そば以外のメニューも提供する食堂的なおそば屋さんを「町場系」と呼ぶそうです。

今回、ご紹介する旭川の「そば源」もそんな町場系そば屋さんです。

「そば源」の本店は、曙1条7丁目にあり昭和50（1975）年の創業。

今回、伺ったのは3条通15丁目にある旭川の老舗デパート三番舘に店舗を構える「三番舘店」です。旭川市内には他に忠和店や神居店、豊岡店があります。

「三番舘」は、旭川市民の台所として長年親しまれてきた「銀座通商店街」にあります。『そば源 三番舘店』はこの3階です。

お店に入口の脇には、食品サンプルが並べられた棚があり、昭和のデパートの食堂といった雰囲気が漂っています。

しかし、最新のシステムが取り入れられていて、席に座ったままスマートフォンで注文できます。スマートフォンで注文すると2%引きでした。

また会計もセルフレジが導入されています。もちろん普通の注文や会計も可能です。

今回、『そば源 三番舘店』で注文したのは「正油ラーメン」。

「おそば屋さんでラーメン？」って思う方もいるかもしれませんが、旭川のおそば屋さんのラーメンはクォリティーがとても高いんですよ。

そもそも旭川ラーメンは、動物系と魚介系のダブルスープが特徴です。

そばに使うカツオ節や昆布から取った出汁を、ラーメンのスープに流用するお店が多く、旭川のおそば屋さんのラーメンは、しっかりと旭川ラーメンの特徴であるダブルスープとなっています。

正確な記録は残っていませんが、そもそも旭川ラーメンの発祥は、「八条 はま長」というおそば屋さんだったという説も。

『そば源 三番舘店』の正油ラーメンは、魚介系の出汁が香る本格的な旭川ラーメン。専門店のラーメンにも負けていない味ですよ。