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仲邑菫三段 2連続タイトル獲得ならず

内藤由起子囲碁観戦記者・囲碁ライター
女子国手戦終局時の仲邑菫三段(右)。サイバーオロ提供

日本を離れ、韓国棋院所属となった仲邑菫三段(15)が12月中旬、女子棋聖戦、ハリム女子国手戦とふたつの決勝戦に臨みましたが、両方とも破れ、韓国での初タイトルとはなりませんでした。

海成女子棋聖戦(主催・韓国棋院)は、優勝賞金5000万ウォン、準優勝2000万ウォンで、プロとアマの16名によるトーナメント戦。

決勝三番勝負は韓国女子ランキング1位の崔精(チェジョン)九段(28)と仲邑菫三段で争われました。

第1局に勝った仲邑三段。第2局も中盤までで評価値を90%以上とし、youtubeで解説していた柳時熏九段が「これは菫さんの勝ちでしょう」と断言していたくらいの状況だったのに、崔九段の猛追に屈し大逆転負けをくらいます。仲邑三段は終盤、泣きながら打っていたといいます。気持ちの立て直しがきかなかったのでしょう。第3局も落とし、1勝2敗。崔九段の優勝となりました。

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囲碁観戦記者・囲碁ライター

囲碁観戦記者・囲碁ライター。神奈川県平塚市出身。1966年生。お茶の水女子大学大学院修士課程修了。お茶の水女子大学囲碁部OG。会社員を経て現職。朝日新聞紙上で「囲碁名人戦」観戦記を担当。「週刊碁」「囲碁研究」等に随時、観戦記、取材記事、エッセイ等執筆。囲碁将棋チャンネル「本因坊家特集」「竜星戦ダイジェスト」等にレギュラー出演。著書に『井山裕太の碁 AI時代の新しい定石』(池田書店)『囲碁ライバル物語』(マイナビ出版)、『井山裕太の碁 強くなる考え方』(池田書店)、『それも一局 弟子たちが語る「木谷道場」のおしえ』(水曜社)等。囲碁ライター協会役員、東日本大学OBOG囲碁会役員。

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