【秋田県由利本荘市】おまかせコースで海の幸を堪能!ご褒美や記念日に夜の「和がまま」でお寿司はいかが?
こんにちは。地域情報発信ライターの佐藤らなこです。2025年もよろしくお願いします。
先月、寿司店「和がまま」のランチを食べに行き、たった1回の訪問でその味と店の雰囲気と大将の虜になってしまった私。帰宅後に夫にどんな感じだったかを喋りまくり、翌日には夜の予約をしていました。
「ランチを始めたのは、お店のことを知ってもらいたいから。興味を持ってくださった方には、ぜひ夜にも来てほしい」と話していた大将の戦略に、まんまとはまったわけです!
というわけで本日は、由利本荘市にある寿司店「和がまま」の夜のおまかせコース料理をご紹介いたします。
「和がまま」
「和がまま」は、由利本荘市の本荘駅前商店街の通りにあります。由利本荘市文化交流館カダーレのすぐ近く、JR羽後本荘駅からだと徒歩5分程。電車で来る方もいらっしゃるそうです。
店には看板がないんですが、この白いのれんが目印。営業中であれば外に出ています。暗い夜でもひと目で場所がわかると思います。昼と夜と両方訪れてみて、のれんの違いを目の当たりにすることもできました。
引き戸を開けて中に入り、靴を脱いで奥へと進みます。黒を基調としたシックな内装が素敵!ランチで一度利用しているのでスッと入っていけましたが、初めてだと緊張しちゃうかもしれません。でも大丈夫。すぐに馴染めるはず。
カウンターには掘りごたつタイプの席が10席ほど。「和がまま」では基本的にカウンター席の利用となります。人数が多い場合は個室を使うことも稀にあるようで、ちょうどこの日は会社の忘年会が行われていました。
私たちの席はセッティングされていて、大将のほぼ真ん前に夫と並んで座ります。
夜は予約推奨。そしてメニューは、おまかせコース(7,700円)のみです。その日の仕入れ状況により、内容や品数は異なります。
カウンター席から見える冷蔵ケースには、新鮮な魚介類が並んでいました。これ、全部食べられるのかな。どんな風にして出されるのかな。おまかせならではのワクワク感が高まります。
なお「和がまま」ではお子様連れもOK!居酒屋での勤務経験がある大将は、何でも作れるとのこと。予約時に相談すれば、お子様が食べられそう&好きそうな料理(例えば唐揚げとか卵焼きとか)も準備してくれるそうです。
飲み物メニュー
料理はおまかせコースのみですが、飲み物は各種揃っています。ビール、梅酒、芋焼酎、麦焼酎、ウイスキー、日本酒、酎ハイ。
なお日本酒は四合瓶のみの提供で、飲みきれなかった場合は持ち帰り可。ちょびっと飲みたい方は困っちゃうかもしれませんが、人数が多ければいいかも。
ちなみにこの日の日本酒のラインナップは雪の茅舎、一白水成、ゆきの美人、山本、亜麻猫など。日本酒は、秋田県内の酒蔵のものを取り揃えているようです。
ソフトドリンクもあります。私は体質的にお酒が飲めないので、ノンアル飲料が充実しているのはありがたいです。
夫はビール、焼酎、ウイスキーを飲んでいました。おいしい寿司と合わせてお酒がかなり進んじゃうかもしれないので、料理代金に加えて、飲み物のことも考えて支払いの準備をすることをおすすめします。(我が家は想定額をちょっと超えたので。笑)現金の他、クレジットカードも利用できます。
夜のおまかせコース
今回は初っ端からけっこうな興奮状態で写真が何枚かブレブレ。例えば一品目の松前漬けと二品目の白子ポン酢。おいしかったなあ。どちらもぼやけてて記事に使えないという失態...。
三品目で、なんとか落ち着いて写真が撮れるようになりました。これは蛸とナマコを三杯酢で和えたもの。大きめサイズにカットされたナマコは初めて食べました。コリコリ食感が堪能できます。
大将いわく“頭のおかしくなりそうな茶碗蒸し”がこちら。多くの方がよく食べているかorイメージする甘めの茶碗蒸しとは違うので、ひと口食べると頭が混乱しちゃうかもということだと私は解釈しました(笑)
