33歳。研修を終えたらじきに管理職。ハゲ散らかす前に結婚相手を見つけたい~おみおじリポート(52)~
婚活には「心身がそこそこ健康であること」が大前提です
※2021年4月21日追記。北村さんはオネット活動開始から半年が経過し、自動退会となりました。残念ながらオネットでは良き縁をご紹介できることはできませんでしたが、彼の幸せを祈りつつ見送りたいと思います。
今日はまず自慢話をさせてください。自分の周囲にいる独身男女の婚活を前のめりで支援する「お見合いおじさん活動(略称:おみおじ)」について、です。婚活パーソナルトレーナーのマチコ先生と一緒にお世話させてもらう独身者をオネット(大宮ネットワーク)会員として認定し、半年間限定で応援し、婚約を目指して活動しています。オネット会員の種類(受けor攻め)と募集についてはこちらをご覧ください。
4月から23人の受けオネット会員をお世話してきました(うち2人は半年が経過して自動退会済。残念ながら成婚退会には至りませんでした)。現在、4人が「真剣交際中」で、1人が「今のお相手に集中したい」という理由でお見合いを停止中です。実に喜ばしい!
ほぼ全員に1回ずつはお見合いを組めています。その中で次のステージに進めた人が2割もいるのです。僕の読者同士(受けオネットと攻めオネット)を引き合わせるので価値観が合いやすいのかもしれません。半年限定で婚活に集中してもらい、その間はマチコ先生が親身になってフォローしているのも成果を生みやすいのでしょう。我ながらいい「建付け」の企画だなと自画自賛したくなっているところです。
しかし、次のステージに進めた人たちには他の共通点というか前提があります。心身がそこそこ健康であること、です。体調が悪かったり気持ちが不安定だったりすると、余裕と自信が持てない状態で他人と接することになります。相手の良い面に目を向けることができず、負のオーラを放つ人に引き寄せられたりしがちです。弱っている人がカルト宗教にハマるように。
安定するために結婚するのだ、という反論があるかもしれません。でも、自分のことは自分で大切にできるのが大人ではないでしょうか。そんな大人同士が支え合い、お互いだけではなく周囲にも良き影響を与えられる存在になることが結婚の意義だと僕は思います。弱っているときには婚活を含めた対人関係は少し休み、回復して前向きになれたら再開すればいいのです。
仕事の方向性は定まった。家では晩酌をしながらたあいもない会話をしたい
さて、24人目の受けオネット会員を紹介しましょう。愛知県内の病院で看護師をしている北村伸雄さん(仮名、33歳)です。Zoom上でお話したとき、「この人は結婚相手を見つけられるタイミングだな」と感じました。仕事への責任感はありつつ、プライベートなことを話す内容と物腰にも落ち着きのようなものを漂わせているからです。僕も同じく愛知県民。北村さんの婚活をぜひ応援したいと思いました。
現在、北村さんは看護師としてさらなるステップアップを目指し、病院派遣で他県の教育施設で研修をしています。
「実家から出て一人暮らしをするきっかけにもなりました。地元に戻ってもマンションを借りて住む予定です。今の病院で働き続ける限り、じきに管理職になることがわかっています」
病院勤務に戻ったら、結婚は「ぜひしたい」と思っているそうです。新型コロナウイルスの影響で合コンや飲み会に参加できずに寂しいから、という理由ではないと北村さんは断言。
「以前は我ながら面食いでした。仕事の方向性が定まらず、自分に自信がなかったので、表面的なことに気持ちが向いていたのかもしれません。今ではルックスや年齢は結婚の条件ではないと感じつつあります。やっぱり、一緒にいて居心地がいいことが大事ですよね。晩酌をしながらたあいもない会話をしたいです。理想としては、結婚したら子どもが欲しいですね。でも、子どもは必ず授かるものではないことは知っています。まずは夫婦で居心地のいい家庭を作ることが目標です。頭髪が少なくなりつつあるのでハゲ散らかす前に結婚相手を見つけたいです!」
最後はちょっと笑わせてくれる北村さん。サービス精神あふれる男性です。数年前にも婚活をしていましたが、アプリなどでたくさんの異性に会う気持ちにはなれなかったと明かします。根が真面目なのですね……。
「僕は一人ひとりとの関係を狭く深く築きたいタイプなので、数をこなすような婚活は向いていないのだと思います」
婚活アプリで適切な結婚相手を探せる人には「運」以外に特定の能力も必要だと僕も感じています。ネット上で膨大な数の「石」を拾っては捨てることを繰り返し、自分だけの「玉」を見つけ出す力です。北村さんのように「一人ひとりとの関係を狭く深く築きたい」などという世界ではありません。ある種のドライさが求められます。
オネットで婚活できるのは土日だけになってしまいます。申し訳ありません
逆に言えば、北村さんのような人はオネット向きだと感じます。僕とマチコ先生との縁を生かそうという姿勢が伝わってくるからです。マチコ先生も穏やかな表情で北村さんと向かい合っています。
「北村さんは協力したくなる人ですね。自分のことを客観的に考えられているからだと思います。ご自分の結婚について、突拍子もないことは言わずに、広い視野で柔軟に活動できるはず。あとはお見合いするだけですね!」
北村さん自身も結婚に前向きです。ただし、婚活になかなか時間を割けない現状を次のように説明します。
「現在の研修は半年間である資格を取ることが目的です。もちろん、落第する危険もあります。所属の病院からお金を出してもらっているので、優秀なクラスメイトたちと一緒に必死で勉強しなければなりません。平日は深夜1時ごろまで課題に追われているため、オネットで活動できるのは土日だけになってしまいます。申し訳ありません」
土日だけ確保してくれたら大丈夫です。Zoomでお見合いや初回のデートをして、何度か会ってから交際に進むかどうかを決めてください。
仕事や資格取得は確かに重要です。でも、30代以降は職場での役割がますます重くなり、忙しさを言い訳にしていたら出会うことも交際することもできません。結婚したい、と思ったときが結婚適齢期です。そのための時間とエネルギーは自分で確保してください。
北村さんが研修を終えて愛知県に帰ってくる頃がオネットの有効期限です。仕事とは「別腹」で集中して、いいお相手との縁をつなぎましょう!
※文中のオネット会員は仮名です。北村さんの詳細プロフィールやマチコ先生と大宮による超実践的婚活アドバイス(ヤフーの有料記事です)を読みたい方はこちらをご覧ください。