衣替えシーズン到来!衣類の数を把握することから暮らしは整う
こんにちは。片付け・収納の専門家、鈴木久美子です。急に寒くなってきたので冬服を出してきたり、新しい冬服が欲しくなってくる頃だと思います。私は1000件以上、片付けサポートをしてきていますが、暮らしの中で増えすぎて困る物No.1は衣類だと思います。(特に女性に多いと思います)
1枚ずつは大したことがないと思っていても、数が集まると膨大な量になってしまうのです。
さて、この記事を読んで下さっている皆さんは、自分が何枚衣類を持っているか知っていますか?
何枚なんて、数えたことない、という人がほとんどではないでしょうか。
暮らしを整えたい、改善したい、今よりも良い暮らしにしたい、と思うなら、まずは物の数をしっかり意識するところから始めてみましょう。
特に衣類は、自分の身体に身に着け、自分と二人三脚で人生を歩んでいく大切なパートナーです。
数を意識する重要性
ダイエットをしようと思うとき、まずは体重を測り、食べた物の量を記録しますよね。試験を受ける際は、点数を意識します。何でも今よりも、もっと良くしていこうと思う時には数字を意識するのは必要な事です。
実際に衣類の数を数えてみましょう。私はセミナー等ではエクセルで作成した衣類管理シートという物をお渡ししています。
各アイテム(コート、ワンピースなど)毎、色別にいくつ持っているのか書いていきましょう。
たくさん持っている人は、衣類をアイテムごとに分類し、数を数えていくだけでもとても大変だと思います。
きっと面倒になってやめてしまう人もいるかもしれません。
まずは、現状を把握することから全てが始まります。
何となく…、でも管理できているなら問題ないのですが、今、クローゼットがパンパンになってあふれてきて困っているのなら、必ずやってみて下さい。
衣類の数の目安とは
衣類の量の目安についてよく質問がありますが、これは人によって全く異なってきますが、80~100枚程度が一般的かと思います。
クローゼットの広さから考える場合、バーに掛けるハンガーの数は、バーの長さを3で割る数が目安です。
例えば90cmのクローゼットなら30本のハンガーが目安です。詰め込むともっとたくさん入るのですが、詰めれば詰めるほどクローゼットは使いにくくなっていきます。
上級者はスペースから考えるのではなく、自分の必要量(コート3着、パンツが4本など)から決めるのもいいと思います。
人生は無限ではなく有限
クローゼットがギュウギュウで困ってる、服が増えすぎて困っている人にお伝えしたい事があります。
クローゼットのスペースも、お家の広さも有限です。
スペースには限度があるのにも関わらずなぜそんなに増やしすぎてしまうのでしょうか。
もちろん、スペースだけではなくお金も有限です。
(すごく裕福だとしても有限です。)
そして何より、人生の時間は有限です。
その限られたあなたのスペース、お金、時間を無駄にしてまで、着ない洋服を買いすぎる理由は何でしょうか。着もしない服を買う時間もお金も意味がない。着もしない服を入れておくスペースももったいない。
そんなこと、考えてなかった、とりあえずカワイイから買っていた、流行だから買ってみた、という人が多いと思います。
クローゼットは何でも受け止めてくれる四次元ポケットではないのです。
自分の好きを見極める
衣類を減らしたら、人生楽しめない…、と思う人もいるかもしれませんが、自分が管理できる量で、自分が把握できる量の中で大好きな物を持つのです。
何をどれだけ持っているか分からない100枚よりも、大好きで気に入っている10枚の方が尊いと思います。
少ない枚数で満足度を上げていくためには1枚ずつのお気に入り度合をあげていく必要があります。
好きの濃度をあげていくためには、自分の好みをしっかりと見極めることです。価格が高ければいい訳ではないですし、デザイン、着心地、扱いやすさもあります。
今よりも上質な暮らしを望むのならば、衣類に限らずですが自分の好きを研ぎ澄ましてみましょう。
暮らしの中には様々な物がありますが、衣類は個人の物なのでの自分独自の判断で決めやすいアイテムです。
今回はクローゼットの衣類の数を意識することから、暮らしは整う、というテーマでお話ししてみました。ちなみに、私自身もいつも衣類が増えすぎないように心がけています。枚数は夏も冬も全てのアイテムを合わせて58枚です。自分の中で60枚程度をキープできるように意識しています。皆さんは何枚持っていますか?ぜひ一度数えてみて下さいね。