今話題の「とんでもなくおいしいカレーとジェラートが食べられるお店」をご紹介します。
「Curry Spice Gelateria KALPASI（カルパシ）下北沢店」です。

カルパシ 下北沢店ってどんなお店？

KALPASI（カルパシ）は千歳船橋に本店があり、本店ではカレーのコース料理を提供しています。食べログ百名店に何度も選出され、予約開始するたびに席が埋まり続けるほど「予約が取れないカレー屋」として有名です。

カルパシ下北沢店は2020年に2号店としてオープンしました。予約不要でカレーとスパイスジェラートをカジュアルにたのしめるお店になっています。

「スパイスジェラート？」と聞きなれないメニューがありますが、以前テレビ番組「マツコの知らない世界」のジェラート特集で取り上げられた時も「おいしい！」とかなり話題を集めました。

カルパシ下北沢店への行き方

カルパシ下北沢店は、京王 井の頭線・小田急 小田原線 下北沢駅から徒歩2分ほどのところにあります。駅至近ですが少し迷いやすいので、念のため行き方をご案内します。

まずは下北沢駅 東口を出てすぐにある「下北沢南口商店街」のアーチをくぐります。みずほ銀行のある通りです。

南口商店街を直進して、1本目を左折。「なんばん亭」の隣「炭火焼鳥　西田屋」の右隣の細い道に入ります。「え？ここ？」と一瞬迷いますが、大丈夫、ここです！

細い道を奥まで進むと、突き当りに「カルパシ」があります。左手がお店の入り口です。

右手はテーブル席のある「別館」です。人気店なので行列ができていることもありますが、別館ができてから、比較的早く案内してもらえるようになりました。

行列ができている時は店舗前に並びましょう。この日は平日のオープンと同時にすぐ入れました。

店内はカウンター席を中心に10席ほど。別館もあわせると25席以上の席数があるそうです。

カルパシのカレーとジェラートのメニュー

最初に食券を購入します。スタッフさんが丁寧にご案内してくれるので助かります◎　※食券購入は現金のみです。

メニューは主に

などがあります。カルパシはジェラートもおいしいので、「カレー2種＋ジェラート」にしてみました！
最後にカレー4種類の中から選んでオーダー。

どれもおいしそうで迷っちゃうなぁー！！
カレーやジェラートのラインナップは時期によって変わります。また一部品切れしている場合もあるので、くわしくはスタッフさんにご確認ください。

カルパシ下北沢店のカレーを実食してみた！

しばらく待っていると、きました。おいしそうなスパイスカレーです！ ふわりとカレーのいい香り。

カレーは左が「レモンチキン」、右が「ベンガルキーマ」です。

ひとくち食べると、スパイスが口の中を駆け抜けます！　星2つでもしっかり辛くておいしい。牛豚の合いびき肉はごろごろ感があって食べ応えあります。ひとくち食べるごとに複雑なスパイスの味。奥深さにスプーンが止まらなくなります。

こちらは爽やかな酸味が印象的な「レモンチキン」。ベンガルキーマと同じく星2つですが、レモンのおかげか少しマイルドな印象です。レモンの酸味は尖りすぎず、スパイスに爽やかさをそえています。ごろっとした鶏肉はやわらかく、しみじみとした旨味を感じられます。

ごはんの上に乗ってるのは、レモンのピクルスとトマトのチャトニで、こちらもクセになるおいしさ。
チャトニはチャツネともいわれるインドのソースです。どちらも酸味があるので、少しずつカレーに混ぜて食べるとまた違った味の深さをトッピングすることができます。

副菜としてそえられている野菜がまたどれもおいしい！

ココナッツのポルサンボル（インドのふりかけ）、ひよこまめ、ゴーヤ、大根、赤玉ねぎを使ったアチャール（インドの漬け物）など。どれもやさしい味わいで箸休めになります。
副菜を単品で食べてもおいしいのですが、お店の方のおすすめは最後にカレーとごはんと副菜を全部混ぜて食べること！　実際にやってみると、野菜の甘みも加わってマイルドに味変したカレーを楽しむことができました◎ いやぁ、おいしいなぁー！

