【地球征服を達成した悪の組織ってどこ?】特に優秀だった悪の秘密結社と戦った特撮ヒーローって誰?
みなさま、こんにちは!文学博士の二重作昌満(ふたえさく まさみつ)です。
寒い日々が続きますが、皆さまいかがお過ごしですか?
さて、今回のテーマは「悪の組織」です。
突然ですが、皆さまは悪の組織と聞くと、何を思い浮かべますか?
アメリカで製作されたハリウッド映画や、日本で製作されたアニメ・マンガ作品でもたくさんの悪の組織が描かれ、主人公達と激しい戦いを繰り広げてきました。
このように、ひとくちに「悪の組織」といっても実に様々・・・。
外国映画でも、日本のアニメ・マンガでもよく出てくる要素ではあるのですが、
とりわけたくさんの「悪の組織」を長く輩出してきたのが、「仮面ライダー」や「スーパー戦隊」をはじめとする、我が国が世界に誇る映像文化である「特撮ヒーロー」番組ではないでしょうか?
例えば、今や日曜日の朝番組としてすっかり定着している東映製作の特撮ヒーロー番組『仮面ライダー(1971)』シリーズは、現在まで約53年の歴史を持つ大人気シリーズ。
仮面ライダーは、漫画家・石ノ森章太郎先生の原作で生み出された特撮ヒーロー。1971年にシリーズ第1作『仮面ライダー(1971)』の放送が開始され、主人公が悪の秘密結社ショッカーによって改造手術を施されて、バッタの能力を持った大自然の使者・仮面ライダーとなり、毎週ショッカーが送り込む恐ろしい怪人と戦う物語が展開されました。
上述した『仮面ライダー(1971)』は大好評を博し、仮面ライダーはシリーズ化されることになります。以降の仮面ライダーシリーズでも「正義のヒーロー対悪の組織」という物語編成は継続され、特に初代『仮面ライダー(1971)』に登場したショッカーは、「ネオショッカー」や「大ショッカー」、「スーパーショッカー」等、何度も組織を再編成して仮面ライダーシリーズに登場することになります。
この『仮面ライダー(1971)』シリーズで描かれた「正義のヒーロー対悪の組織」という物語編成は、「スーパー戦隊シリーズ」をはじめとする他の東映特撮ヒーロー番組においても導入されたほか、円谷プロ製作の「ウルトラマン(1966)」シリーズといった他社の特撮ヒーロー番組でも描かれるようになりました。
つまり、日本の特撮ヒーロー番組の歴史は、「悪の組織」との戦いの歴史といっても過言ではないと思います。
そんな特撮ヒーロー番組に登場してきた悪の組織ですが、今や正確なカウントが困難な程、多種多様な組織が登場しました。そんな数ある悪の組織は、どれも非常に個性的。世界征服のために日々奮闘する者達もいれば、第三者の介入に伴いヒーロー達と共闘した者達、さらには組織全体が改心して小学校の義務教育からやり直した悪の組織さえいました。
ここで疑問なのが・・・このテーマ。
「特撮ヒーロー史上、最も優秀な悪の組織ってどこ?」というもの。
そこで本記事では、仮面ライダーシリーズと同じく東映製作の特撮ヒーロー番組である「スーパー戦隊シリーズ」に焦点を当て、当シリーズに登場した数ある悪の組織の中でも、特に強力だった2つの悪の組織を特集したいと思います。
※本記事は「私、ヒーローものにくわしくないわ」という皆様にも気軽に読んで頂けますよう、概要的にお話をして参ります。お好きなものを片手に、ゆっくり本記事をお楽しみ頂けますと幸いです。
※本記事における原作者「八手三郎」の表記ですが、東映映像本部テレビプロデューサーの共同ペンネームであります。しかし本記事では敬意を表し「先生」という呼称で統一をしております。本記事を通じてはじめてアニメ・特撮ヒーロー番組に触れる方もいらっしゃいますので、ご配慮を頂けますと幸いです。
【地球征服を見事達成!】クーデターの果てに悲願の地球侵略を成し遂げた悪の組織、「マシン帝国バラノイア」ってどんな組織?
