ボディターンスイング完全攻略【ゴルフの基本】
この記事ではボディターンスイング完全攻略として6つのSTEPでボディターンでスイングをするための方法をお伝えします。
しっかりとご覧いただいて練習に取り組めば
・手打ちと言われて馬鹿にされることもなくなり
・方向性、飛距離ともに格段にアップします
練習方法に入っていく前に前提条件として、そもそも僕のレバレッジスイングメソッドではボディターンスイングがどんなイメージなのかお伝えしていきます。
ボディターンスイングと言っても体の回転だけではボールを打つことはできません。
僕の考えるボディターンスイングとは上体の回転が主体となって、腕の動き、下半身の動き、クラブの動きが正しく連動スイングしているスイングです。
逆に手打ちの人はエネルギーを生み出しているのが腕になっているから飛ばないし、方向性も悪くなるのです。
僕のレバレッジスイングメソッドのレバレッジというのは、てこの原理のことです。
単純にテコの原理を使ってスイングするということではなく、少ない力で大きな力を産むことができる効率良いスイングを作ることができるスイングメソッドになっています。
それではまず全体像をお伝えした上で、アドレスから順番にボディターンスイングを身につけるための方法についてお伝えしていきます。
【全体像】
それではボディターンスイングを身につけていくための全体像についてお伝えしていきます。
全体像を掴む上で重要となるのがスイング中に一番動かさない部分がどこなのかということです。
それは脇腹の筋肉です。
胸周りの動きに腕の動きが連動し、さらに大きく回転しようとすることで下半身も動いてきます。
ただし、この時に回転方向が悪かったりクラブの動きをコントロールすることができないと正しい形でボディターンの力をボールに伝えることができなくなってしまいます。
なので、STEP1アドレス、STEP2動き出し、STEP3手首の動き、STEP4フルスイングのトップの位置、STEP5切り返し、STEP6インパクトからフィニッシュ まで順番に確認をしてきました。アドレスから順番にスイングの各ポジションを確認して正しい動きになっているか確認してみましょう。
それではまずアドレスからです。
STEP1 アドレス
アドレスでは腕の動きと体の回転がバラつかないように準備しておくことが重要です。
そのために手首と肘にゆとりを持って、腕が体の前に来るようにしましょう。
腕が力んでしまっていると、 左肘が右側向いてしまったり、腕をボール方向に突き出す形になってしまいバックスイングで体の回転と腕の動きがバラバラになってしまいます。
正しい形を作るために
クラブを持ち上げて手首を伸ばしていく、 前腕とクラブを胸に乗せて上半身で腕とクラブを支えるようにしましょう。
これによって自然と少し脇が閉まり 腕と体が 連動してスイングしていきやすくなります。
アドレスを作ることができたら次は動き出しです。
STEP2 動き出し
ここで重要となるのが脇腹の動きです。
正しいアドレスをしていると脇腹の回転に腕の動きとクラブの動きがついてくることでクラブの高さが腰あたりまで動いてきます。
せっかく良いアドレスをしても最初に腕が動いてしまっては意味がなくなってしまいます。
脇腹を動かしてくるために腕を封印して回転する練習をしましょう。
まっすぐ立って手を体の前でクロスして、そのまま脇腹を動かしてバックスイングをしていきましょう。
この練習で体の動かすべき場所の感覚を掴むことができたらこの動きをクラブを持って行います。
まっすぐ立ってクラブを持つ。
先ほどのアドレスの形を作ったら腕は一切動かさずに、脇腹の動きだけでバックスイング。
正しい動きで行うとこの辺りまでしか来ません。
腕が動いたり腰が引けてしまうといき過ぎてしまうので注意しましょう。
正しい形で回転をしてくることができたら、ここから前傾をしていきます。
前傾をする際にはクラブの方に倒れるのではなく、ボールがある方向へまっすぐ倒れていきます。
この時に腕とクラブも前傾についてくるようにしましょう。
正しい形で行うことができると左の脇腹がぎゅっと縮むような感覚になります。
これが正しい形で体の回転で動き出した時の感覚になるので覚えておきましょう。
