海外で蚊による感染症が流行している地域あり 渡航時には蚊にも注意が必要 #専門家のまとめ
「蚊」は世界でいちばん人の命を奪っている生物です。これは、蚊が感染症を媒介するためです。日本では蚊に刺されてもかゆみだけで済むことが一般的ですが、世界にはマラリアやデング熱などの感染症が常に流行している地域が数多く存在します。そのため、これらの地域を訪れる際には、蚊に刺されないことが極めて重要です。渡航を予定している方は、蚊が媒介する感染症への対策をしっかりと行いましょう。
ココがポイント
▼マカオでデング熱の感染リスクが高まる 近隣地域や東南アジアでの感染が増加し、予防対策強化を呼びかけている
・マカオ衛生当局がデング熱に対する注意喚起発出…近隣エリアでの当地感染例出現と東南アジア各地で深刻な流行続く状況受け(マカオ新聞)
▼蚊やヌカカが媒介する「ナマケモノ熱」ことオロプーシェ熱が南米で拡大。初の死者報告、感染例8000件超
・南米で感染広がる「ナマケモノ熱」で初の死者 知っておくべきこと(Forbes)
▼韓国でマラリアが急速に広がり、特に京畿道やソウルなどで感染が増加。気候変動が原因か
・韓国で急拡大するマラリア…政府が前倒しで「注意報」発令(KOREA WAVE/AFPBB News)
▼蚊に刺されない方法を伝授。虫よけ剤の正しい塗り方のコツを覚えましょう
・虫よけスプレーを使っても蚊が寄ってくるのには理由があった!? 外で刺されない秘訣は(Yahoo! ニュース エキスパート 有吉立)
エキスパートの補足・見解
蚊が活動する地域へ渡航する際には、蚊に刺されないよう十分な対策が必要です。虫よけ剤の携帯をお勧めしますが、飛行機ではエアゾール(スプレー缶)タイプの持ち込みが制限される場合があるため、ミストタイプやティッシュタイプを選ぶと良いでしょう。また、帰国後に体調不良を感じた場合は、蚊が媒介する感染症の可能性も考え、必要に応じて医療機関を受診することが大切です。健康を守るために、海外でもしっかりと蚊対策を行いましょう。