【イタリア】お手洗いでピンチ!蛇口しかない洗面台 …どうやって水を出すの?【ローマ】
コロナ禍直前にローマを旅行した時のお話です。
日本ではコロナ対策として各所に消毒液が設置されるようになりました。自分でポンプを押すもの・手をかざすと自動で消毒液が出てくるもの、そして足踏みペダルで消毒液を出すものがあり、そのどれもが今では見慣れた物です。
ローマへ行ったのが「足踏みペダル式の消毒液に慣れた後」だったら、もしかしたら水の出し方もピンときたのかもしれないな …と思います。あの洗面台を見て真っ先に思ったのは「古めかしい作りだけど、蛇口ハンドルがないってことはセンサーで水が出てくるタイプなのかな」です。お風呂屋さんなどにある給水機は足元のペダルを踏んで水を出しますが、手を洗うところで「ペダルを踏んで水を出す」発想は私にはありませんでした。
ドイツやフランスなど、何人かのヨーロッパの友人に確認したところ「見たことないよ」「手を使わずに水が出せていいね!どこの国?」などの返事がありました。
日本の高性能なトイレと清潔なお手洗いは間違いなく最高ですが、この時使った足踏み式の洗面台も素朴な可愛らしさがあるなあ、と感じます。自動でなんでも出てくる今の世の中で、こうして一手間(手間というほどではないけれども)かけて何かをする、というのも面白いですね。