Yahoo!ニュース

房総半島が分かりづらい? 人気の潜水カモガワバウムはどこで買えるの

とらべるじゃーな!穴場ずらし旅、愛好家

関東圏の穴場ずらし旅の愛好家、とらべるじゃーな!です。連休や夏休みに、房総半島への旅行計画を立てる方は多いのではないでしょうか?

結構分かりづらい房総

房総半島は人気の観光地で、よく通う人は地名を暗記しているほど。

しかし、普通の人?にとっては、海沿いの似たイメージの観光地が多く、特急列車もさざなみ、わかしお、しおさいと名前が似ており、かなり混乱します。

まずは、最南端の安房(あわ)地域から攻めてみてはどうでしょうか?

引用 千葉県公式サイト
引用 千葉県公式サイト

西にはスリルのある絶壁で人気が急上昇している鋸山(のこぎりやま)、南には海を臨むお城が美しい館山、東には日本の酪農誕生の地の南房総・鴨川があります。

東京湾アクアラインやその先の道路整備に押され、東京から、内房(西海岸)経由で館山へ行く直通特急「さざなみ」はいつしか途中の君津止まりに。しかし夏の期間は土日祝日に、新宿から館山へ向かう「新宿さざなみ」が運転。東京湾側の内房は、波が穏やかで、これは覚えやすいかも知れません。

鴨川は、館山を経由せず、房総半島を横断した方が早いため、外房(東海岸)経由の安房鴨川行きの「わかしお」が毎日運航されています。

※穴場のビーチを探している方は、南房総の瀬戸浜海水浴場がおすすめの1つです。

KAMOGAWA BAUM(カモガワバウム)はどこで食べられる?

上の予習を踏まえると、鴨川は房総半島の南東端にあり、外房(東海岸)回りの特急「わかしお」でアクセスします。

東京から2時間前後。京葉線回りですが、夏の土日祝日に運転の新宿発のわかしおは、総武線回りです(分かりづらい)。

KAMOGAWA BAUM(カモガワバウム)は、道の駅・潮騒市場の一角にあります。安房鴨川駅からも歩ける、電車派には貴重な道の駅で、飲食、みやげ、海産物のテイクアウトがそろう、コンパクトな道の駅です。

クルマでのアクセス
東京からアクアラインで君津ICへ行き、房総スカイラインで鴨川へ。所要約1時間45分。千葉から京葉道路、館山自動車道、房総スカイライン経由で約1時間30分。

KAMOGAWA BAUM(カモガワバウム)

KAMOGAWA BAUM(カモガワバウム)は、大きなバームクーヘンのオブジェが目印

涼しく、整った店内。暑くない日ならテラス席も利用できます。奥の4人がけのテラス席は、家族やグループには特等席です。

イートインなら潜水カモバウムが人気。鴨が水に飛び込む様子をモチーフにした、変わり種です。

この姿がモチーフ。

鴨川市は、南房総市とともに日本の酪農発祥の地。その点では、アイスクリーム部分はもうひと押し特徴が欲しかったです。

バームクーヘンは、少しパサつきを残したタイプで、房総産の卵の味が濃厚。現在バームクーヘンは多種多様となっていますが、「卵系」とイメージして頂ければ大丈夫です。

パサつきに関して悪い口コミも見ましたが、本場ドイツのバームクーヘンはパサパサで、日本もかつてはそうだったよう。酪農発祥の地とのことで、オールドタイプとして楽しんでもよいと思います。

道の駅・潮騒市場
〒296-0043 千葉県鴨川市西町1056-1
安房鴨川駅から徒歩7分
TEL:04-7092-1132

房総と迷うのが伊豆。火山活動の影響を受けた地形で、房総に比べ、海岸線の変化に富むのが特徴です。

【伊豆の絶景】電車で行くモデルコース|1~2泊・日帰り・穴場あり(とらべるじゃーな!)

すぐに食べるテイクアウトならカモバチーズ

電車内など30分後くらいに食べられるなら、半冷凍のカモバチーズがおすすめ。

ハード系のバームクーヘンに、ヨーグルトの風味を感じるチーズが多めに詰まっています。

チーズはかなり優秀作で、酪農発祥の地の面目躍起。

再冷凍できないため、保冷剤で自宅まで持ち帰る場合は冷蔵庫へ。トースター焼いても食べられますが、チーズが良いので、冷たく食べるのが良さそうです。

保存が効かず注意点の多いお菓子は、味優先で作られているため、やはりハイレベルです。

保存しやすいタイプのバームクーヘン

保存しやすい通常のバームクーヘン。ノーマル、米粉、レモン(夏季限定)があり、こちらは米粉です。

この店の特徴通り、ややパサっとしたオールドタイプで、砂糖も普通に使ってある印象。

卵の味がしっかりしており、「卵系」に分類してよいです。まとめれば「オールド卵系」。

米粉はさほど感じられず、小麦粉が苦手な方なら。レモン味の口コミもよく、房総らしさを感じたい方は、レモン味がおすすめです。

関東へ日帰り旅に出たくなったら、下のページもおすすめです。房総の東端・銚子を掲載。特急「しおさい」で行くエリアです。

関東日帰りひとり旅 心をいやす自然や田舎、穴場を電車で訪ねる【厳選10選】(とらべるじゃーな!)

房総と迷うのが伊豆。火山活動の影響を受けた地形で、房総に比べ、海岸線の変化に富むのが特徴です。

【伊豆の絶景】電車で行くモデルコース|1~2泊・日帰り・穴場あり(とらべるじゃーな!)

ブラタモリは、鋸山から館山にかけ、通常訪ねる人が非常に少ない、かなり変わったエリアを攻めています。

【ブラタモリ館山 全ロケ地】鋸山・館山は「隆起」による房総半島の原点だった?#178(とらべるじゃーな!)

穴場ずらし旅、愛好家

宿泊歴500泊。関東周辺の穴場★ずらし旅スポットを紹介。日本テレビ(2023年)、TBSテレビ(2024年)に旅の専門家として登場。Yahoo!ニュースエキスパート公式旅行ライター(2023年7月企画賞)。JTB運営・地理旅行検定取得済み。東京都在住。

とらべるじゃーな!の最近の記事