6月16日(日)にリニュアルオープンした『天理スタミナラーメン本店』

お店の中がどのようになっているか気になっていたので、早速行ってきました！

リニューアルした『天理スタミナラーメン本店』のシンボルとなる大震災で生き残った軽トラックが、2階から今にも飛び出しそうです。オープン前にはなかったナンバープレートが付いていました。

お店が2階にあるので、車椅子、身体の不自由な方が利用するエレベーターが設置されていました。

入店前に食券購入を！

階段を登り、入り口前にある券売機で食券を購入します。席についたらスタッフに購入した食券を渡すシステム。

東日本大震災で炊き出しに訪れた『天理スタミナラーメン』

お店の2階に埋め込まれているのは、東日本大震災で活躍した軽トラック。悲惨な震災被害を忘れないため、生き残ったパワーのある軽トラックを天理スタミナラーメンの糧にと展示しているそうです。

被災した道路状況がままならないところを、キッチンカーでまる1日近くかけて炊き出しに出かけたそうです。震災時のまだまだ寒さが残るに東北に、遠路駆けつけた天理スタミナラーメンの温かい一杯は、被災された現地の方にとても喜ばれたそうです。当時の炊き出しのお礼も兼ねて、天理スタミナラーメンに来られるお客様もいらっしゃるそうです。

店内の様子

リニューアルオープンしたての、たくさんの窓から日差しが差し込む明るい店内。広い席が設けられ、家族やグループで訪れてもゆったり過ごせそうです。

木のパーテーションで仕切られたカウンター席

1人でも気兼ねなく食事ができる木のパーテーションで仕切られた席を新たに設置。この日も、1人で来店した男性が何名かこの席で食事されていました。この席を設置したことで、リニューアル前より女性1人で来店される方が増えたそうです。明るい店内で女性1人でも気軽にラーメンを食べることができる嬉しい心遣いですね。

天スタの歴史

昭和の頃、ジャズ専門のライブハウスで、現在の社長がライブ終わりにラーメンをふるまっていたことが始まりです。感謝の気持ちから生まれ、評判得たラーメンを楽しみに来られた方の後押しもあって、天理駅前郵便局に屋台を構えたそうです。(現在も営業中)

メニュー

看板メニューのスタミナラーメンをはじめ、メニューを見るだけで食欲をそそるラーメンが並びます。

夜鳴きラーメンは豚骨をベースにしたスープで辛さは控えめ。子供さんや辛いのが苦手な方におすすめです。

スタミナラーメンの小(860円)とスパムむすび(290円)をオーダー

運ばれてきたスタミナラーメン(小)の野菜とお肉の多さにびっくり！小サイズでありながらこのボリューム！

沢山の具材は天理スタミナラーメンを食べて元気になってもらいたいという、ライブハウスで提供していた頃からの社長の思いが引き継がれています。

長時間煮込まれた豚骨スープと野菜の旨みが溶け込んだオリジナルスープ。肉・野菜の凝縮した旨みとパンチのある辛さが効いて、それでいてさっぱり感があります。少し太めの卵入りの自家製麺はもちもちして、しっかりスープにからみます。たくさんの量の具材でお腹いっぱいになりました！

ハワイ生まれの「スパムむすび」

以前ハワイに出店していた店舗で好評だった「スパムむすび」を日本でも提供。今では、スタミナラーメンと並ぶ人気商品となっています。程よく焼かれたスパムとふりかけ風味がサンドされた和風スパムは、子供さんにも大好評です！

家庭用天理スタミナラーメンを販売(1188円)

お店の味を自宅でも食べられる「家庭用天理スタミナラーメン」が販売されています。

地域密着の『天理スタミナラーメン』

天理には天理教やスポーツの強豪校があり、全国から沢山人が集まる機会があります。そんな時に、お鍋を持って来店し「スタミナラーメン20人分！」などの注文もよくあるそうです。スープと具材をお鍋に入れて、麺は別で渡します。食べ盛りの学生さんは、残ったスープにご飯を入れて平らげるそうです。家族で食べるために、馴染みのおじいちゃん、おばあちゃんがお鍋を持って来店されることもあります。

『天理スタミナラーメン』を食べて元気になってもらいたい！という思い

『天理スタミナラーメン』主催のチャリティーゴルフコンペの収益金で、コロナ禍で苦労されていた近隣の医療従事者の方に食事券をプレゼントされていました。東日本大震災の際にも現地に炊き出しに出かけ、困難に立ち向かう方々にラーメンを食べて元気になってもらいたいという心意気に感銘を受けました。

数々の元気を届けてきた『天理スタミナラーメン』を食べて、皆さんも元気チャージしてくださいね！