2025年、大阪・関西万博開催に向けた海上交通社会実験に参加。美味なお弁当で盛り上がった60分の船旅
この9月21日(土曜)と10月5日(土曜)の期間限定で、大阪シティクルーズ推進協議会では2025年大阪・関西万博に向けた、大阪ベイエリアの活性化の一環として、ユニバーサルシティポート~夢洲(万博会場)~堺旧港を結ぶ(往復)の海上交通社会実験を行っている。今回の社会実験にともない旅行会社では有料ツアープランも登場させている。船の中ではお弁当を食べることができたり、堺から出発する便では堺グルメが満喫できたり…。万博に向けた海上交通の社会実験に参加してみた。
関西万博の海上の足となるのか?いざ出航!
ユニバーサルクルーズでは万博期間中、夢洲(万博会場)への船のアクセスとして定期航路の運航を検討しているという。そのための実験的なクルーズが2024年9月21日(土曜)と10月5日(土曜)に実施された。
航路は1便目がユニバーサルシティーポートをスタートし、夢洲(万博会場)から堺旧港に到着するコース。2便目は逆に堺旧港を出て、夢洲(万博会場)ユニバーサルシティーポートに着くコースだ。
今回は約1時間のクルーズで、夢洲と堺旧港間は約30分。
その1便目はユニバーサルシティーポートに11:45集合に12:00出航して、万博会場がある夢洲周遊から堺旧港には13:00頃着を予定。
2便目は堺旧港集合が13:15集合で13:30出航して、夢洲周遊からユニバーサルシティーポートには14:30頃着予定。
9月21日の1便目に乗船した。その日は波高しで、一部、コースを変更しての出航となった。
距離はあるものの海に浮かぶ人工島で、万博会場となる大阪・夢洲(ゆめしま)に近づいたとたん、カメラを構える人が増えた。万博会場の大屋根(リング)が見えたからだ。四方を海に囲まれた夢洲ならではの景色を目にすることができた。
この大屋根(リング)は木造のユニットを円形でつないだもので1周約2km、高さが約20m、大阪・関西万博のシンボルとなる世界最大級の木造建築だという。
少し離れていたけれど、船からも大屋根が見え、来年に思いを馳せ、ワクワクした気持ちになった。
お弁当を食べながらの60分の船旅は楽しい!
今回の「ユニバーサルシティポート~堺旧港への海上交通社会実験」実施に際して、前もってお弁当を申し込むことができた。
加えて「旅プラスワン」では一般の人に向けての「夢洲周遊クルーズ特別航路社会実験ツアー」有料プランの実証も行っていた。
「夢洲周遊クルーズと銀鮭西京焼きと焼肉のメイン2種弁当付」プランは大人・子供同料金で4,980円(税込)。この他、2便を利用して堺の名所の見学や堺グルメを楽しむプランも出されていた。
乗船時に渡されたお弁当は「夢洲周遊クルーズと銀鮭西京焼きと焼肉のメイン2種弁当付」プランと同じお弁当だった。
じっくりと西京味噌に漬け込み丁寧に焼き上げた銀鮭の西京焼きに舌鼓。
そして、ボリューミーな焼肉にも大満足のお弁当だった。船の中で食べるお弁当はワクワク感も増す。
海上からの万博の大屋根や堺の景色を楽しみながら、食も進んだ。
来年、万博がスタートしたら、再度、乗船したいと思った!
万博の大屋根を見たり、お弁当を食べたりしている間に、60分の船旅は終点の堺旧港に到着した。
万博期間中、夢洲(万博会場)への船のアクセスとして定期航路の運航を検討するための海上交通社会実験に参加したが、正直、万博開催時にも船が出ていたら、私は乗船したいと思った。
万博をはじめ大阪や堺を海上から見る観光も楽しかったからだ。また、お弁当や堺グルメにし舌鼓をうてる楽しみも今回あった。
なお、2024年10月12日(土曜)、13日(日曜)にも一般も参加できる、2025年大阪・関西万博に向けた「特別航路の社会実験ツアー」が開催される予定だ。クルーズキャストが乗船して、ガイドやエンターテインメントをお届けするという。また、お好きなクルーズ体験や飲食が楽しめる「クルーズクーポン」や「バルチケット」が付いているコースもあるというのは、うれしい。
【2025年大阪・関西万博に向けた「特別航路の社会実験ツアー」】
・開催日 2024年10月12日(土曜)、10月13日(日曜)