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【川崎市高津区】変タイ鮨って知ってる? めくるめくコースを味わってきた 濃厚なウニもぜひ体験して!

Ash俳優・吟遊詩人(川崎市)

こんにちは!

川崎市内のトレンド&カルチャー情報をほぼ毎日更新しています、俳優のAshです。人情のまち・川崎が好きな方はぜひフォロー&チェックして下さいね♪

さて、先日、久しぶりに溝の口にいってきました…。お目当てはこちらのお店。

ご存知でしょうか? 

鮨 すがひさ

フィオーレの森の一角、椿館にあるお寿司屋さん、すがひささんです。

オープン当初は江戸前のお寿司を取材に行ったのですが…

いつの間にか食べログの百名店に選ばれており、しかもなにやらとんがったコースを出しているという噂をききつけまして…。

以前、テレビ東京のレベチな人にも特集されていたとかで、ご存知の方もいらっしゃることかと思います。

その名も…

変タイ鮨

変態じゃないですよ、「変なタイの鮨」ということなのです。

大将の管さんが以前タイ料理のお店で修行をされてたことは知っていましたが、まさか、江戸前寿司のお店を開いてからも、その腕を発揮していらっしゃるとは!!

これはぜひ、体験したい!!と、普段は月に数回夜に開催しているということだったのですが、初めて実験的にランチでやってみる、という日にお邪魔してきました!

先付け

まずは先付けから…

一見普通の塩辛とタコの和物? でもね…

アマエビのトートマンクン風とタコダモン

左のは、アマエビのトートマンクン風。右のはタコ+カルダモンでタコダモン。

口に入れた瞬間にふわっとスパイスが香ります。

普段お寿司屋さんでは日本酒を頼みますが、これはもう…

シンハービールしかないでしょう

やっぱりタイのビール、シンハーをいただくしかないでしょう。

ちなみにこちらの白子となめこは、ナンプラーとオイスターソース、そして昆布出汁で絶妙なアジア感。シンハービールにめちゃ合います!!

しめさば?

さて、大将がノッてきましたよ〜!

こちらは、しめさば…?

しかし、シャリがありませんよー。

おまけに透明なものに巻かれていて…

これは、ライスペーパー… あ、原料に戻せばシャリと同じですね 笑。

生春巻きの皮(ライスペーパー)がご飯のかわりになった、シメサバと大葉の「巻き寿司」です。すごい!! 

くじらのたたき

こちらのくじらのたたきの上には、グリーンカレーが乗っています。

これがまたピリリといいアクセントになります。

ガリタム

箸休めで出てきたのは、青パパイヤとガリを会えたもの。

青パパイヤのサラダは「ソムタム」と言う名前なので、こちらは「ガリタム」だそうです。

どんどんシンハーが進みます。

ヒラメ

さて、ここからは本格的にお寿司が出てきます。

まずはヒラメ。

一見普通のヒラメに見えますが…

口に入れた瞬間にふわっとレモンの香り。

レモングラスとライムで風味がつけてあります。

イシダイ

みてくださいー!このぶあついイシダイ。

シャリとネタは普通ですが、上にちょこんと乗っているのが「ピーマンとタイの青唐辛子プリキーヌ」ということで、めっちゃ辛くて、抜群のアクセント!

マグロ

マグロはネタとして上々のおいしいやーつ! 

こちらは、アリッサという辛み調味料とトマトで風味づけ。

マグロとトマトは合うんですよね。

意外なおいしさ!!

生のあなご

びっくりしたのはこちら。生の骨ぎりした穴子です。

ココナッツミルクのスープ、トムカーガイで味がつけてあり、これが初めて食べる味なんですが、なんとも深みがあって…イイ!

タチウオ

こちらは太刀魚ですが、グリルしてナンプラーで味をつけてあります。

新鮮!!!おいしい。

さわら

これも、見た目では全然わからないのに、口に入れると、よく知っているクミンとしょうゆの味が広がります。さっぱりしていて、魚の味を引き立てていると思います。

中トロ

つぎは中トロ。トロが美味しかったのだから、ぜったいこれも美味しいやつ!

わさびとスイートチリソース仕立て。 絶妙♪

トムヤン車海老

そしていよいよ、海老!