このドリルでヘッドの高さが膝くらいまでの動きを確認して、実際にボールを打っていき同じようにバックスイングで脇腹がぎゅっと縮んでいる感覚があるか確認していきましょう。
ダウンスイングでもバックスイングと同様に脇腹を動かしていき、フィニッシュで右の脇腹がぎゅっと縮む形になっていれば正しいスイングになっています。
この振り幅で実際にボールを打っていきます。
普段のスイングよりもかなり体の回転でスイングをしている感覚になると思いますのでやってみてください。
これがプロゴルファーもやっているショートスイングの練習になります。
ここまでは体の回転とクラブの遠心力を活かしてスイングをしていきますが、ここから先は手首の動きが必要になります。
STEP3 手首の動き
ここから先は手首の動きが加わってきます。
ただしここで気をつけて欲しいのが、腕に力をいれて手首を曲げるというわけではないということです。
体の回転で作ったクラブの遠心力を活かして振り上げていくことが重要です。
アドレスでひじを伸ばそうとして構えていると上体の動きに腕の動きがついてこず、上手くクラブに遠心力を働かせることができなくなります。
これでは腕でクラブを持ち上げてしまったり、手首を曲げるのも腕の力で行ってしまうことでスムーズに振れなくなってしまいます。
クラブを持っている手の力感。
脇腹の動きが最初に発生することが重要です。
まずクラブを持っている手の力感は体の動きに対して少し遅れるくらいの力感にしておきましょう。
映像でわかるくらい手の動きに対して腕の動きが遅れるのは意外に難しいです。
実際にはほんの少しだけ遅れるくらいの力感で良いのですが、
ほぼ100%のゴルファーはクラブを持っている手の力感が強すぎます。
自分の中で普段の3分の1くらいの力感で持っていただいてちょうど良いです。
最初は極端に遅れるくらいの力感で振ってみてください。
動き出しで遅れたクラブヘッドに遠心力がかかり勢いがついてくると、膝の高さあたりから手の動きを追い越すように動いてきます。
この動きに合わせて手首を曲げていきましょう。
とここで「手首はどの方向に曲げるの?」って思いますよね?
手首を曲げていく方向の話はここでお伝えしてしまうとかなり長くなるので、それは別途手首の動きについての動画を作成しますので、チャンネル登録をしてお待ちください。
この動画ではボディターンを妨げない動きだけ意識して欲しいので、「クラブの勢いに任せて手首を曲げていくんだなぁ」くらいで理解しておいていただければと思います。
手首の動きが正しく入ってくると、正面からスイングを見た時に左腕と地面が平行の位置で手首が90度近くまで曲がってきます。
この形が正しく作れるようにハーフスイングで繰り返し練習を行ってみていただきたいのですが、ダウンスイングではショートスイング同様に脇腹が最初に動き出す。
そこからバックスイングで曲げた手首の角度をほどきながらボールをとらえていきます。
このバックスイングで手首を曲げて、ダウンスイングで手首の角度を戻す動きをすることでかなり効率よくクラブヘッドを加速させることができます。
手首を曲げずに振ると、手とヘッドの動く量は同じです。
ですが手首を曲げると手の高さはほとんど変わらなくても、ヘッドはかなり動いてきます。
この動きを身につけることでスイング中にヘッドが走る感覚を掴むことができて、
軽く振ってるのに遠くまで飛んでいく。感覚を掴むことができます。
ハーフスイングまででヘッドを走らせる感覚を掴むことができてきたらいよいよフルスイングです。
STEP4 フルスイングのトップの位置
ハーフスイングの位置まで動いてきたクラブの勢い、上体の回転を止めずにトップの位置まで上げていきます。
ここで重要となるのが肩甲骨の動きになります。
具体的にいうと右の肩甲骨が背骨側に寄る動きをして、左の肩甲骨が背骨から離れていく動きになります。
この動きが入りトップの位置までクラブが動いていきます。
とここまでお話ししてきて腰は回転しないの?
下半身の動きは?
と思われた方もいるかもしれないので解説しておきますね。
ボディターンというと腰を一生懸命回そうとしている方が多いのですが、実は腰はほとんど回りません。
個人差は多少ありますが解剖学的に腰はどれくらい回るかご存知ですか?