さてさて、ここからは「スーパー戦隊シリーズ」に登場した3つの悪の組織についてご紹介していきたいと思いますが・・・。
その前に少しだけ、スーパー戦隊シリーズについてご紹介をさせてください。
スーパー戦隊シリーズは漫画家・石ノ森章太郎先生と八手三郎先生が原作の、カラフルなコスチュームを纏った5人のチームヒーローを主人公にした、我が国を代表する東映制作の特撮ヒーロー番組のことです。
シリーズ第1作『秘密戦隊ゴレンジャー』が1975年に放送が開始されて以降、『太陽戦隊サンバルカン(1981)』、『忍者戦隊カクレンジャー(1994)』、『超力戦隊オーレンジャー(1995)』、『海賊戦隊ゴーカイジャー(2011)』、『魔進戦隊キラメイジャー(2020)』、『王様戦隊キングオージャー(2023)』まで全47作品がこれまで放送されてきました。
そして3月にはシリーズ第48作『爆上戦隊ブンブンジャー』が放送開始予定です。
そんな長いスーパー戦隊シリーズの歴史の中で、まずご紹介するのがシリーズ第19作『超力戦隊オーレンジャー(1995)』。
本作は、6億年前に超古代文明が生み出した機械生命体が築き上げた悪の帝国「マシン帝国バラノイア」から、超古代文明の残したテクノロジー(超力)を身につけた6人の戦士「オーレンジャー」が地球を守るという物語。
本作に登場する「マシン帝国バラノイア」は、6億年前に古代文明が創り上げた機械生命体が反乱を起こし、宇宙へと追放されるも数億年の時を経ながら同族の量産によって築き上げられた大帝国。強力な軍事力を持っている上、任務に失敗した者は例え同族であっても処刑するという冷酷無比な者達でした。
帝国を名乗るとあって、組織自体も王室体制。冷酷無比な皇帝(バッカスフンド)、ヒステリックな皇妃(ヒステリア)、わがままな皇太子(ブルドント)、そして皇帝一家にお仕えする侍従(アチャ、コチャ)がいます。
彼らは人間を奴隷にするために地球に侵攻し、侵略の邪魔となるオーレンジャーを倒すべく侵略兵器「マシン獣」(怪人)を毎週送り込みます。どれも強力な者達ですが、オーレンジャーは負けません。抜群のチームワークと超力で次々にマシン獣を打ち破っていきます。
・・・そんなオーレンジャーと「マシン帝国バラノイア」との激しい戦いが毎週展開される中、物語は大きな転機を迎えることになります。
それは「マシン帝国バラノイア」におけるクーデターの発生でした。
「宇宙の爆弾野郎」を自称するバラノイアの1マシン獣「ボンバー・ザ・グレート」が、皇帝・バッカスフンドがオーレンジャーに敗れたことを知って王位の座を狙ったのです。皇太子であるブルドントは皇位継承を巡るボンバーとの対決に敗れた上、皇妃・ヒステリアも宇宙に追放されてしまいました。
しかし、実は皇帝・バッカスフンドは存命であり、宇宙で妻との再会を果たした後に、息子であるブルドントに自らの強大なエネルギーを与え、死んでしまいます。父親から力を継承したブルドントは「カイザー・ブルドント」として復活。ヒステリアの姪であるマルチーワを新皇妃に迎え、親子三人で地球に戻り、「ボンバー・ザ・グレート」から皇位を奪還します。
皇位奪還後、新体制となった「マシン帝国バラノイア」は強い組織でした。オーレンジャーの力の源である「超力」を地球から消滅させることに成功した上、オーレンジャーは超力を取り戻すために一時的に地球から離れなくてはなりませんでした。
