【富士宮市】『南沢ホタルのせせらぎ公園』揺らぎ舞う儚い光は 幻想的な世界へと誘う!
富士宮市内房の山口南沢にある『南沢ホタルのせせらぎ公園』では、5月の下旬から7月中旬頃まで、ゲンジボタルとヘイケボタルを鑑賞することができます。
場所は内房黄瀬川沿いを清水側に向かって走り、山口橋を越したところ(手前でも同じ場所に出ます)を右折、旅館芝川苑さんを越すと、200mほど先に開けた左側に駐車場があります。
駐車場に停めて、車が一台くらい通れる道を歩いていくと、約150mほどで左側に田んぼ側に降りられる坂道があります。
下るとすぐに橋があり、川の横を歩く遊歩道のようになっています。
遊歩道はコンクリートで平坦なので歩きやすいと思いますが、途中の橋には段差があるので、暗い道だと躓きやすいです。気を付けてください。
奥でUターンして今度は田んぼの間を歩けるようになっていますが、こちらの道よりも川沿いの方がホタルが多く飛んでいました。
撮影が難しく、微かに映すことしかできませんでしたが、鑑賞に来ていた方々からあちこちで揺らぎ舞うホタルの姿に歓声が上がっていました。
ホタルが見学できる期間はゲンジボタルが5月末日頃から1ヶ月程度で、ヘイケホタルが6月中旬から1ヶ月程度です。ホタルの見られる時間帯は19:30~20:45ほどで21:00を過ぎるとほとんど見られなくなります。
今の時期、見られるのはゲンジボタルです。水がきれいな渓流や河川、水路などの流水域に生息していて、日本で見られるホタルでは大型の種で、曲線を描くように飛びます。
ヘイケホタルは、水田、池、湿原などの止水域に生息していて、比較的見られることが多いそうです。日本のホタルの中では小型の種で、直線的に飛びます。
光源氏の『光る』と『源氏』をかけて名付けられたのではないかというゲンジボタル。
対してヘイケホタルはゲンジボタルより小さく、光も弱いことから、源平合戦で源氏に負けた平家の名がつけられたのではないかと言われています。
そして2種が同時に舞うのを見られることを、『源平合戦』と言うそうです。
自然が豊かだからこそ見られる幻想的な光景。
儚い命を精一杯生きて光るホタルを鑑賞しながら、ホタルが自然生息できる環境を守って行かなければと、意識させられました。
南沢ホタルのせせらぎ公園
場所:富士宮市内房山口 (旅館芝川苑さん奥)
*注意*
・ホタルは捕獲しないようにしてください。
・駐車場や見学場所には、公園役員(ボランティア)の指示に従ってください。
・足元が暗いので、ご注意ください。