もうカレーだけでもパーフェクトにおいしくて満足なのですが、お楽しみはまだまだここから！　デザートの「スパイスジェラート」は、8種類の中から2種類を選べます。

味のイメージのしやすいものから「何ソレ！？」なものまで、幅広いラインナップで迷っちゃいます。今回は「ジャルジーラキウイ」と「焦がしマスタードシードココナッツ」を選んでみました。

「ジャルジーラ」とはクミンを使ったインドの飲み物です。キウイの甘酸っぱさが、カレーの辛さで痺れた舌をやさしく整えてくれるような爽やかなシャーベットです。
「焦がしマスタードシードココナッツ」はココナッツの香りがいい！ まったりとしたココナッツミルクの甘みが口に広がります。マスタードシードのぷちぷちした食感はありますが、そこまで辛みは感じません。
別の日にいただいたスパイスジェラートもご紹介します。

「花椒ショコラーデ」の花椒（かしょう、ホアジャオ）とは、中国原産、山椒と近い種類のスパイスです。一口目はチョコレートの甘さ。なのに、後味で花椒の辛さが追いかけてくる！ しっかり辛い！ なのに甘い！ 不思議なマリアージュが楽しめるので、チョコレート好きな方もスパイス好きな方もきっとハマる味です。

「カルダモンマスカルポーネラッシー」はチーズとラッシーのまったりとしたコクに癒されます。カルダモンの刺激はおだやか。ヨーグルトのまろやかな酸味が舌をリセットしてくれます。カレーの後にラッシーが合わないはずがありませんね！

今回、いちばんの衝撃を受けたメニューがこちらの「ハバネロウォーターメロン」です！ 最初はスイカらしいさわやかさなのに、後から辛さがガツンと衝撃が！ スイカが辛い？ しかもおいしいなんて！？ 「さっぱりするのに辛い」という今まで体験したことのない味で、病みつきになるおいしさでした！

カレーと同様に、ジェラートも最後の方は2種類を混ぜて食べるとまた違った味を楽しめます。ジェラートの組み合わせ次第でいろんな味が広がりそうですね。

スパイスカレーを食べた後のスパイスジェラートって、想像以上のおいしさでした。もはや「カレーがジェラートの前菜」というレベルの… いや、それにしてはカレーもおいしすぎるな。カレーもジェラートも奇をてらった味ではなく、工夫をして考え抜かれたバランスと本格的な味わいでした。

店長の内田佳輔さんにお話をうかがったところ、そもそも下北沢のカルパシは、千歳船橋の本店とは別に「スパイスジェラート屋さん」としての出店を考えていたそう。たまたま広めの店舗が借りられたのでカレーも提供することになりましたが、当初はスパイスジェラート単品で勝負しようと考えていたそうです。そのため、ジェラート専門店が使うような専用の機械を使用し、何種類ものスパイスや素材を工夫して組み合わせて独自のレシピ開発をしています。
ジェラートにかける本気度が違うから「カレー屋さんのちょっとおいしいデザート」のレベルに収まらない、こんなおいしいジェラートが食べられるんですね！

本店ではコースメニューのデザートとして提供しているジェラートが単品で食べられるなんて、かなりお得感があります。

まとめ：「カルパシ 下北沢店」はカレーとスパイスジェラートが絶品！

以上、カレーとスパイスジェラートがおいしい「カルパシ 下北沢店」をご紹介しました。「カレーとジェラート」、「ジェラートとスパイス」という驚くような組み合わせでしたが、予想をはるかに上回るおいしさを提供してくれます。

ジェラートやカレーのラインナップは時期によってかわります。
秋冬にはぶどうのジェラートを出す予定だそうで、そちらもどんなスパイスとの組み合わせになるのか今から楽しみですね！

また、カレーやジェラートはテイクアウトができます。週末など行列ができている時は持ち帰りだと比較的スムーズにご案内できるそうです。

ぜひ「カレー×スパイス×ジェラート」の他にはないおいしさを味わってみてください！