タイ料理にもよく使われるエビですが、やっぱりこれはトムヤムクンですよねえ。

思わず別アングルからもとってしまいたくなるかわいさww

すがの生うに

さて、本日のハイライトはやっぱりウニ!!

お寿司といえばウニを食べないと…

大将の管さんも満面の笑みで用意してくれています…。へえ、変タイ産のうに…

変タイ産!?

見た目はウニですが…

これは…!!!

カレーだー!!!

なんと、マッサマンカレーとたまご豆腐で作った創作ウニでした!!

大将曰く「ウニだけは、なかなかタイの食材と合うものにならなかったんです。でもウニは外したくないし… できないなら作っちゃえ!ということで」

いやー、その創作意欲に脱帽です。

このウニには、他のお客さんからも「面白すぎる〜!」とあちことから賞賛の声があがっていました。

アナゴ

さて、握りも終盤。

アナゴは…

シナモン風味!

甘いアナゴのたれと、シナモンがよく合っていました。よくぞこの味に至った!という感じ。

おいなりさん

おいなりさんが出てきました♪

中にはパクチーライスが(喜)!

ナッツも入ったこのご飯がさっぱり、食感もよく、甘く煮た油揚げに絶妙のマッチング。

これクセになります。クセいなり♪

最後は、カレーラーメン?

お寿司のコースだと最後は汁物がでてくることも多いと思うんですが、変タイ寿司は一味違う。レッドカレーのラーメンが出てきました。

カレーによく絡む太麺、上に乗ってるのは極厚のチャーシューならぬ… あぶり鰤!

これがまた美味しくてー!!

最後は、赤シャリをちょっと足して、レッドレッドカレーに 笑

お腹がいっぱいだったのでちょこっとしか足せませんでしたが、またこれがうまいー!!

大将 管将博さん

こちらが、この独創的な「変タイ鮨」を生み出した、大将の管さんです。

もともとはなんと、リクルートの社員として営業畑にいらした方。

タイ料理店で料理の楽しさに目覚め、自分の店を持ちたいと思うように。和食の技術を知りたいと寿司職人を養成するスクールへ。卒業後、川崎市の農園さんとのご縁から、とんとん拍子にこちらの物件に入れることが決まり、あわてて大阪の名店に修業にいく、という漫画みたいな展開を経て、2017年に鮨 すがひさを開店します。

上(↑)は、2017年の4月にお邪魔した時の写真です。(初々しい大将がいらっしゃいます 笑まだ全然「変タイ」していない時ですね。)

その後、管さんの遊び心に少しずつ火がついて、ちょっとお客さんを喜ばせる冗談のつもりでやったタイ料理とのコラボ寿司が大人気に。

今では、月に数回、完全予約制で今回紹介したような「変タイ鮨」のコースが食べられるようになりました。一度訪れたお客さんが、お友達を連れてリピートしてくれるので、毎回変タイ鮨のコースは満席ということ。

伝統的なお寿司はどうのこうの、という前に、食べてみてほしい。これはけっしてキワモノではなく、管さんの「料理が大好き!」という思いと、今までの経験、そして確かな舌の生み出した、絶品創作料理でした。

おまけに管さんのエンターテイナーぶりにも磨きがかかっています。

これは、人気がでるのは肯けます。

東京からも引きが強いらしく、ひょっとしたら近いうちに川崎からいなくなってしまうかもしれませんが… 今のうちにみなさまも是非、体験してみてくださいね!!

いや、久しぶりにお邪魔したらこんな、クリエイティブかつめくるめく感動のある、創作鮨のコースがいただけるんなんて、目から鱗でした。管さん、ありがとうございました!!

鮨 すがひさ
住所:川崎市高津区久本1-16-15
電話番号:070-8392-3718
営業時間:ランチ=12時〜14時(月曜日はランチ営業なし)、ディナー=17時〜22時
定休日:日曜日
公式サイト:鮨 すがひさ
アクセス:JR武蔵溝の口駅より徒歩7分

俳優・吟遊詩人(川崎市)

琵琶を弾き歌う俳優です。世界80都市を旅した結果、日本文化を愛しています。旅と出会いと美味しいお酒がインスピレーションの源。MCアマビエちゃんはアマエビちゃんにメタモルフォーゼ。フラットで差別のない目線で記事をお届けしたいと思っています。Stay tuned!

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