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まるでパスタみたい⁈「豆葉」という豆腐の麺や料理が食べられるお店が5月8日オープン!(札幌市中央区)

吉川雅子野菜ソムリエ上級プロ&フードツーリズムマイスター(札幌市)

5月8日にグランドオープンする、健康とSDGsに配慮した「北豆印商店Cafe & Restaurant(カフェ&レストラン)」。ヘルシーでありながら良質なタンパク質が摂れる料理を提供するお店です。どんなお店なのかご紹介します。

北海道の良質な大豆

日本の食品用の大豆自給率は22%ほど、そのうち約4割が北海道で生産され、国内における大豆の主産地となっています。

北海道の大豆は、成熟していく期間の気温が冷涼であるため、イソフラボンの含有量が多いといわれています。

豆葉(とうよう)って?

中国や台湾では一般的な食べ物で、「干豆腐(かんとうふ)」とか「豆腐干(とうふかん)」と呼ばれる大豆製品があります。豆腐を圧縮・脱水したもので、日本ではあまりみかけません。干豆腐を細切りにしたものは「豆腐干絲(とうふかんす)」と呼ばれ、麺の代わりに使われます。

干豆腐は、和え物や炒め物に使われることが多く、特に豆腐干絲は、麺の代わりとして使ってラーメン風や焼きそば風などにできます。中華麺を豆腐干絲に置き換えると、糖質やカロリーオフになるため、今では健康や美容に気を遣う日本人に人気の食べ物となっています。

北豆印商店Cafe & Restaurant」では、オーナーの張相律氏が、「美味しい北海道産大豆で豆腐干を作ったら美味しいだろうな」という発案から、2020年夏、北海道産大豆を使用した、西区の豆腐店の「北海道 北のおとうふ 豆太」と共同開発で、シート状の豆葉を完成させました。それが「豆葉」なのです。

そして、その年の秋から販売を開始しました。

2枚入りと4枚入りの豆葉があります。冷凍で販売されています
2枚入りと4枚入りの豆葉があります。冷凍で販売されています

シート状の豆葉を好きな形に切って使います。千切りにするとまるで麺のような形状になります
シート状の豆葉を好きな形に切って使います。千切りにするとまるで麺のような形状になります

使い方が紹介されたパネル。レシピはホームページでも紹介されています
使い方が紹介されたパネル。レシピはホームページでも紹介されています

北豆印商店Cafe & Restaurant

5月8日にグランドオープンする「北豆印商店Cafe & Restaurant」。

お店の入口
お店の入口

白を基調とし、木のぬくもりが感じられる明るい店内。中央のテーブルには電源コンセントがあり、仕事にも利用できます
白を基調とし、木のぬくもりが感じられる明るい店内。中央のテーブルには電源コンセントがあり、仕事にも利用できます

お店では北海道産大豆100%の豆葉豆乳豆腐にこだわり、なるべく北海道産の旬の野菜や海鮮を使った、地産地消を大切にしています。さらに、​使い捨ての容器不使用、食品ロスの削減など積極的にSDGsに取り組んでいます。その取り組みのことはこちらをご覧ください。

食事メニューは、豆葉を使ったものがいろいろあります。パスタ類は普通のパスタもありますが、糖質オフの豆葉に換えたものが食べられます。

味は4種類。「ワタリガニのトマトクリーム豆葉」¥1,520、「ボンゴレビアンコ豆葉」¥1,190、「ボンゴレロッソ豆葉」¥1,190、「カルボナーラ豆葉」¥1,190。豆葉をパスタに換えると200円引きになります。

まるでパスタにしか見えない!
まるでパスタにしか見えない!

豆葉がアサリの出汁を吸って、パスタ風なのですが、また別な美味しさがある「ボンゴレビアンコ豆葉」
豆葉がアサリの出汁を吸って、パスタ風なのですが、また別な美味しさがある「ボンゴレビアンコ豆葉」

スープは4種類(いずれもパン付き)。「野菜豆乳スープ」¥880、「ミネストローネ豆乳スープ」¥880、「麻辣豆乳スープ」¥880、「海鮮ブイヤベース豆乳スープ」¥1,100。すべてに豆葉と豆乳を使っています。

