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築30年以上の古い家が多くない?その理由と古い家の賢い活用法

DIY-FUFUDIYクリエイター | 地方移住者 | 家庭菜園家

日本の住宅には、築30年以上の古い家が多いと言われています。総務省の統計によると、築30年以上の住宅が日本全体の住宅の半数近くを占めています。古い家がこれほど多い理由や、近年注目されている古い家の活用法について考えてみましょう。

なぜ築30年以上の古い家が多いのか?

  • 高度経済成長期の建設ラッシュ日本は高度経済成長期(1950年代後半~1970年代)に人口が急増し、それに伴って住宅需要も急激に増えました。この時期に建設された住宅が、いま築30年以上の古い住宅として残っています。
  • 少子高齢化と都市部への人口集中少子高齢化と都市部への人口集中が進む中で、地方では住む人が減り、空き家が増加しています。特に地方に多くの古い家が放置されているのは、この人口構造の変化が大きく影響しています。
  • 長寿命化への関心の高まり現在、日本では住宅の耐久性が向上しており、住宅を長く使い続ける動きが広がっています。しかし、かつては「住宅は新築するもの」という価値観が強く、一定の年数が経つと建て替えられる傾向がありました。そのため、築30年を超えた家が多く残っているという現状が生まれています。

築30年以上の古い家をどう活用するか?

築30年以上の古い家は、リフォームやリノベーションを通じて新しい価値を生み出す余地があります。ここでは、古い家を活用するいくつかの方法を紹介します。

  • リノベーションで現代的な空間に変える古い家をまるごとリノベーションすることで、現代的なデザインと機能を取り入れた住まいに変えることができます。古い日本家屋の良さを生かしつつ、断熱性能や省エネ設備を導入することで、快適でエコな住宅に仕上げることが可能です。
  • ゲストハウスや民泊として活用地域の観光需要がある場合、古い家をゲストハウスや民泊として活用する方法もあります。築年数が古い家は「味わい」や「雰囲気」が評価され、国内外からの観光客に人気です。例えば、昭和レトロな雰囲気を活かした宿泊施設にすることで、他の宿泊施設と差別化が図れます。
  • 地域コミュニティやシェアスペースとして活用最近では、古い家をリノベーションして地域のコミュニティスペースやシェアオフィス、カフェにする例も増えています。地域住民が集まれる場として活用することで、空き家問題の解決にもつながり、地方の活性化にも寄与します。
  • DIYで趣味の空間として使う自宅にDIYスペースやアトリエ、ガレージなどの趣味の空間として利用するのも一つの手です。古い家を自分で手を加えながら少しずつ改造することで、自分好みの空間を作り上げる楽しさを味わえます。また、古い素材や構造を活かした「リメイク」ができるのも古民家ならではの魅力です。
筆者が運営している古民家宿HAKURA(兵庫県丹波篠山市)
筆者が運営している古民家宿HAKURA(兵庫県丹波篠山市)

築30年以上の家には可能性がある

築年数の経った家には、新築にはない独特の雰囲気や価値があります。適切なリノベーションや活用方法を見つければ、古い家でも新しい価値を生み出し、再び活用することが可能です。古い家の魅力を見直し、活かすことで、環境にも配慮した持続可能な生活スタイルが実現できます。

日本中に多く残る築30年以上の住宅を、資産としてどのように再利用するか。
日本は大きな課題を抱えていますが、やり方次第では武器にもなるのかもしれません。

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築40年の100万円物件をDIYでセルフリノベしている30代夫婦です。DIY/地方移住/家庭菜園をテーマに記事を書いています。子育てにも奮闘中。合言葉は「すべては味と思い出」。

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