【傾聴】子どもが信頼してくれる親になる!話を聴くときの心構え3選!
幼児教育講師のTERUです。
日々の子育て本当にお疲れ様です!
今日は前回に引き続き、子育ての最強スキル『アクティブリスニング』をテーマにお話しさせていただきます。
今回は前回お話したアクティブリスニングを実践するのに必要な次の3つの要素の1つ目について具体的にご説明していきます。
- アクティブリスニングの心構え
- 『受け入れの気持ち』を子どもに伝えるコツ
- 合いの手の入れ方
【1. アクティブリスニングの心構え】
私が考えるアクティブリスニングの心構えは全部で3つあります。
まずは子どもの話を聴く時に、この3つを大切にして聴いてあげてほしいです。
①絶対に否定しない
アクティブリスニングは『受け入れの気持ち』を子どもに伝えることが一番の目的ですから、否定しないということほど大事なことはないです。
大人でもそうですが、すぐに否定してくる人に話を聴いて欲しいとは思いませんし、ましてや「受け入れてもらえている」なんて1ミリも感じることはできませんよね。
ですからお子さんがどれだけトンチンカンなことを言っていても、それはおかしいんじゃないか?と思っても、まずは否定せずに聴くという心構えがアクティブリスニングの第一歩です。
②時間のゆるす範囲で聴く
「よし!アクティブリスニングを実践しよう!」と意気込むとぶつかるのが時間の壁です。
「ちゃんと話を聴いてあげたいんだけど、なかなか時間を作ってあげられない!」このように、良いことを実践しようとしているのに、逆に悩んでしまったり、自己嫌悪に陥ってしまう方もいらっしゃいます。
これは断言してお伝えしますが、どれだけの時間できたか、どれだけの時間できなかったかなんて、全く気にする必要はありません。
大切なのは『できる範囲でどれだけ実践できたか』これだけです。
時間がないときはできなくてしょうがないです。聴けるときにちゃんと実践してあげれば、ちゃんとお子さんに気持ちは伝わります。
③解決しようと思わない
「よし!子どもの話を聴くぞ!」と思うと、知恵ある大人はどうしても何か子どものためになるアドバイスや、悩みがあるなら解決してあげよう!と意気込んでしまうものです。
ですが、それはアクティブリスニングの目的ではありません。
というよりその良かれと思った親のアドバイスが、逆に子どもが自分で考えるチャンスを奪ってしまったり、「ちゃんと最後まで聴いてくれない」と子どもに思わせてしまったりするのです。
大切なのは『子どもには自ら解決する力がある』と信じてあげることです。
さらに、子どもの話す内容によっては、とてもショッキングな内容で聴いているのがつらくなることもあります。
その内容が難しい問題であればあるほど、「私には解決してあげられない!」と感じてしまい、話を聴き終える前に「気にするのはやめなよ。大丈夫だよ。」などと安易な言葉で話を切り上げてしまうことがあります。
これでは子どもは自分の問題に向き合ってくれなかったと感じ、『受け入れの気持ち』を感じることできません。
どんなにつらい内容でも、話を最後まで聴いてあげる姿勢が大切です。
そのためには、
- 話すだけで人は癒されて、問題を解決の方向に進めることができる
- 子どもは親に話を聴いてもらうとき、問題を解決してほしいとはほとんどの場合思っていない
ということを心の中で思ってみてください。
これはほとんどの場合事実で、親の考えすぎであることが多いです。
アクティブリスニングは解決が目的ではないので、アドバイスに意気込む必要もお悩み解決をする必要もないのです。
いかがでしたでしょうか?
本来もっと挙げればあるのですが、あまり色々と項目を増やして難しくしても逆に実践しづらくなると思いますので、まずはこの3つを大切にしてみてください。
次回は、2つ目の子どもの話を聴いているとき、子どもに『受け入れの気持ち』を伝えていくためのコツをご紹介します。
楽しみにお待ちください!