【秋田県由利本荘市】ランチ営業開始!気さくな大将が厳選した北海道の海の幸が味わえる「和がまま」
こんにちは!地域情報発信ライターの佐藤らなこです。
ある日、気になっていたお店が、ランチ営業を始めるというSNSの投稿を発見。初日に行くべきか迷っていたところ「思い立ったら行動せよ」という占いを目にし、それを信じて行ってみたら...(笑)とってもおいしいものと素敵な店と気さくな大将に出会えました!
というわけで本日は、由利本荘市にある寿司店「和がまま」のランチをご紹介します。
「和がまま」
「和がまま」は、由利本荘市の本荘駅前商店街の通りにあります。由利本荘市文化交流館カダーレのすぐちかく、JR羽後本荘駅前からだと徒歩5分程です。
私はこの辺りをよくぶらついていますが、店がどこにあるのか明確にはわかっていませんでした。マップが表示するその場所に本当にあるのか半信半疑(笑)
というのは、店名の入った看板が出ていないから。営業中はのれんが出ているんですが、「和がまま」は夜の営業がメインで、私はその時間帯に店の前を通ることがほぼないのでわからなかったということもあります。
白いのれんはとても目立ちます。ちなみに昼と夜ではのれんが違うそうですよ。
店内の様子
勝手な想像で、引き戸を開けたらカウンターがあって、お客様がその前に座っていて、職人さんが寿司を握っていて、「へい、らっしゃい!」っていう感じかなと思ったら、全然違いました...。
なんでしょう、この高級感あふれる空間は!写真だとカーキ色っぽく見えますが、黒い壁と黒い床。ここはまだ玄関スペース。誰もいません。見えません。中から「いらっしゃ~い」という声が聞こえたので、靴を脱いで、丸い電球に足元を照らされがら、黒いのれんの先に恐る恐る進みます。
ひゃ~、何ここ!?かっこいい!
黒を基調としたシックな内装。間接照明も素敵な雰囲気を演出しています。英語圏の人だったら「Cool!」って言うのかな。
大人向けの雑誌かWebサイトに載ってそう。都会の高級店みたいですが、秋田県由利本荘市にある「和がまま」の店内です。
カウンターには掘りごたつタイプの席が10席ほど。一人ひとりがゆったり座れるように大きめの座布団が置かれています。満席になったとしても、隣りと近すぎないのがいいなと思います。
他に個室もありますが、お客様と対面で会話しながら料理を提供したいとのとで、カウンター席をご案内しているそうです。
高級感あふれる店内ですが、さほど緊張せずに入っていけたのは、訪問前に電話で話した時の大将に好感を持ったから。
実際お会いしても気さくで話しやすく、私みたいに初めての人にも最初から分け隔てなく接してくださり、とても嬉しかったです。
そんな大将のところに足を運ぶ常連さんもみんな優しく、店内は和やかでした。食べる前からファンになっちゃいました!
「和がまま」では、主に北海道で取れた魚介類を提供しています。その理由は大将は北海道で修行をしてきたから。「海の幸はやっぱり北海道がいちばん」と大将は言います。
カウンターにはネタが入ったケースがありました。どれも新鮮でおいしそう。キラキラ輝いて見えます。
この冷蔵ケースにはこだわりがあり、電気を使わず氷で冷やしているとのこと。電気だと、ネタが乾いちゃうんだそう。最良な状態でお客様に提供したいという大将の思いが伝わります。
ランチは3種類
夜営業をメインにしてきた「和がまま」ですが、12月よりランチ営業を始めました。月、水、金の週3日、11:00~14:00です。
ラストオーダーの時間は特に設けておらず、14時までにお店に入ればOK。ただし、提供できる数には限りがあるので、予約するか来店前に電話をいただければありがたいとのことでした。
メニューはいわゆるお刺身定食で1,000円、1,500円、2,000円の3種類があります。金額によってお刺身の内容が変わるそうです。
私が注文したのは1,500円のランチ。
この日のお刺身はサーモン、ヒラメ、タコ、マグロの4種類。すべて函館など北海道産のものだそう。
見るからに新鮮でおいしそうなのわかりますか?なので、私は逆になかなか手をつけられませんでした。ずっと見ていたい。だって、マグロなんて、口に入れたらきっとすぐになくなる...。そうです、私は好きなものは最後にとっておきたいタイプです(笑)
分厚いサーモン。苦手な方は独特の臭みがダメみたいですが、それは全く感じません。おいしかったなぁ。
アレルギー以外で生魚が苦手、嫌いとおっしゃる方は、「例えば鮮度が落ちていたとか、何かしらの理由でおいしくないものを食べたのではないか」と大将は分析します。
なので「前に食べたけどおいしくなかったという理由で嫌いになったり、食べなくなったりしたものがあったらそれを教えてほしい、それをぜひうちで食べてみてもらいたい」と話す大将。
過去には常連さんが生魚が苦手という方を「和がまま」に連れてきたそう。(チャレンジャー!!)そうしたら、その方は「おいしい!」としっかり食べて帰ったんだとか。
タコは足と頭をいただきました。ヒラメ、マグロもおいしかった~。いろいろな魚を食べてみたくなっちゃったな。
この日は真ん中の1,500円を注文したけど、次はワンランク上げるしかないのか、私!?隣りのお客様が「まずは1,000円から」と言っていたのもわかる気がします。徐々にあげていった方がよかったかな、なんて(笑)
お刺身だけではなく、他のおかずもぜひゆっくりと味わっていただきたいです。
いつも定食をいただく時はご飯が残る傾向にある私ですが、この日はペロリといけちゃいました。ちなみにご飯はおかわりできます。
常連さんはエビチリだけでご飯1杯いけちゃうと話してました。本当その通り!ものすごくご飯が進みます。
これらのおかずの内容は基本的には固定ですが、気まぐれで変わることもあるとのこと。
振り返ると...ランチはメインのお刺身、サラダ、エビチリ、ぶり大根、鶏肉と卵の煮物とおかずは5品。それにご飯、味噌汁、いぶりがっこがセットでした。
どれもぜ~んぶおいしかった。大満足!お刺身だけで1,500円してもおかしくないんじゃないかと思うほど贅沢な内容でした。
夜も利用してみたい
ランチを始めたのは、お店のことを知ってもらいたいから。昼と夜で提供する魚介は同じものを使っているので、お昼に食べてみて、興味を持ってくださった方にはぜひ夜にも来てほしいと話します。
その戦略にまんまと引っかかったのが、この私(笑)帰宅後に夫に写真を見せながら話をし、夜に「和がまま」に行くことにしました。ちなみに夜は7,700円のおまかせ料理のみ。飲み物代は別とのこと。
このクオリティの高い料理をこの値段で食べられるところは他にはないだろうと自負する大将と、うなずく常連さん達。「和がまま」のお客様は市外や県外から来られる方が多いんだそうです。
「昼も夜も高いとおっしゃる方もいるだろうけれども、一度食べてみて、価格に見合うかどうかを判断してほしい」とのこと。
「和がまま」が気になった方、まずはランチからいかがでしょうか。
【和がまま】
住所:秋田県由利本荘市谷地町126 SKビル1F
電話番号:0184-74-6090
営業時間:
<昼>11:00~14:00(月曜、水曜、金曜のみの営業)
<夜>18:00~(不定休)
駐車場:なし
公式Instagram(外部リンク)
※本記事に記載の情報は取材時のものです。