守る者達がいなくなった地球はバラノイアにとって敵ではありません。地球はバラノイアによって占領されてしまいました(その期間はなんと半年間!)。そんな中、カイザー・ブルドントとマルチーワの間には息子(ブルドントJr.)が誕生。可愛い孫の誕生を機に、ヒステリックかつ人命を軽視していた祖母・ヒステリアの中で、博愛の精神が生まれていくようになります。
・・・とはいえ地球を占領されてオーレンジャー達が黙っているわけがありません。超力を取り戻し地球へ帰還したオーレンジャーは反撃を開始し、カイザー・ブルドントとマルチーワを葬ります。
息子夫婦を失い、オーレンジャーに追い詰められたヒステリアは自分の罪を償うので、孫だけは助けて欲しいとオーレンジャーに懇願します。ヒステリアは自害し、「ブルドントJr.」はオーレンジャーの仲間である「ガンマジン」が育ての親となり、皇帝一家に仕えていた侍従(アチャ、コチャ)もガンマジンと行動を共にすることとなりました。
バラノイア壊滅後、地球はひとときの平和を取り戻します。その後も地球の平和が乱される度に、オーレンジャーの志を継承した新たなスーパー戦隊が編成され、地球を守り抜いていきました。そんな地球を守るスーパー戦隊も34部隊が編成されたある時、バラノイアを凌ぐ強力な宇宙帝国が地球に侵攻することになるなど、オーレンジャー達は知るよしもなかったのです。
【バカ息子率いる悪の大帝国?】歴代スーパー戦隊の総動員でやっと退けた「宇宙帝国ザンギャック」ってどんな組織?
ここまで上述してきた『超力戦隊オーレンジャー(1995)』はスーパー戦隊シリーズ第19作目。以降もメインの視聴者である子ども達の支持を得ながらシリーズは存続していくことになります。
そんなスーパー戦隊シリーズも2011年にシリーズ第35作という節目を迎え、これまでのシリーズを総括するような記念碑的な作品が世に送り出されていくことになります。
その作品こそ、スーパー戦隊シリーズ第35作『海賊戦隊ゴーカイジャー(2011)』。本作の題材は「海賊」であり、先述したようにシリーズ第35作という記念すべき節目を迎えた作品でもありました。よってその内容は豪華絢爛!主人公であるゴーカイジャー達に加えて、シリーズ第1作の『秘密戦隊ゴレンジャー(1975)』から第34作『天装戦隊ゴセイジャー(2010)』までの約200人のヒーロー達が本作で集結しました。
そんな『海賊戦隊ゴーカイジャー(2011)』ですが、本作は宇宙に一大帝国を築き、破壊と略奪を行なう「宇宙帝国ザンギャック」から、「宇宙最大のお宝」を求めて地球にやって来た宇宙海賊である海賊戦隊ゴーカイジャーが地球を守る物語。
上述した『ゴーカイジャー』の物語ですが、「5人のヒーローVS悪の組織」というこれまでのスーパー戦隊シリーズの物語フォーマットは継承しつつ、「お宝探し」というミッションがヒーロー達に与えられたのが特徴でした。実は、ゴーカイジャー達は地球を守るために地球へきたのではなく、たまたま「宇宙最大のお宝」を求めて地球へきたところ、偶然ザンギャックと出会して、彼らを敵に回すことになってしまったのです。それ故、ゴーカイジャー達は聖人君子のような正義の味方ではなく、ややクセのある(見方によっては少し悪そうな)若者達の集団でした。
そしてゴーカイジャーが求める「宇宙最大のお宝」を手に入れるためには、これまで地球を守ってきた34のスーパー戦隊達から「大いなる力」をそれぞれ集めなければなりませんでした。そこでゴーカイジャー達はザンギャックとの戦いの傍ら、「宇宙最大のお宝」を掴むという壮大な夢のために、地球にいる34の歴代スーパー戦隊の先輩達と出会い、彼らとの交流を通じて各戦隊の「大いなる力」を入手する旅に出ることになる・・・・というのが本作のお話。