カツオ出汁を使っているという大人向けの味付けで、アワビや赤貝など貝づくしでした。この茶碗蒸しもまた食べたいな。
カウンター席は、大将が調理しているところを間近で見られるのがいいところ。その丁寧な仕事ぶりには目を見張るものがあります。
「お客さんの目の前で調理するということは、すべてをさらけ出すということ。ごまかしのきかないことなんだ」と話す大将。自信を持ってやっているということが伝わります。
大将が寿司や料理の解説をしてくれたりと、カウンター越しに会話できるのも楽しいです。静かに黙々と食べなくちゃいけないんじゃないかと思っていらっしゃる方、「和がまま」は全く違うので安心して食べに行ってみてください。
私の大好きなしめさばが炙られているぅ~。
分厚く切ったさばの真ん中にシャリがちょこっと挟まれてるのが斬新。味も酸味が強いしめさばとはまったく異なり、さばの味をしっかり感じられました。
なお、醤油などの調味料はテーブルには置いておらず、ネタに合わせて大将が醤油、タレ、塩などをつけて出してくれます。お米は由利本荘市産のひとめぼれを使っているそうです。
握り寿司はひとつひとつ手渡しされます。理由は握りたてを食べてほしいから。
では、握り寿司を簡単にご紹介していきます。
ニシンは、多分初めて食べました。生ではなかなか食べられないんじゃなかったかな。岩塩(ピンクソルト)が振られています。炙ることで香ばしさもあり、脂が溶けておいしい!
大トロ、中トロ、とろけるぅ~。マスノスケ(別名キングサーモン)は、軽くルイベ(半冷凍)にしたものだそう。
総じて言えるのは、魚の良質な脂を摂取できていることが実感できたこと。(身体に気を遣う年頃なもんで...)
「和がまま」のこだわりは、北海道産の魚介類を使っていること。北海道で修行をしてきた大将によると、「海の幸はやっぱり北海道がいちばん」という理由から。
この日はカンパチだけが鹿児島県産。甘ダレでいただきました。
後半は貝づくし!初めて目にしたオオミゾ貝、そしてホッキ貝。いずれも予想に反して柔らかく、甘みと旨味が口の中に広がります。
繊維と平行に切られた肉厚なホタテ。塩でいただきます。切り方でこんなに食感が違うとは驚き&新発見です。
アワビは昆布締めしているかのような味。肝は初めて食べました。苦みは全くなく、とてもおいしい!鮮度の良さからくるものでしょうか、海の味も感じられました。
カニは安定のおいしさ。甘ダレも合いますね。
最後はツブ貝。大将いわく“貝のボス”なんだそう。調理前の殻に入ったでっかい貝を見せてもらいました。当然、身も大きいです。噛めば噛むほど旨味が口の中に広がります。
夫が貝類はあまり好きではないという話を前回大将にしていたので、敢えて仕入れてくださったのか、たまたまだったのかはわかりませんが、貝を食べまくった夫はどうやらそのおいしさに目覚めたようです(笑)
〆はミニイクラ丼。写真では見えませんが、下にご飯が隠れています。イクラ大好きな私は歓喜!それに加えて好きなものを最後に食べたい派としては、〆がこれというのも最高。
その日の仕入れ状況や大将の気まぐれで、提供される料理や寿司の内容や数は異なります。この日はお得な日だったようです。
味覚に全集中してひとつひとつじっくり味わっていましたが、途中から大将に「どう?」と感想を聞かれても、「やばい」「うま~」「何これ」しか言えなくなりました(笑)
このような上質なものを食べられること、味わえること、おいしさがわかるようになったことに嬉しくなった夜でした。
店名「和がまま」というのは、大将の思うがままという意味なんだそう(笑)大将にまかせておけばおいしい寿司が食べられます。
【和がまま】
住所:秋田県由利本荘市谷地町126 SKビル1F
電話番号:0184-74-6090
営業時間:
<昼>11:00~14:00(月曜、水曜、金曜のみ営業)
<夜>18:00~(不定休)
※夜は予約推奨。昼の予約受付不可。
駐車場:なし
公式Instagram(外部リンク)
※本記事に記載の情報は取材時のものです。