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広く秋晴れ続くも連休明けは強い冷え込みに注意…今すべきことは?南海上には新たな台風も:気象予報士解説

植松愛実気象予報士・防災士・野菜ソムリエ
4日9時の予想天気図(気象庁HPより)。北海道に低気圧と前線が接近、南海上に台風

4日は本州付近では引き続き晴れるところが多いものの、北日本では天気が荒れるところがありそうです。
そして連休明けは全国的に冷え込み、週後半には東京や名古屋でも1ケタの気温も。

一方、南の海上では4日3時に新たな台風が発生。台風の今後の見通しや、寒さに備えて今やっておくべきことも含めて気象予報士が解説します。

北海道は激しい雷雨や雪に

4日(左)朝、(中)昼過ぎ、(右)夜の天気分布予報(気象庁HPを元に作成)。
4日(左)朝、(中)昼過ぎ、(右)夜の天気分布予報(気象庁HPを元に作成)。

4日は九州~東北で広く晴れ間がありますが、北海道付近を前線や低気圧が通過するため、北海道内は日本海側や太平洋側西部を中心に荒れた天気となりそうです。激しい雷雨や、山では雪となり、強い風を伴うところもあるでしょう。

また沖縄でも局地的に雨が降り、九州南部でも一部降るところがありそうです。

何度で何が必要?今やるべきことは

気温と服装の目安(筆者作成)。
気温と服装の目安(筆者作成)。

人によって暑がり・寒がりというのはありますが、おおむね気温が17度以下になってくるとニットの服が欲しくなり、15度以下になるとトレンチコートなど薄手のコートが必要になってきます。そして10度を切ってくると、本格的な冬物のコートが必要に。

今回の寒気流入で、後述のとおり特に8日(金)頃は東京や名古屋でも10度を下回る予想です。

また、気温が15度を切るあたりから、暖房が必要になったり、冬布団でないと寒くて寝つけない人が増えてきます。暖房の試運転や冬布団の用意などを早めに済ませておいて、冷え込んでから焦らないようにしましょう。

新たな台風は7日以降の進路の幅大きく

台風情報(気象庁HPより)。
台風情報(気象庁HPより)。

南の海上では4日3時に新たな台風が発生し、気象庁からは5日先までの予報円が発表されています。

このうち7日(木)以降は予報円がかなり大きくなっていて、フィリピン方面へ抜けて行く可能性もあれば、沖縄に接近する可能性もあり、さらには停滞したり複雑な動きする可能性も。

日本に影響が出るとしてもまだ先ではありますが、最新の情報を確認するようにしましょう。

「冬型」の天気分布が多い1週間に

週間予報(気象庁HPを元に作成)。
週間予報(気象庁HPを元に作成)。

連休明け5日(火)以降は、太平洋側では広く晴れ間が続くものの、日本海側では曇りや雨のところが多く、北海道では平地でも雪になるところがありそうです。

西高東低の「冬型」の気圧配置になることが増えるためで、これに伴い全国的に気温も下がります。

特に8日(金)の朝を中心に冷え込み強まるため、前述のポイントをもとにしっかり準備をしておきましょう。

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気象予報士・防災士・野菜ソムリエ

気象予報士・防災士として講演・執筆を行う傍ら、野菜ソムリエ・食育インストラクター・薬膳マイスターとして出張料理人(一般家庭での作り置き代行)としても活動。NHK・民放各局で気象キャスターを歴任し、報道の現場や防災、気候変動・地球温暖化に関する最新情報にも詳しい。著書に『天気予報活用ハンドブック~四季から読み解く気象災害』(竹下愛実名義・共著)がある。

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