本作の主人公であるゴーカイジャーが敵対するのが、宇宙帝国ザンギャックと呼ばれる悪の組織(名前からして物騒ですが・・・)。全宇宙の支配を企てる悪の大帝国であり、これまでの多くの星を滅ぼし、多くの命を奪いながらその勢力を拡大してきたとんでもない連中でした。
彼らが得意とするのが、いわば「人海戦術」。つまり、多くの勢力を投入して一気に制圧を図るという総攻撃を主戦術としていました。これまで幾多もの星々がこの戦術によって壊滅してきた中、地球も例外ではありません。
ザンギャックが毎週やって来る度にゴーカイジャーが迎え撃ってきたわけですが、実はゴーカイジャーが地球へ訪れる少し前、ザンギャックは大艦隊を率いて地球へ攻め込んだことがあったのです。
その時にザンギャックを迎え撃ったのが、ゴレンジャーやオーレンジャーをはじめとする約200人から成る34の歴代スーパー戦隊でした。彼らは総員、命を捨てる覚悟で集結し、ザンギャックの大艦隊を見事退けることに成功します。
「行くぞみんな!スーパー戦隊全ての力を結集して、地球を守るんだ!」(『秘密戦隊ゴレンジャー(1975)』のリーダー・アカレンジャー)
アカレンジャーが指揮を執り、ザンギャックから地球を守った34のスーパー戦隊。しかし、ザンギャックとの戦いは一筋縄ではいきません。彼らは地球を守り抜いた代わりに、ヒーローへの変身能力を失い、しかも彼らの力は「レンジャーキー」と呼ばれる、人形の形をした小さな鍵となって宇宙中に散ってしまったのです。
1グループ1グループが強いスーパー戦隊がほぼ全員揃わなければ撃退できなかった上、全員の変身能力さえも失う状況にまで追い込んだ宇宙帝国ザンギャック。表面上は「34のスーパー戦隊の勝利」ではあるのですが、捉え方によっては痛み分けとさえとれる程、ザンギャックは強大な帝国だったのです。
守る者がいなくなった地球を制圧するのは容易いと言わんばかりに、その数年後、ザンギャックは再び地球へ侵攻を開始しますが、そこで鉢合わせたのが「宇宙最大のお宝」を探しにやって来たゴーカイジャー達だった・・・というのが『海賊戦隊ゴーカイジャー(2011)』の物語のはじまりであるわけです。
ゴーカイジャーはお宝探しの邪魔をするザンギャックを退けつつ、歴代のスーパー戦隊の先輩達と交流しながら、彼らから「大いなる力」を継承していきます。はじめは「海賊」の戦隊という反社会的な表現から、ゴーカイジャーを警戒していたスーパー戦隊の先輩達も、彼らの人柄や成し遂げたい夢を知ることで、ゴーカイジャーを信頼し、心を許していったのです。
ザンギャックはゴーカイジャーを倒すため、次々に新たな刺客を地球に送り込みますが、ゴーカイジャー達の強い友情と結束力でこれらを退け、ついに「宇宙最大のお宝」を手に入れるために必要な、34のスーパー戦隊の大いなる力を全て集めることに成功します。
ゴーカイジャーが求めてきた「宇宙最大のお宝」。それは宇宙を自在に作り変えることのできる力を秘めていました。つまり、宇宙を思い通りにできる上、ザンギャックの存在そのものも消去できる。過去も思い通りに出来る上に死んだ人達や故郷
も蘇る・・・ことを意味していました。
実はゴーカイジャー達が、わざわざ海賊という汚名を誇りとして名乗り、宇宙帝国ザンギャックへ反旗を翻しながら「宇宙最大のお宝」を求めてきた背景には・・・ザンギャックのせいで彼らが失ってきたものがありました。
ある者は尊敬する先輩をザンギャックに奪われ、ある者は妹を衰弱死で失い、ある者は母星を滅ぼされていたのです。
