ボールペンと同じ長さ!ツイスト型の「落葉かりんとう」は香ばしくて優しい甘さの白蜜が食べやすい
行くぜ、東北。というJR東日本のキャッチフレーズもかなり浸透してきている今日この頃。これからは紅葉狩りや雪景色を求めての旅行を視野に入れたツアーがどんどん発売されますね。
東北といえば、それぞれの件に特産品や銘菓と呼ばれる定番の和洋菓子がありますが、特に北東北における「かりんとう文化」は非常に独特で飽きることがありません。というのも、コンビニで販売されているような黒蜜がけの棒状のかりんとうや、都内でも作られている一口サイズの上品なかりんとうとは一線を画すようなものが沢山!
円形、渦巻き模様、手の平より大きなもの、透けるように薄いもの、縄状のもの…と、候補を上げている間にも口内が揚げ菓子を求め始めました。
秋田県仙北市角館町。秋田新幹線の停車駅でもある角館駅のおかげで、観光にも便利な町には、長年一風変わったかりんとうを作っていらっしゃるお店があるのです。
今回は創業昭和37年「ゆかり堂製菓」さんの「落葉かりんとう」をご紹介。
落葉、ひいては落ち葉ということになるのですが、白蜜を浴びた色味はそうだとしても落ち葉というにはやや繋がりにくい形状。
実は、パッケージにそのヒントが隠されていたのでした。落ち葉は落ち葉でも、はらりはらりと捻ったり回転を伴いながら自由に舞い散る様子を表現したものだそう。説明をお伺いして納得です。
ボールペンと同じ程度の長さのかりんとうはボリューム満点!食感は幾分しっとりしているような、ざくざくとした食感はあるのですがばりんと割れて崩れるような固さはありません。初めましての方は、湿気ってる?という印象を受けるかもしれません。ただ、この仄かに柔らかな触感が落葉かりんとうの個性でもあるのです。手綱こんにゃくのようにねじれている部分は奥歯の力を借りていただいたほうがベター。
決して油臭いわけではなく、白蜜のあっさりとした甘味の中に揚げ菓子特有のまろやかな旨味と素朴な香ばしさで口の中を満たしていけば、乾パンのようなシンプルな揚げパンのようなテイストと相まって朝ごはんとしても相応しい優しさに安らぎを覚えます。
かりんとうは昔から食べられているいわば駄菓子の一種ですが、これならばお菓子をご飯にしちゃうという罪悪感も無く、一日の始まりにできそうですね。あえて夜中にドラマや映画のお供としていただいて、ちょっぴり甘い罪悪感を得るのもいいですね。
こちらはお取り寄せや秋田駅、秋田空港などで購入できます。
最後までご覧いただきありがとうございました。
<秋田駅ビル トピコ&アルス>
公式サイト(外部リンク)
秋田県秋田市中通7-1-2
018-834-1911
7時~20時