【相模原市】消防署ってどんな訓練をしているの?オフショットも公開!
こんにちは
Yahoo!地域クリエイターのみいこです!
前回に引き続き、「消防署ってどんなところ?第2弾」をお届けします!
今回は、【訓練編】です。
どんな訓練をしているの?どこで訓練しているのかな?
そんな質問を用意して見学してきました!
あわせて、訓練で稼働していた消防車についてもご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
(取材/撮影ご協力:相模原市消防局 相模原消防署 ほか)
※マスクは活動の状況や熱中症対策等を考慮し、必要に応じて着脱しています。
はしご車訓練
はしご車訓練が始まります。
有事の際に、安全かつ確実な救助・消火活動ができるよう、実際に稼働させて点検作業等を行っています。
相模原本署のはしご車は、はしごの先端部分が下側に屈折するため、障害物への回避能力が高いとのことです。
「はしごは何メートルまで伸びますか?どんなときに活躍しますか?」
「はしごは30メートルまで伸びますよ。建物の11階くらいまで上がります。高いビルの消火活動や人を救助する際に活躍します。」
「倒れることのないよう、車体はアウトリガーと呼ばれる4本の足でしっかり支えられていますよ」
「ちなみに…、“怖い”など…思うことはないですか?」
「人命救助第一で活動しているので、怖いという感情はないですね。ただ、いかなる災害現場でも、危険と隣り合わせであるということは常に考えています。だからこそ、日々の点検作業や訓練は欠かすことなく、さらに知識・技術を向上させるための勉強も非常に重要な業務のひとつです。」
「こちらの消防車には大きなカゴのようなものが装備されていますが、どんなときに活躍しますか?」
「高所救助車といって、一度に多くの人や車いすに乗った身体の不自由な人を安全に救助するときに活躍します。大きなカゴのような部分は、デッキといいます。デッキの広さは約4畳分位で、高さ15メートルほどまで上がります。建物でいうと5階くらいの高さですね。」
写真は、はしご車と高所救助車の連携訓練の様子です。
ぐんぐん伸びていくはしごにも注目ですが、どんどん小さくなっていく隊員さんの姿を見て、常に命がけであることに身が引き締まる思いでした。
部隊間訓練
ここは中央区緑が丘にある「緑が丘分署」です。
県道507号相武台相模原線(通称:村富線)を利用する方にとっては、馴染みのある庁舎かもしれませんね。
この日は、相模原本署、淵野辺分署、緑が丘分署の部隊が緑が丘分署に集結し、部隊間訓練が行われていました。
訓練の主な内容は、若手機関員への水利部署時の操作確認です。
部隊間訓練は、知識・技術の向上はもとより、部隊間の連携を目的とし、有事の際には部隊間で迅速な連携と安全・確実な行動が発揮されます。
どのような火災状況においても、安全・確実・迅速な活動を行うためには、さまざまな火災を想定した訓練を行うほか、部隊間での連携訓練もとても重要であることがわかりました。
全国消防救助技術大会出場に向けて日々訓練中!
ここは、南区下溝にある下溝防災消防訓練場です。
広い敷地内には、高さ17mほどある訓練塔1棟と3階建て相当の訓練塔2棟が設置されています。
消防救助の甲子園とも言える8月開催の「全国消防救助技術大会」に出場するためには、6月の「神奈川県消防救助技術指導会」及び7月開催の「消防救助技術関東地区指導会」を突破する必要があるのだとか。
まずは、6月の県大会に出場するため、局内選考会突破に向けて日々訓練が行われているようです!
【ロープブリッジ救出】
4人1組(要救助者を含む)で、2人が水平に展張された渡過ロープ(20メートル)により対面する塔上へ進入し、要救助者を救出ロープに吊り下げてけん引して救出した後、脱出する。要救助者を隣の建物等から進入し、救出することを想定した訓練です。
【障害突破】
5人1組(補助者を含む)で4人が緊密な連携の下、一致協力して「乗り越える」「登る」「渡る」「降りる」「濃煙を通過する」の基本動作により5つの障害を突破する。災害現場の様々な障害を想定した訓練です。
【ほふく救出】
3人1組(要救助者を含む)で、1人が空気呼吸器を着装して長さ8メートルの煙道内を検索し、要救助者を屋外に救出した後、二人で安全地点まで搬送する。ビルや地下街等で煙に巻かれた人を救出するための訓練です。
(引用元:一般財団法人全国消防協会)
過去に行われた全国大会では、ロープブリッジ救出及び障害突破で1位、ほふく救出で2位を記録するなど数々の優秀な成績をおさめています。
今年も良い結果につながるといいですね。ささやかながら心から応援しています!
さて、今回は「どんな訓練をしているの?」にズームしたご紹介でした。
いかなる災害現場でも、迅速そして安全に消防活動を行うことができているのは、こうして日ごろからさまざまな災害を想定した実践的な訓練を積み重ねているからこそ、ということを改めて認識しました。
今回も、本番さながらの訓練を行う姿からは、深い志と使命感が溢れ、ヒーローの陰の努力を垣間見たようでした。
おまけのオフショット☆
訓練終了後・休憩時の隊員さんたちの笑顔やお互いを労う姿も、とても印象的でした。
相模原消防局はじめ隊員のみなさん、取材にご協力いただきありがとうございました!
ぜひ、第3弾もご覧ください。
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緑が丘分署
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