口に出して伝えてみて下さい。
HSPを理解できなくても、オープンにすることでありのままのあなたとして受け入れてくれる人もいますよ。
【相性がよくない性格】
・依存体質で行動を監視してくる
何をしているか逐一連絡を取って確認してきたり、行動を監視してくるようなタイプの異性は避けましょう。
相手から依存されるとHSPさんは気を張ってしまい、安心して休息を取ることができません。
また、HSPさんは共感力が高いため、依存体質の人を引き寄せやすい傾向があります。
共依存に陥りやすく相手の感情が伝染して落ち込んでしまうので、依存体質の人にも注意しましょう。
・感情の起伏が激しい
機嫌が悪いとすぐに怒ったり物に当たるような感情の起伏が激しい人は、常に五感を働かせているHSPさんの心にとって大きな負担がかかります。
ただでさえ感情に振り回されてしんどい気持ちになってしまうので、精神年齢が幼い相手は選ばないようにしましょう。
・暴言や悪い言葉遣いが癖になっている
テレビ番組に対して愚痴をもらしたり、ゲームに負けたときに暴言が出るような人も避けましょう。
相手の言葉遣いのひとつひとつにも敏感に反応してしまうので、ストレスが溜まる原因になります。
また、お店の店員さんに暴言やよくない態度を取る人、運転中にイライラをぶつけてくるような人も避けた方が良いでしょう。
こうしたモラハラ気質のある人と付き合ってしまうと萎縮して縁を切ることも難しくなってしまうため、慎重に相手を選ぶことが大事です。
まとめ
恋愛を長続きさせるためには「適度な距離を取ること」「素の自分をさらけ出すこと」が大切です。
自分の素を出せない恋愛は無理をしていることにも繋がるので、自然と消滅に向かっていく恐れがあります。
恋愛以外に楽しめる趣味を見つけるのも交際を長続きさせるコツです。
HSPさんの恋愛は相手に依存しやすくのめり込んで重たくなってしまうので、まずは一人で気楽にできる趣味を持つことから始めてみると良いですよ。
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
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