上の白いスープが「野菜豆乳スープ」、時計回りに「ミネストローネ豆乳スープ」、「海鮮ブイヤベース豆乳スープ」です
上の白いスープが「野菜豆乳スープ」、時計回りに「ミネストローネ豆乳スープ」、「海鮮ブイヤベース豆乳スープ」です

そして、私が特にオススメしたいのは「麻辣豆葉」(ライス付き)¥990です。

麻辣豆腐も美味しいのですが、歯ごたえがある豆葉で満足感があり、花椒やお店手作りの辣油がクセになります。残った汁でご飯を食べるのもまた旨し!
麻辣豆腐も美味しいのですが、歯ごたえがある豆葉で満足感があり、花椒やお店手作りの辣油がクセになります。残った汁でご飯を食べるのもまた旨し!

カフェタイムのデザートにも美味しい豆乳が使われています。

今話題となっている台湾スイーツの「豆花(トウファ)」や、「パンナコッタ」「カタラーナ」「カッサータ」「シフォンケーキ」があります・

ランチタイムが終わったカフェタイムには「コーヒータイムお得セット」¥1,000があります。豆花とフルーツ、カタラーナ、ドリンクがセットになってとてもお得です。

お得なセット。豆花は豆腐のデザートで、意外にボリュームがあるのでこれだけでも軽い食事になります!
お得なセット。豆花は豆腐のデザートで、意外にボリュームがあるのでこれだけでも軽い食事になります!

ディナータイムにはランチで食べられる食事メニューのほか、アルコールにも合う単品がいろいろあります。一例をご紹介します。

「豆葉の竜田揚げ」はお店一番のおつまみ。ショウガとニンニクの香りがたまりません
「豆葉の竜田揚げ」はお店一番のおつまみ。ショウガとニンニクの香りがたまりません

「豆葉入り生春巻き」はタンパク質の豆葉が入ったサラダ感覚の生春巻きで、ゴマダレか麻辣味噌をつけて!
「豆葉入り生春巻き」はタンパク質の豆葉が入ったサラダ感覚の生春巻きで、ゴマダレか麻辣味噌をつけて!

「豆葉水餃子」は皮から作っています。ひき肉を半量以下にし、代わりに豆葉を使ってヘルシーに仕上げています
「豆葉水餃子」は皮から作っています。ひき肉を半量以下にし、代わりに豆葉を使ってヘルシーに仕上げています

皮はオーナーの張氏と北嶋料理長が北海道産小麦を使って作っています
皮はオーナーの張氏と北嶋料理長が北海道産小麦を使って作っています

落ち着いたらテイクアウトもするようですが、お店で使っている「豆太」の豆乳を多くの方に飲んでもらいたいと、まずは「豆乳サブスク」を開始。1カ月¥2,160というからお得ですね。

PRチラシ
PRチラシ

北海道産大豆100%の濃厚な豆乳を、一日一杯(250ml)ティクアウトできます。​使い捨ての容器を使用せずに、専用タンブラーを配布。ちなみに店内で飲む場合は¥350です。

豆葉粉末豆乳麻辣味噌は店内でも販売しています。

<北豆印商店Cafe & Restaurant>

*場所:札幌市中央区北1条西3丁目3 敷島北一条ビルB1(札幌駅前通地下歩道空間の9番出口を出てすぐ)

*TEL:011-211-8988

*営業時間:10:00〜21:30(カフェタイム10:00~11:30、13:30~17:00、ランチタイム11:30~13:30、ディナータイム17:00~21:30) ※土曜日は14:00からディナーメニュー提供

*定休日:日曜、祝日

*詳細はこちらをご覧ください。

*公式インスタグラムはこちら

野菜ソムリエ上級プロ&フードツーリズムマイスター(札幌市)

札幌市在住。「野菜ソムリエ上級プロ」。ほかにも生産者のブランディングをする「青果物ブランディングマイスター」、地域の食をツーリズムに生かす「フードツーリズムマイスター」などの資格を有する。「簡単におうちで野菜たっぷりな料理をしよう!」をモットーに料理教室やワークショップなど食に関する話題提供や、野菜や果物を使った商品開発やメニュー開発、アグリツーリズム企画なども行っている。また、原田知世・大泉洋主演の映画『しあわせのパン』では、フードスタイリストとして映画作りに参加。著書:『北海道チーズ工房めぐり』『野菜ソムリエがおすすめする野菜のおいしいお店』など。

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