子犬ってどうしてなんでもかじるの?家具がボロボロに…
子犬は何でも噛んでしまいます。
子犬が靴ひもを噛んで離さなかったり、スリッパを噛んでいたり、スリッパを取り上げたらソファに噛みついたり、おとなしいな。と思ったらコンセントをかじっていたりしたことはありませんか?
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こんにちは。ドッグキャッチしつけ教室 トレーナーの金倉です。
基本的なしつけはできていて、いくつかのトレーニングもかなり覚えていて賢くなったとしても、ほとんどの子犬は興奮するとあちこちに噛みつきます(笑)
これは子犬あるあるなので、これをすればすぐに直る!という作戦は無いのですが、日頃の対応の中で少しずつ直していくことができるので、今回はそのお話をしていきたいと思います
さて、子犬が何でも噛んでしまうことは当たり前のことではありますが、どうして何でもかんでも噛むのでしょうか?
原因は、好奇心からなんでも口に入れて噛むという人間の赤ちゃんと同じ場合であったり、歯の生え変わりでかゆいから追加んでしまっていたり、遊んで欲しくて、構って欲しくて噛んだりと、色々なパターンがあります。
なので、飼い主さんとしては色々な対応を考えていくのが良いのですが、ひとまず、すぐにできることについてお話していきます。
まずは、噛まれて困るものを絶対にそばに置かない。犬に渡さない。ということをしっかりと頭に入れてください。
管理の部分ということになります。噛んではいけないものは、絶対に渡してはならない!と肝に銘じて過ごすことをお勧めします。生後半年から2歳くらいの人間の赤ちゃんと暮らすと思ってもらうと分かりやすいかと思います。
そして、噛んでいいものと噛んではいけないものを教えてあげてください。
よく、スリッパも噛みます。ソファも噛みます。座布団も噛みます。ツワモノになると壁を噛みます。なんてこともあって、ぼくが昔出張のトレーニングで伺ったお宅では、ラブラドールに壁を噛まれて断熱材が壁からボロボロ出ていたなんてこともありますね。
なので、先に「噛んではいけないもの」を教えようとしても、次から次からそのほかの物を噛むようになってしまうことが多いので、何かを噛んだことを叱ってやめさせたところで、ターゲットが他に移るだけになってしまいます。
噛んでいけないものを教えるのではなく、噛んでいいもの。を監視下でしっかり教えてあげるのが必要です。
噛んでいいおもちゃや固いおやつなどですね。コングとかマローボーン・ナイラボーンの様なものを用意してあげてください。ただし、これらの扱いについてはよく情報を精査して、愛犬に合うものを見つけてあげてください。
噛んでいいものを噛むことで、噛みたい欲求が満たされます。なので、少しずつ大人になるにつれ無駄に噛んでくることは減ってくると思います。
それから、噛んでいいもので一緒に遊んであげることで噛みたい欲求を満たすことも大切です。
ロープのおもちゃでひっぱりっこをしたりして、メリハリをつけて噛む遊びをしてあげることも大切なのでチャレンジしてみてください。
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もうひとつ大切なことは、悪化させないように気を付けることです。
例えば、スリッパを噛まれたときに「スリッパ噛んじゃダメでしょ!」と、自分では怒っているつもりでも、スリッパを齧ると飼い主さんが遊んでくれる。と、思ってしまう子犬は多いです。
とんでもないものを齧った時、「なにやってんの~!?」と大声を出すことで、齧ったら構ってもらえた。と喜んでしまう子犬も多いです。なので、できるだけ噛んではいけないものを噛ませない・管理をするというのはとっても重要になります。
とはいえ、毎日の生活の中でずっと管理しながら過ごすなんて面白くないわ!と思われる方もいらっしゃるかと思いますし、ぼくもそう思うこともあります。
何でもかんでも正しいことを選んで過ごすのも窮屈だと思うので、色々と工夫しながら、何でもかんでも噛む癖は少しずつ直していくように頑張ってみてください。
もう一つのおすすめ方法を、最後にお伝えします。
おうちの中で、子犬を自由にさせるときは目を離さないことをお勧めしていますが、ずっと付いているのも大変だと思います。
本当に小犬の内は、おうちの中でもリードを付けて行動範囲を制限することで少しだけ自由に遊ぶことも出来るかと思いますので、良かったらお試しください。
YouTubeでは、とっても賢いのに何でも噛む、可愛いボストンテリアのパン君と実践しながらお話ししていますので是非ご覧ください。