【長岡市】参列者も体験できる「火渡り」に初挑戦。渡る一歩に一歩に願いを込めて【毎年10月28日開催】
「ねぇ、火渡りに行ってみない?」いつも面白いことを教えてくれる友人から、またまた面白い誘いを受けて、向かったのは長岡市川口エリア。
川口牛ケ島地区の牛ケ島農村公園が特設会場となっていました。
訪れたのは毎年10月28日の13:00から開催される万覚院の「柴燈護摩供・火渡り修行」。今年は2024年10月28日(月)に開催されました。
当日はあいにくの大雨。薪も濡れているのか、火を点けるのに苦戦している様子も見られました。
儀式開始。ほら貝の音とともに修験者の方々が入壇します。
法弓、法剣、法斧で結界内の邪悪なものを一掃します。飛んできた矢にもご利益があるようで、落下時点でキャッチするよう待ち構えている方も見られました。その光景は、まるでブーケトス!
いよいよ中央にある護摩壇に点火されます。
あっという間に勢いを増す炎。
すると、厚く空を覆った雲の隙間から太陽の光が…!
このタイミングで徐々に空が晴れていく…! 神社ガチ勢の友人は「そうそう、こういうイベントでは良くあることなんだよ~」と慣れた様子。初めて感じる神秘的な力に慄く私。
熱湯釜入りの行が開始。熱湯に入る前に葉で全方面から全身に熱湯を叩きつけます。すごい勢いで飛んでくる水しぶきは観客にも飛んできます。釜の近距離にいた私も、もちろんびしょ濡れに!
熱々の大釜に住職が入る熱湯釜入りの行は迫力抜群。会場にいた大勢のカメラを構えていた方々が、一斉にシャッターをきります。
そのあとは燃やした護摩木の残り火の上を修験者の方が裸足で歩く「火渡り修行」が。
剣を掲げながら大きな声を上げて走り抜ける勢いは、見逃せません!
火渡りが終わると地元の方々をはじめ、会場に集まった皆さんが行列になり始めました。なんだなんだ…?
こちらでは一般の希望者も火渡りを体験できるのです。みなさん渡る前に肩を叩かれ、願いを込めて渡ります。
と言っても一般の人が渡るのは、ここまで火が収まってから。希望すれば誰でも参加できます。私もしっかり願いを込めて渡ってきました。
事前に友人から「他の人の洋服を抱いて渡るとその人も渡ったことになって、その人の願いも叶うんだって」と聞いていたので、しっかりと家族の服を抱いて渡りました。裸足で渡るので、渡った後に足を拭くタオル持参がおすすめですよ。
参列中に小千谷の「雑古紙再生トイレットペーパー」がお土産に配られました。
他にもご利益があるという会場の装飾もお土産に。「玄関に飾ると良いよ」と教えてもらいました。何でも知っている友人に感謝!
曜日を問わず毎年10月28日の13:00から開催されているこのイベント。来年はみなさんも生の迫力で感じてみませんか?
柴燈護摩供・火渡り修行
開催日時:毎年10月28日 13:00~
会場:牛ヶ島農村公園(新潟県長岡市川口牛ケ島)
万覚院
新潟県長岡市川口牛ヶ島1052
TEL:0258-89-3980