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首位打者ク・ジャウクが一発含む4安打3打点/チャ・ウチャンが現役引退<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
試合後ファンへの挨拶(左)と6号弾のク・ジャウク(写真:サムスンライオンズ)

17日のKBOリーグは全5試合が18時30分開始のナイトゲームで行われた。

サムスンライオンズ-LGツインズ(テグ)は4-2でサムスンが勝利。サムスンの3番ク・ジャウクが決勝打となった先制タイムリーを含む4安打3打点と活躍した。

ク・ジャウクは5回裏2死一塁でLGの先発ケイシー・ケリーの1ボールの後の2球目、真ん中低めの直球に対し強振することなくバットを合わせた。すると打球はライトフェンスを越える6号2ランに。この一発でサムスンは3-0とリードを広げた。

ク・ジャウクはこの日の4安打で打率を3割4分1厘に上げ、再び首位打者争いのトップに立っている。

ク・ジャウクは今月、52打数24安打で月間打率4割6分2厘と好調。またこの日のヒットで史上16人目の9年連続100安打到達となった。

◇8月17日(木)の結果

・トゥサン 8 - 9 KT(チャムシル)

 勝:ベンジャミン

 敗:ブランドン

・サムスン 4 - 2 LG(テグ)

 勝:ペク チョンヒョン

 敗:ケリー

・KIA 8 - 4 キウム(クァンジュ)

 勝:イム ギヨン

 敗:キム ソンジン

・ロッテ 15 - 4 SSG(プサン)

 勝:ハン ヒョンヒ

 敗:オ ウォンソク

・NC 10 - 9 ハンファ(チャンウォン)

 勝:イ ヨンチャン

 敗:キム ギュヨン

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

◆「チャ・ウチャン引退」

ロッテジャイアンツは左腕投手チャ・ウチャン(36)の現役引退を発表した。チャ・ウチャンは2010年代前半に黄金時代を築いたサムスンで活躍。先発とロングリリーフも務め、15年には最多奪三振のタイトルを獲得した。

17年、LGにFA移籍後も3年連続2ケタ勝利を記録。先発投手として役割を果たした。また代表チームの常連で様々な場面での起用に応えた。

近年は左肩痛に悩まされるも、回復後に出場した東京オリンピック(五輪)ではリリーフとして本領発揮。しかし痛みが再発し、五輪後は1軍登板なく昨オフにLGを戦力外となった。

今季移籍のロッテでも1軍マウンドに上がることなく、今回ユニフォームを脱ぐことを決断した。通算457試合112勝79敗1セーブ32ホールド、防御率4.51。1413奪三振は歴代10位。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、ロッテジャイアンツ)>

SSGランダーズ戦の8回表2死一、三塁でチョン・ジュンウに代わってレフトの守備に入った。その裏の先頭打者としてカウント2-2の7球目、内角高めにうまく腕を畳んでレフト前のヒットを放った。次打者の打席で今季12個目の盗塁成功。後続の出塁で7点目のホームを踏んだ。

この回打者一巡し、2打席目はライト前ヒット。後続も続き再びホームに生還した。2打数2安打2得点1盗塁。

⇒ 出た!安田権守(ロッテ)がプロ425打席目で初アーチ。さらに2号弾も

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FMコザ)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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