そんな彼らが辛酸を嘗めてきた経験を全て「なかった」ことにできるわけですが、それには条件がありました。
条件とは、34のスーパー戦隊存在そのものの消滅でした。そのお宝を使えば200人近くのヒーロー達の命の消失を意味しており、ゴーカイジャー達は悩みます。さらに、ザンギャックは総力を挙げて地球に総攻撃を仕掛け、街は大破壊を被り、ゴーカイジャー達にとって極めて不利な状況に追い込まれてしまいました。そんな状況の中、「宇宙最大のお宝」を使えば、苦しい思いをせずとも、簡単にザンギャックを消去できる上、地球は守れるのですが・・・。
・・・ゴーカイジャー達が出した結論は、「宇宙最大のお宝は使わない」でした。ゴーカイジャー達は34のスーパー戦隊との交流を通じ、彼らの熱い想いと戦いの歴史、そして彼らが地球の人々の希望であることを学んだ上での判断でした。
「この星には、スーパー戦隊が必要だ。」(ジョー・ゴーカイブルー)
辛い過去を否定すれば、これまで死に物狂いで戦ってきた今の自分を否定することになるー。過去を変えれば平和な未来は約束されるが、決められた未来なんてつまらない。
「宇宙最大のお宝」は、悩みを吹っ切った鎧(ゴーカイシルバー)に破壊されました。その後、ゴーカイジャー達はザンギャックに最後の戦いを挑み、皇帝を滅ぼすことに成功します。新たなお宝を探すため、地球を去る決意をしたゴーカイジャー達。海賊旗を掲げ、彼らが乗り込む海賊船(ゴーカイガレオン)は出発します。ゴーカイジャー達を見送ったのは、アカレンジャー(秘密戦隊ゴレンジャー)をはじめとする歴代のスーパー戦隊の勇者達でしたー。
ゴーカイジャーが地球を去った後も、地球への悪の組織による侵攻が止まることはありませんでした。しかし、その度に新たなスーパー戦隊が次々と編成され、地球の平和と人々の笑顔を守り続けてきたのです。
「では、ゴーカイジャー達はその後どうしているの?」となると、彼らは今日もかけがえのない仲間達と共にお宝探しを続けていることでしょう。しかし、そんな彼らも宇宙の危機や、後輩達のピンチには幾度も地球に駆けつけていました。
そう、彼らがかつてゴレンジャーやオーレンジャーといった、スーパー戦隊の先輩達から力を継承して地球を守ってきたように、今度はゴーカイジャー達が後輩達を助け、導いていったのです。
ゴーカイジャー達はザンギャックとの戦いを終えた後も、仮面ライダー達と共闘して邪悪な企みを粉砕してきたほか、スーパー戦隊同士を戦わせ合うトーナメント試合の裏にあった邪な計画を暴き、またあるときは地球の公営ギャンブルを利用した邪悪な宇宙海賊達の計略を阻止していきました。
海賊の汚名を誇りとして名乗る豪快な35番目のスーパー戦隊、それがゴーカイジャー。歴代スーパー戦隊の大いなる力を継承してきた彼らにとって、いくらこれからも強大な悪の組織が現れようとも、その熱い魂と友情の前では敵ではないのです。
いつかまたゴーカイジャーと再会できる日を心待ちにしながら、私も1ファンとしてスーパー戦隊シリーズを応援していきたいと思います。
最後までご覧頂きまして、誠にありがとうございました。
(参考文献)
・菅家洋也、「講談社シリーズMOOK スーパー戦隊シリーズ Official Mook スーパー戦隊 Official Mook 20世紀 1995 超力戦隊オーレンジャー」、株式会社講談社
・菅家洋也、「講談社シリーズMOOK スーパー戦隊シリーズ Official Mook スーパー戦隊 Official Mook 21世紀 vol.11 海賊戦隊ゴーカイジャー」、株式会社講談社