イギリス軍、自動化されたグライダー式ドローンを開発中:戦場の兵士に武器や食糧を運ぶため
イギリス軍では現在、自動化されたグライダー式のドローンの開発と試験を行っている。グライダー式ドローンで、遠隔地にいる兵士に武器や食糧など物資を運ぶことが目的だ。グライダー式ドローンは「Stork」と呼ばれており、イギリス企業のAnimal Dynamicsが開発。
将来的には戦場で負傷した兵士の運搬にも活用
パラグライダーのようなスタイルで、自動化されGPSを活用して目的地まで飛行し物資を届けられるようにする。イギリス軍の科学技術研究所が掲げている「自動で行ける(人間に頼らないで行ける)最後の1マイル」を達成し、将来のイギリス軍のオペレーションの効率化を目的としている。具体的な運用開始時期は明らかにされていない。
自動化されたパラグライダー式ドローン「Stork」には2種類あり、30キログラムまでの物資を搭載できるドローンと、100キログラムまでの物資を搭載できるドローンがある。100キログラムまで搭載できるドローンでは、将来的には物資だけでなく、戦場で負傷した兵士の運搬にも活用することを想定している。