血糖値が高いと「歯周病」になりやすい?-高血糖と歯の意外な関係!
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は「高血糖」と「歯周病」の関係を解説していきます。
今回の目次
- 【1】血糖値ってなに?
- 【2】高血糖を放置するとどうなる?
- 【3】高血糖と歯周病の関係
- 【4】高血糖を予防するために
【1】血糖値ってなに?
血糖値とは、血液中にどれくらいのグルコース(ブドウ糖)があるのかを表した値です。
高すぎる状態を「高血糖」、低すぎる状態を「低血糖」といいます。
どちらも良くない状態ですが、今回は「高血糖」に注目します。
【2】高血糖を放置するとどうなる?
実際、血糖値が高い状態(高血糖)でも、初期は特別な自覚症状がありません。
しかし、放置すると「口渇」「多飲」「多尿」といった症状が現れます。
いわゆる異常に喉が渇き、たくさんの水分をとり、トイレが近くなるという状態です。
さらに放置すると、腎臓・目・神経などの障害に繋がることがあります。
- 腎臓の障害…腎臓の細い血管が傷つけられることで腎機能が低下する
- 目の障害…目の細い血管が傷つけられることで視力の低下などに繋がる
- 神経の障害…神経細胞の代謝異常などにより感覚が鈍くなったり、足の痺れなどが起こる
この3つは高血糖により障害されやすい代表的なものです。
しかし、この他にも「歯周病」と関係があります。
【3】高血糖と歯周病の関係
高血糖が持続すると、血管障害や免疫の異常が起こることで「歯周病」に繋がることがあります。
さらに、歯周病により炎症が続くことで、血管にも炎症が起こりやすくなり、動脈硬化が進行しやすくなります。
歯周病により、歯がボロボロになってしまうと食べ物を「噛み砕く」という能力が落ちます。
これにより、あまり噛まないで食べるようになってしまうと、血糖値が乱れに繋がりやすいです。
また、高血糖が続くことで血管がボロボロになりやすく、その他の様々な不調に繋がることがも考えられます。
下の動画では「血管がボロボロ」というテーマで解説しておりますので、ぜひご覧ください。
【4】高血糖を予防するために
高血糖の初期は自覚症状がないため、まずは”気がつく”ことが大切です。
そのためには「定期的に健康診断を受ける」ことが大切でしょう。
また、下のようなことも高血糖の予防として大切です。
- 適切な量・適切なバランスの食事…過食はもちろん「過度なダイエット」も良くない
- 食物繊維をしっかり摂る…急激な糖の吸収を抑える
- よく噛んで食べる…糖質の分解は「唾液」も関わっているため、よく噛んで唾液の分泌を促進することも大切
- ストレス解消…ストレスは自律神経の乱れから血糖値が高くなる
- 適度な運動・筋力の向上…有酸素運動を中心に筋力トレーニングも組み合わせられると良い
最後までご覧頂きありがとうございました。
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