なんとわずか5度です。
腰はほとんど回らないので、無理に回そうとすることで腰が引けてしまったり横にズレてしまうスウェーの動きが発生してしまいます。
なので腰を回そうとするのではなく、脇腹の動きと肩甲骨の動きで上体を回転させていきましょう。
下半身の動きはダウンスイングで上半身の回転スピードを上げていくために使います。
そのためにバックスイングでは上体の捻りを作るために力を貯める役割を担っています。
この辺りはダウンスイングのところでお伝えしていきますね。
少し話が飛んでしまいましたが、トップの位置までクラブを運んでいくための肩甲骨の使い方を覚える練習方法をお伝えしていきます。
まずは右手一本でクラブを持って振り上げていくとクラブの勢いで右の肩甲骨が背骨側に寄せられる感覚を掴むことができます。
この位置で軽く右肘をたたみ、左手を持っていきましょう。
この時に左肩が顎の下の方を通ってくることができると、左の肩甲骨が背骨から離れて動いてくる感覚を掴むことができます。
この形を作ることができると左の脇腹や腹筋にひねりを感じると思います。
これこそがバックスイングで力が溜まっている感覚です。
バックスイングでしっかりと力を貯めることができてきたら、 クラブを下ろしてくる切り返しの動きに入ってきます。
STEP5 切り返し
ここからいよいよダウンスイングに入ってくるのですか、バックスイングからダウンスイングに切り替わる切り返しの動きが最もゴルフスイングの中で難しい動きです。
ボディターンでスイングをするためには、手の位置や胸の向きをキープしたまま脇腹を戻し始めます。
この一瞬胴体の動きと肩周りの動きが別々に動くことを分離動作と言います。
分離動作を行うことで最大限に体の捻りが大きくなり、体の回転スピードアップにもつながりますし自然とインサイドからクラブが降りてくるようになっていきます。
腕や肩に力が入ってしまってると、胴体の動きと肩の動きが別々に動くことができずアウトサイドからクラブが降りてきてしまったり、左肩が浮いてしまって上半身全体が起き上がってしまいます。
肩の力と腕の力を抜いて、一瞬脇腹の動きが先に動いていくようにしていきましょう。
練習方法としては右手1本でクラブを振る練習がこれもおすすめです。
右手1本で持ってバックスイング
手の位置や肩の位置を変えずに脇腹を戻してくる。
まずは素振りで行って、慣れてきたらボールを打っていきましょう。
体の回転に対して腕の動きやクラブの動きはかなり遅れてくる感じが出れば正しい形になっています。
ほぼ100%のゴルファーがこの動きをできていないので、飛距離が出ないですしクラブ軌道も安定しないです。
正直言ってかなり難易度の高い部分ではありますが、これができると周りのゴルファーとの差はかなり開きます。
是非取り組んでみてください。
それでは最後に インパクトからフィニッシュまでの動きを確認していきましょう。
STEP6 インパクトからフィニッシュ
この切り返しの動きができればあとはもう必要なことは体の回転が止まらないようにすることだけです。
切り返しで動き始めた脇腹に肩の動き、腕の動き、クラブの動きがついてくる。
腕の余計な力みが抜けていれば、遅れて動いてきたクラブが体の回転に追いつきながらインパクトを迎えていきます。
これによって最大限にクラブスピードが速い状態でインパクトを迎えて勢いで最後まで振り抜くことができます。
ですが腕でクラブをボールに合わせに行ってしまう方は、切り返しでいい動きができても体の回転にブレーキをかけてしまう可能性があります。
ブレーキをかけずにインパクト、フォロースルー、フィニッシュを迎えるための練習としてインパクトドリルを行っていきましょう。
アドレスをしたらマットにヘッドを引っ掛けてインパクトの形を作っていきます。
ポイントは切り返し動作でも動かした脇腹を動かしてくることです。
手元の位置はできるだけ変えないようにしつつ脇腹を左に回転させていく。
正しい形で行うことができるとヘッドでマットを強く押している形になります。
最大限に脇腹を左に回転させたら、ヘッドをマットから離してフィニッシュまで動いていきます。
この時のインパクトの形やフィニッシュの形を覚えておいてください。
実際のスイングでも切り返しを行なって体が回転してきたら、このインパクトの形、フィニッシュの形になっているか確認しましょう。
正面から動画を撮っておいていただくと確認がしやすいです。
ボールが上がりすぎてしまったり、ダフリトップといったミスが多い方は体の回転で振ることで発生する。ハンドファーストの形になっていません
手で振り下ろしてしまうことで手よりもヘッドが先に行ってしまいインパクトが不安定な形になります。
インパクトの形を作る、このままバックスイングをして同じ位置に戻ってきているか確認する。
この練習方法も有効なので取り入れてみてください。
それでは最後にまとめです。
STEP1アドレス、STEP2動き出し、STEP3手首の動き、STEP4フルスイングのトップの位置、STEP5切り返し、STEP6インパクトからフィニッシュ まで順番に確認をしてきました。
いかがだったでしょうか。
今回の動画でお伝えさせていただいたことを順番に練習していただくと、必ずボディーターンでスイングができるようになります。
詳しい動きはこちらの動画をご覧ください▼
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