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浦和レッズがコロナ陽性者でメンバーを欠くも柏に4得点の快勝

椛沢佑一浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

明治安田生命J1リーグ第29節。浦和レッズはホーム埼玉スタジアムに柏レイソルを迎い入れての一戦となった。鹿島戦前に続き、柏戦の前もコロナ陽性者がさらに5名出るなど、メンバー構成に影響を与える事態となった。

試合は、7分MF大久保智明のスルーパスで、裏に抜け出したMF松尾佑介が決め切って、浦和レッズが先制した。さらに23分、MF伊藤敦樹のスルーパスに、FWアレックス・シャルクが裏に抜け出してGKと1対1に、GK佐々木が一度は弾くも、さらにシャルクがこぼれ球を押し込んで、浦和レッズが追加点で2-0とした。前半はこのまま終了して、浦和レッズが2点リードをして折り返した。

後半に入り、56分。コーナーキックをDF明本考浩がすらした所をファーサイドで、DF知念哲矢が押し込んで浦和レッズが3-0とした。さらに82分、関根貴大がゴールに入れたボールが柏DF北爪健吾の手に当たりハンドの判定。このPKをDFアレクサンダー・ショルツが決めて4-0とてゲームを決定づけた。88分に、柏FW武藤雄樹のシュートをGK鈴木彩艶が弾くもFW細谷真大が押し込んで1点を返して4-1に。試合はこのまま終了して、浦和レッズが4-1で勝利した。

試合後、浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は「今日の試合は入りがすごく良かったと思います。特に最初の30分までにしっかりと自分たちが相手の出方を見ながら、そして二つのシチュエーションでしっかりとゴールを獲ることが出来た」と、完勝の内容を喜んだ。

またコロナ陽性者が出たことにより主力メンバーを欠く中での試合でもクオリティーが落ちなかったことについて「誰が出てもパフォーマンスを維持して、戦うことが出来る。これは非常に嬉しいこと。選手達がやるべきことが整理されていて、それを理解していて、それを遂行する。ハードワークする。そういった所がパフォーマンスを維持できている理由だ」と、チームの総合力が上がっていることを説明した。

浦和フットボール通信編集長(さいたま市)

サッカーの街と人を応援するFANZINE「浦和フットボール通信」編集長。フリーマガジンを年5回発行。ウェブサイト「浦和フットボール通信」「浦レポ」「埼玉サッカー通信」で、浦和レッズの情報から、埼玉のサッカー情報、サッカーの街の情報を発信しています。また「浦和フットボール映画祭」など、サッカーイベントなどもプロデュースしています。

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