桜に異変!東京開花予想は3月15日で史上最早 一方鹿児島は3月26日
入学式に桜がない!?
記録的な大暖冬の影響で植物にも異変が起きています。東京では例年より2週間も早く花粉が飛び始めるなど、季節の進み方が早くなっていますが、桜(ソメイヨシノ)も例外ではないようです。東京の開花予想はなんと3月15日で観測史上最も早い開花予想に。関東全域でこれまでで最も早い開花になりそうです。入学式に桜の木の下を歩く光景は見られそうにありません。
関東だけではなく全国的にも記録的に早い開花予想に。平年より1週間、2週間早い所もあり、東日本や西日本では3月中旬から下旬にかけて見頃を迎える所が多くなりそうです。東北の仙台でも3月27日と最早に。東北でさえ入学式に桜がない状況になりそうです。
この冬の記録的な暖かさと3月にかけての暖かさの影響で、3月の景色が全国のあちらこちらでピンク色に染まるという経験したことのない光景が見られるかもしれません。お花見の幹事さんは新人担当ではなさそうです。
全国の詳しい桜情報はこちら→https://sakura.weathermap.jp/
鹿児島が東日本と西日本で一番遅い理由
この大暖冬の影響でもう一つ異変が。鹿児島の開花予想は3月26日で平年並み。なんと南国鹿児島が関東から西で一番遅い開花になりそうなんです。これはなぜか?桜の開花には冬の寒さと春先の暖かさが必要なのですが、鹿児島は冬の寒さがほぼ無かったために、開花が全国の中で遅くなっているのです。桜前線は北上していくものですが、今年は、桜前線が南下するという事態になりそうです。実はこの状況は今年に限ったことではなく最近は南下傾向が多くなっています。温暖化が関係しているのでしょうか。。。
温暖化で早くなる?遅くなる??
このさき毎年このような状況が続くとは考えにくいですが、温暖化が進行していることは周知の事実…長いスパンで見ると、入学式と桜のセットではなく、卒業式と桜のセットが通常になるかもしれません。一方で鹿児島のように冬に暖か過ぎて休眠打破がうまくいかないと桜の目覚めが悪く、温暖化するほど遅くなるということも考えられます。
冬の寒さと春先の暖かさのころあいで、桜の見頃が決まりますが、将来どうなるのか?桜に聞いてみたいものです。