【町田市】「お米マイスター」のいる名店。大正15年創業のお米屋さんで、自分好みの「お米」に出会える!
みなさんは、お気に入りのお米はありますか? 今回は、好みに合ったお米を選んでくれるお米屋さんがあると聞き、町田市小山町にある「佐藤商店」を訪問しました。
佐藤商店は、大正15年創業のお米屋さんです。町田街道の「町田西郵便局」近くの交差点を1本曲がったところにあります。
お店のすぐ脇に駐車場があります。多摩境駅からも、徒歩圏内です。お米を買うなら車がおすすめですが、少量(3Kg)から購入ができるので、電車や町田街道を通るバスの利用も可能です。
お店の入口には、「お米マイスターの店」と書かれていました。代表の佐藤さんは、お米に関する幅広い知識を持った「お米マイスター」です。好みの食感や甘さ、粘りなどを伝えると、おすすめのお米を選んでくれます。
「お米は、ワインと同じで”嗜好品”。数多くの品種があり、味や風味が全然違うので、好みに合ったお米を食べてみて」と話す佐藤さん。お米の特徴や、おいしい炊き方も教えていただきました。
店内には、16種類のお米が並んでいました。その時期に1番おいしいお米を全国各地から仕入れているそうで、時期によって置いてある銘柄と数が異なります。(※表示されている価格は、2024年3月取材時のものです。最新の情報はお店でご確認ください。)
お米を選んで注文してから、目の前で精米をしてくれます。「玄米」「分づき米」「白米」と、精米方法が選べます。
お米の精米は3Kg~。「お米屋さんでは、まとまった量を購入される方が多いのかな?」と思ったのですが、複数のお米を少量ずつ購入して、食べ比べをされる方が多いそうです。お気に入りのお米を見つけたら、次から多めに購入するという方が多いとのことでした。1つの銘柄だけでなく、ブレンド米もおすすめだそうです。
筆者もさっそく好みを伝えて、お米を選んでいただきました。こちらが3Kgのサイズです。
今回選んでいただいたおすすめのお米をご紹介します。一部、試食用としてご提供いただきました。ありがとうございました。
まずは、とちぎの「夢ごこち」。冷めてもおいしい限定米だそうです。
お米のおいしい炊き方も教わったので、さっそく試してみました。
1時間以上水につけてから炊飯器で炊き、炊き上がる3~5分前に蓋を開けてかき混ぜるのがポイントだそうです。お米から旨味成分が出て、「甘味」が下に落ちるので、混ぜるといいそうです。
大きめでしっかりとした粒感。炊き立てはピカピカしていました。
アドバイスいただいた炊き方を試してみると、いつものごはんと確かに違う!
そして、「冷めてからも美味しいのが、いいお米」と佐藤さんに伺ったのですが、冷めてから食べてみて、2度目のびっくり! 甘味が増していて、本当においしかったです。
続いて、ふくしまの「福、笑い」。
甘味が強く、もっちりした大粒のお米です。
こちらも、炊きたてを食べてみると、普段食べているお米との違いにびっくり! 粒がしっかりしていて、甘味があります。お米の種類と炊き方で、「こんなに違うの?」と思わず声が出ました。
続いて、宮城の「だて正夢」。こちらは玄米にしました。
玄米は、水を計量した後、冷蔵庫で寝かせてから炊くのが、おいしい食べ方だそうです。「だて正夢」は、水加減を少なめにするのがポイントです。
玄米100%ですが、粘りがあり、もっちりしておいしい! こちらも、普段筆者が食べている玄米と全然違いました。
最後は、佐賀の「さがびより」。粒が大きく、しっかりとしているのが特徴です。
コシヒカリと並ぶおいしさで、西で人気があるお米だそうです。
粒がしっかりしていて、きれいなお米です。
炊き上がりは、大きめの粒感でした。甘味もありますが、「夢ごこち」「福、笑い」に比べたら、あっさりとした味わいでした。どんなおかずにも合いそうなお米です。
食べ比べをしてみて、味の違いが実感できました。お米って奥が深い!
お米の専門店「佐藤商店」では、好みに合わせたお米を少量から購入することができます。初めての訪問でも、丁寧に説明をしてくださいました。
みなさんもぜひ、食べ比べをしてみて、好みのお米を見つけてくださいね。
●有限会社 佐藤商店●
住所:東京都町田市小山町3214
電話: 042-772-2350
営業時間:9:00~18:30
定休日:日曜・祝日・第2土曜