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東京都台東区/入谷の多様性カフェ「Vegan Cafe PQ's」はパンケーキタワーが映えて可愛い!

デヤブロウ街歩きWebライター(東京都台東区)

 今回は入谷駅から徒歩数分のヴィーガンカフェ「Vegan Cafe PQ's」をご紹介。
 大通りの賑わいから一歩外れた場所にひっそりと佇む倉庫リノベカフェ。ここはヴィーガンフードが美味かつ「映える」飲食店としてだけでなく、多様性や環境性にも配慮した特別な安らぎ空間として、人々の心を掴んでいます。

◆倉庫から生まれ変わった温かな空間と、社会へのメッセージ。

 「Vegan Cafe PQ's」の外観は、倉庫リノベの店舗らしく白基調で素朴な雰囲気。大きく開け放たれた窓が「中はどんなお店かな?」と興味を誘います。

 店内に入るとウッドテイストのインテリアと年季が入った椅子、観葉植物が心地よく迎えてくれます。

 窓の開放感は店内から見ると更に印象的で、店の内外が区切られずオープンな気分です。
 店内に流れるのは、のんびりしたジャズ風のBGMと、住宅街を走る車の音のセッション。なんとも穏やかな時間が流れています。

 また、このお店の特徴はメニューや居心地良さだけでなく、環境問題や社会の多様性にも配慮していること。

 店内を見渡すと、ヴィーガンやLGBTQ、民主主義に関するポスターや書籍がちりばめられています。

 どんな立場、どんな主義、どんな事情のお客さんでも朗らかに迎えようという、お店の姿勢が感じられますね。

 書棚の中には一風変わった存在感のある「山谷」の文字も。入谷周辺地域と歴史に対するリスペクトも感じられます。台東区自体が色々な意味で清濁・色とりどりを併せ呑む寛容な地域だからこそ、このヴィーガンカフェのようなお店が街に馴染むのかも知れません。

◆環境に優しく、可愛さや贅沢さも感じさせるヴィーガンスイーツ

 こちらのカフェのメニューはQRコードからスマホで閲覧・注文するタイプ。全てヴィーガン対応であり、肉類はもちろん、卵や牛乳も一切不使用。カレーとスイーツ類は全部自家製で、一部はテイクアウトも可能です。

 コーヒーやドリンク類からデザート・焼き菓子に至るまで、地球環境だけでなく動物や人間への搾取も減らすため、ヴィーガン食材やフェアトレード商品を使用しています。

  今回は3時のおやつ時間だったので、カレーでなくホットコーヒー(税抜500円)と、ハロウィンメニューの紫芋パンケーキ(税抜900円)をチョイスしました。

 コーヒーはフェアトレード(発展途上国から公平・公正な価格・契約で食品などを輸入すること)による豆を使用。カップの柄も可愛いですね。

 紫芋パンケーキは、厚めのパンケーキ×2に大きな紫芋アイスが乗ってタワー状になった、迫力のある一皿。一番上に乗っているお化け型のメレンゲクッキーがキュート!

 ブラックココアのソースを垂らせば、さらにハロウィン感がアップします。インスタ映えも良さそうで、食べるのが少しもったいなくなる…

 紫芋アイスは芋のデンプンを多量に含むおかげか、溶けにくく弾力があり、トルコアイス(ドンドルマ)に近い印象。もっちりした食感と舌に優しい甘さで嬉しくなります。
 一方、パンケーキはフワフワというより、若干固めでホロホロ食感。こちらも素朴な味で、アイスやココアソースとの相性もグッドです。

◆多様性へのリスペクトと気遣いを忘れない、ヴィーガンカフェ流のおもてなし

 「Vegan Cafe PQ's」店員さんはとても朗らかで、他の客に近所の観光スポットを紹介しながら談笑しています。

 来るもの拒まず、心地よく過ごせる空間が「Vegan Cafe PQ's」の魅力であり、多様性の尊重が訴えられる現代ならではの、価値ある存在です。

 おしゃれで心地よいだけでなく、社会貢献の側面でも大切な場所である「Vegan Cafe PQ's」。食事をしながら、多くのことを考えさせられる場所です。一度訪れれば、その独特な空気にきっと魅了されるでしょう。

Vegan Cafe PQ's/※Rettyページ
【住所】
東京都台東区竜泉1-1-2
【最寄駅】
東京メトロ日比谷線・入谷駅3番出口から徒歩約8分
【営業時間】
水曜日/11:00〜17:00 ※カレーの提供はありません
木・金/11:00〜17:00
土・日/10:00〜17:00
※全日16:00ラストオーダー
【休業日】
月・火
【電話番号】
03−6877−1588
【PayPay】
対応可
【リンク】
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街歩きWebライター(東京都台東区)

カフェ・居酒屋探し、博物館・美術館見学、銭湯巡りや寺社探訪など、都心部の街歩きが大好き!特に都内で暮らし始めた頃に住んでいた浅草近辺、博物館・美術館が沢山ある上野界隈など、台東区内を月に2~3回は散策しています。東京23区でも面積最小ながら、歴史と見所が詰まった台東区の魅力を積極的に発掘・発信していきます!

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