現代塩ラーメンの最高峰の一つ、最初の一口で酸欠した衝撃の一杯、Ramen FeeL
こちに関しては、「お店の前を偶然通って、美味しそうだから立ち寄った」といった、偶発的な出会いは、まずありません。このラーメンの為に、遠い遠い道のりをわざわざ乗り越えて来るお客様が大半、そんな偶然なき必然のみのお店です。
お客様は、選んでいるつもりでしょうが、実は選ばれている。それを実感できた空間でした。
2024年東京 第6位 Ramen FeeL (JR 日向和田駅 0.9 km)
東京在住の99%の人が知らない駅でしょう日向和田駅、わかりやすく言えば、八王子の奥のエリアです。それでも、車で訪れるだけの価値があるでしょう、今回は日帰り温泉と、道の駅での食材購入、あきる野市のpaypay25%OFFキャンペーンを組み合わせての、1日ドライブツアーで訪問しました。
それにしても、この近隣エリアの秋川渓谷のお湯は、ランキング1位になる程ですし、さすがでした。
当日並びも出来るようですが、リスクヘッジでネット予約。コストはかかりますが、旅の時間の有効活用を考えると、無駄が少ないこのサービスはありがたいです。
昭和の塩ラーメン最高峰は、函館の滋養軒さん。そして、現代塩ラーメンでは、広島の塩そば まえださん、そして、このRamen FeeLさんでしょうね(「この3店よりうちの方がうまい!」という店主さんは、ご連絡お待ちしております)
これらは、味がどうのこうのではないのです、最初の一口のスープを口にして、
「フーーー」と鼻から深く深く大きな息を吐き出し、次の一口に進まないのです、身体が硬直し頭が一気に回転して、何かを考え出す。
私の身体の通常機能を、一時的に停止させるのです。
一般的に美味しいと感じる、味による喜びや満足を提供してくれる料理。その上のステージに到達すると、その身体の奥の奥に染み込み、脳を刺激して価値観に影響を与えてくるのです。忘れられない、衝撃的な、ぶっ飛んでる、と人は表現するのでしょう。
この店名を出すのが、適切かどうかわかりませんが、金沢の小松弥助さんに実に近い存在です。この作り手の、全ての作品を食べてみたいと思わせる信頼を、一瞬にして成立させるインパクト。
そして、このお店での全てのスタッフが、同じ方向を見ているのです。金沢の小松弥助さんでは、それを感じられます、ただ、この特別なこの感覚が、間違いなくこの地にはあったのです。
イエモンやワンオクのような、特別なバンドの音からだけ感じられるような、グルーブ感と言えば分かりやすいか、いや分かりにくいか笑 このグルーブ感が飲食店の空間に存在すると、間違いなく料理のステージは数段階上がるのです。
そう、このお店は、グルーブ感があるのです。
美味しいラーメンを食べたいだけなら、ここまで行く必要はないです。遠いし、安いラーメンでもないですし、他にも東京には本当に美味しいラーメン店は、たくさんありますから。
ただ、一杯のラーメンで感動したい、価値観を変えたい、腰を抜きたい、酸欠になりたい、といった普通でない感覚の人々には是非とも食べて頂きたい。
あと、このエリアの日帰り温泉、いいですよ。
Ramen FeeL
東京都青梅市梅郷4-695-1(JR 日向和田駅 0.9 km)
営業時間 : 11:00 - 15:00 (土日祝 ~ 16:00) 定休日: 水曜日
電話: 0428-85-9382
2024東京都ラーメンBEST10ランキング
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